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テーマ:たわごと(26900)
カテゴリ:ひとりごと
前回の日記の中で、
・GIVE&TAKEのマッチングによりシナジーが生まれ、共存共栄社会が実現する。 ・GIVE&TAKEは金銭だけでなく心理的な面も含まれる。 というお話をした。 抽象的でわかりにくく感じるかもしれないが、別に難しいことではなく、ごく当たり前のことを言っているだけ。 例えば、 お金持ちがボランティアに寄付し、世間は、その行為を称賛する。 お金持ちは名誉欲を満たし、ボランティア活動が活発化し、恵まれない人達が救われる。 人々が環境問題に興味を持ち、企業は環境に配慮した商品を開発し、企業は利益を出し、環境は改善され、未来を生きる子供たちが救われる。 それぞれGIVE&TAKEのマッチングによりシナジーが生まれ、皆が幸せになる。(WIN-WIN) そういうこと。 別に自分が犠牲にならなくても良いことは沢山できる。 ではボランティアの人はどうなのか? GIVE&TAKEは、何も金銭が絡んだものだけではない。 人には自己実現の欲求や名誉に対する欲求がある。 お金は、これらの欲求を満たす手段のひとつに過ぎない。 例えば、イラクで人質となった高遠菜穂子さん。 ストリート・チルドレンの自立支援を行っている。 僕は、とても良いことをしていると思う。 彼女がイラクの子供たちの悲惨な状況を見て、いてもたってもいられないという気持ち、何とかしたいという欲求。 子供達は生存の欲求を満たしたい。 そして、それを見てボランティアに共感し、ボランティア活動を支援する人。 彼女や子供達の欲求を満たし、更にその和が広がる。 これもGIVE&TAKE → シナジーだ。 しかし、彼女に対する世間の評価はニ分しているようだ。 彼女を女神のように崇拝する人もいれば、 一方、何故少年ばかりを支援するだとか、何かの依存症だとか批判する人もいる。 僕はどちらでもないと思う。 以前、テレビ東京でザ・ヒューマンDという番組に彼女が出演していたけど、とても正直で優しい女性だと感じた。 人質の後遺症で苦しんでいるところを見ると、悟りを開いている訳でもなく、やはり、弱い面も持つ、ひとりの人間だ。 人間は所詮、人間。できることに限りがある。 イラクの支援をしている間に、アフリカの難民が死んでいく。 新潟中越地震やスマトラ沖地震だって支援が必要だけど人間ひとりで解決できることではない。 彼女が、イラクの子供たちを救いたいと思った、その主観は大切にすべきことだし、素晴らしいことだと思う。 万が一、それが、少年に偏っていたとしても同じ。人間は神様ではない。 それによって多くの子供が救われているではないか。 課題は、こういったGIVE&TAKEのマッチングを増やし、シナジーを増やしていくこと。 そうすれば良い社会になる。 インターネットも弊害ばかり言われているが、こういうGIVE&TAKEのマッチングに有効な手段だし、もっと有効活用する方向で考えていけば良いと思う。 問題なのは、何でもかんでもネガティブに考え、価値のない批判に時間を費やしている人。 少年ばかり何故救うと批判するのであれば、自分が少女を救えば良いではないか? この負の欲求を他人に被害を及ぼさないように解消することも、 GIVE&TAKEのマッチングで可能かもしれない。 探ってみようか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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