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カテゴリ:ビジネス成功法
資本主義社会は、弱肉強食。
勝つ人もいれば、負ける人もいる。 豊かな人もいれば、貧しい人もいる。 しかし、決してゼロサムゲームではない。 貧富の差はあれ、世界全体では豊かになっているに違いない。 だから大半の国は社会主義を捨てて資本主義を選んでいる。 人間が進歩のために努力する仕組みとして資本主義が最も優れていることは間違いないだろう。 問題なのは、資本主義社会で勝った人が、いつまでも自分の欲求を富に向けているため、社会全体での富の分配があまりにも偏っている点であろう。 先日、テレビで、宝くじが当たって300億円を手にしたアメリカ人男性とその家族の悲劇について報道していた。 その男は大金を手にしてから盗難が多発し、不可解な殺人事件が起り、本人も居酒屋で暴動を起こして立ち入り禁止になり、家族との関係も悪化し、一家は崩壊の危機にさらされているようだ。 宝くじで大金を手にした人は、その後、不幸な人生を送ることが多いと聞くが、これは典型的な例だろう。 宝くじに限らず、大金をを手にした人は、人間関係を悪化させる人が多いという。 それは本人だけの問題ではない。 金に群がったり、嫉妬したり、まわりの人達にも問題がある。 「人間は必要以上の金を手にしても、それだけでは幸せになれない」 これは事実だろう。 人間は社会的な動物だから少数の人だけが、良い思いをして大多数の人が不幸な世の中は望まないだろう。 お金持ちの人であっても、他人が貧しいことは決して望まないはずで、みんなそこそこ豊かであってほしいと願っていると思う。 では、どのように文明の進歩と富の分配をうまく両立させていけば良いのだろうか? 資本主義以外に、進歩を生み出す優れたシステムが考え出されない以上、資本主義の枠組みでどうすべきか?考ていかなければならないだろう。 僕は、社会全体の長期的な利益のためには、成功し富を得た人を筆頭に、人の価値観も変わっていかなければならないのでは?と考ている。 マズローの欲求段階説によると、 人間の欲求の段階は,生理的欲求,安全の欲求,親和の欲求,自我の欲求,自己実現の欲求の5つの段階がある。 生理的欲求と安全の欲求は,人間が生きる上での衣食住等の根源的な欲求。 親和の欲求とは,他人と関りたい,他者と同じようにしたいなどの集団帰属の欲求。 自我の欲求とは,自分が集団から価値ある存在と認められ,尊敬されることを求める認知欲求。 自己実現の欲求とは,自分の能力,可能性を発揮し,創造的活動や自己の成長を図りたいと思う欲求。 実際に殆どの人は、自己実現の欲求の前に、生理的欲求・安全の欲求・親和の欲求・自我の欲求を満たそうとするはずだ。 特に金銭的に成功した人は、自我の欲求が強いと思う。 僕は、金銭的な富に代わって、自我の欲求に応える仕組みがあれば、良い方向へ向かっていくのではないか?と思うのである。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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