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テーマ:ニュース(100223)
カテゴリ:ひとりごと
近ごろ、血液型による性格判断を扱うテレビ番組が増えていてるが、
血液型で性格を決めつける内容が目立ち、視聴者から、子供がいじめを受けたとか、一方的に性格を決めつけられるのは不愉快とか、苦情が相次いでいるらしい。 「決定!これが日本のベスト100」(テレビ朝日系)、発掘!あるある大事典2」(フジテレビ系)など。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041127-00000054-mai-soci 僕は、父親が血液型性格診断が好きだったせいか、結構、血液型と性格を結び付けるのが好きな方である。 父も僕も血液型がO型なのであるが、血液型性格診断では総合するとO型は評価が高いようで、そのせいかO型の人は自分の血液型を気に入っており、血液型性格診断も好きな人が多いんじゃないかと思う。 だけど、これは、あくまで個人の趣味の世界。 こんなことを社会で堂々と主張して良いのか? これには注意しているし、問題意識を持っている。 実際に、血液型で性格が決まるかどうか?というと、統計学上の違いは僅かであり、科学的には何も実証されていないというのが現状のよう。 これが真実かどうかは僕にはわからないが、いずれにしても人の性格は後天的に形成される面が強いので、先入観で簡単に判断することは避けなければならないと思う。 しかし、わかっていると思いながらも、”血液型性格診断”が好きな人は、人をそのようなイメージで捕らえがちなので注意が必要だ。(自分も注意しなければ) 他人だけでなく、自分は?型だからなんて、自己暗示をかけてしまうのも恐ろしい。 考えてみると、こういう不確実な仮説を前提に物事を判断する世界は怖い。 血液型で大臣を決めますとか、採用、配属を決めますなんてことを総理大臣や社長が、選挙民や株主、従業員に堂々と言ったら、どうだろう? ある大手企業は、血液型で判断してプロジェクトチームを編成したらしいが、こんなことするなら採用時、ちゃんと人事の方針を説明してくれ!という社員も多いんじゃないだろうか? 民主主義、資本主義の世の中であれば、いくら意思決定の実権を握っている人でも、関係者に対して、何故そうするのか?そうしたのか?説明する責任がある。 そんなとき、不確実な仮説を前提にされると困るよね? テレビなんて今や世論を動かす凄まじいパワーなんだから、当然、説明責任があるはず。 面白おかしくやっているなら、冗談であることを明確に出さなければいけないし、テレビ局の主張なら、もっと真面目に根拠を説明すべきだろう。 なんだか対応が中途半端、無責任。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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