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カテゴリ:ビジネス成功法
組織または組織間でシナジー効果を生む条件とは、
(1)ミッション・ビジョンの共有、社員の呼応 (2)ミッション・ビジョンと整合する評価制度 (3)組織の分権化(特に創造性が求められる分野) (4)リーダーはコミュニケーションのプロになること (5)権威主義の排除 (6)自由に議論できる企業文化 (7)多様性の尊重 (8)社員の欲求レベルに応じた適切な配置・役割分担 僕は先日の日記で、こう書いた。 当たり前のことを書いているようだけど、実現することは、なかなか難しい。 僕の経験では、これらの条件の中でも、特に(8)の条件を成り立たせることが難しいのではないかと思う。 というのは、そもそも、こういった視点が会社や管理者に欠けている場合が多いと思うからである。 部下は、我が社の社員としての自覚が足りない。 モチベーションの低い社員は本人に問題がある。 説得すれば意識はきっと変わるはず。 こう考えている管理職が多いのではないか? 僕も恥ずかしい話だが、マネージャーに成り立ての頃は、熱くなる方で、正しいことはひとつ。正しくないと思った事は、直ぐに駄目だ!と部下に言っていたような気がする。 しかし、問題の社員に説教をしても、上手くいく場合といかない場合がある。 これは信頼関係が成り立つ場合でも同じ。 人間は求める欲求レベルがそれぞれ異なるからだ。 会社のミッションやビジョンには興味が無く、安定した仕事と収入だけを求める人もいれば、自分自身のスキルアップだけを考えている人もいる。 創造的な仕事より、定型的な仕事の方が安心するので好きという人も多いと思う。 こういう欲求レベルを自己実現のレベルまで持っていき、更に、会社のミッション・ビジョンに自分の価値観を合わせろ!と言っても無理。 また、そういう人材ばかりを採用することも無理だろう。 本当にシナジーを成功させるには、こういう現実を直視して対策を考えなければならない。 これは、 僕だけでなく、多くの企業や、企業の管理職にとって重要な課題ではないかと思う。 つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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