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2005.01.18
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カテゴリ:ひとりごと
前回の日記で神戸製鋼の復活劇について書いた。
社員全員がどん底から必死にはい上がろうと一心不乱に頑張る姿は感動するし、それをささえる強い意志は心から尊敬する。
また、スキルより意志が大切、共通の意志を持った組織がいかに強いかということを学んだ。(この”意志”を”使命”に置き換えれば、これまで僕が書いてきたことに通ずることがわかると思う。)

僕は、こういった精神は日本人のDNAであり、もし、日本が落ちぶれていっても、数十年の周期ではきっと復活するのではないか?と希望が沸いてきた。

しかし、この成功例を僕のブログのテーマの結論にするつもりはない。
神戸製鋼の場合、会社自体が窮地に追い込まれていたので仕方がないが、「背水の陣」は、あくまで最後の手段。
できれば試練は味わいたくない。
孫子的に言えば、戦いはしないに越したことは無い。
つまり、問題は未然に防ぐことを、まず考えるべきだ。


ところで、今年も思いつきで日記をだらだら書いてきたため、このブログで何が言いたいのかわかりにくくなってきているように思う。

なので、今日は、僕自身の考え方や何を目指しているか、整理したいと思う。

まず、僕の価値観について整理したい。

(1)自分や家族が幸せになること
   自分の志と家族とのコミットメントを大切にする

(2)友人やお世話になっている人が幸せになること
   何が良いかは人によって違うだろうが、
   親しい人が、それぞれ幸せと感じること
   
(3)日本が良い社会になること
   何が良いかは人によって違うだろうが、
   できる限り多くの日本人が幸せと感じること

(4)持続可能で平和で差別のない世界になること
   戦争・テロが無くなること
   持続できる地球環境
   人権の尊重、すべての人が飢えから解放される
   何が良いかは人によって違うだろうが、
   世界中の人々が、それぞれ幸せと感じること


これを実現するには?
(完璧なんてありえないので、できるだけ近づけるという意味)

(1)~(4)は、相互依存・相互補完の関係にあり、うまくGIVE&TAKEすることによりシナジー(1+1=2+α)が生まれ、発展する。

GIVE&TAKEは金銭だけでなく心理的な面も含まれる。

GIVE&TAKEのマッチング機会を増やし、効率を高めること、
そして、+αをできる限り大きくすることでシナジーの総量は最大化し、共存共栄社会が実現する。


では具体的にどうすれば良いか?
これがブログの広義のテーマである。

いまのところ、僕の仮説は以下のとおり。

まず、生存の欲求など低段階の欲求を満たすことが人の幸せの第一歩。
やはり物質的に豊かであることは重要。

そのためには社会主義は駄目で、いまのところ資本主義が唯一の答え。

経済は社会を良くするためのシステムでなければならない。

企業間の競争により文明は発展し、豊かな社会が実現する。

どうすれば企業は強くなるのか?
個人より組織的知識創造を重視した方が良い。
従え!ではなく、主体性重視のマネージメントが有効。(心理学的アプローチが必要)
これを実践した企業は強くなり、そういう企業が増えれば文明は発展する。

競争のルールはフェアであることとバランスが大切。
規制か放任かは、社会の在り方を考慮した上で判断する必要がある。
放っておけば最適化されると考える学者もいるが、最適化するまで待っているのか?
人間はモルモットではない。

少数の勝ち組と大多数の負け組で構成される社会は暗い社会。

本人が幸せと感じるレベルをはるかに超える富は必要なのか?

取り返しがつかない程、ズタズタになる敗北を味わう人を増やして良いのか?
敗者復活戦が約束される仕組みが必要

少数の勝ち組と大多数の負け組で構成される社会は、結局誰も幸せになれないのではないか?

僕は学生の頃、モノポリーというゲームにはまっていたのだが、毎週、友人とやっていたら、うんざりしてきたので止めてしまった。
何時間もかけて資産を獲得したり、売買したり、損したりして、結局、ひとりだけが富みのすべてを手にするゲームだ。
勝った瞬間うれしいが、負けた他の参加者が疲れてぐったりしている表情を見ていると何だか暗くなり時間の無駄のような気がしてきたからだ。
まあ、ゲームと割り切って楽しめば問題ないのだが...

まだ、言い足りないこともあるが、とりあえず、こういった仮説が正しいのか?僕なりに調べたり、この仮説をさらに発展させていき、真実味のあるものにしていきたいと考えている。

まぁ答えが、でるかどうかわからないけど、仕事には直結しない趣味のようなものなので、気楽にやっていこうと思う。





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最終更新日  2005.01.18 22:05:04
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