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テーマ:ニュース(100257)
カテゴリ:ビジネス成功法
今、アップルコンピュータが活気付いている。
iPodが売れに売れ、そして今度はMac Miniが注目されている 【送料無料!】Mac mini 1.25GHz [M9686J/A] 【送料無料!】Mac mini 1.42GHz [M9687J/A] Mac Miniは、幅・奥行がCDのケースと、さほど変わらないミニサイズのPC。 その小さなサイズに、 以下のスペック。 http://www.apple.com/jp/macmini/ 僕は、CDを借りてきてPCに音楽をため込んで聞いたり、オリジナルCDを作って楽しんでいるのだが、ひとつのPCで仕事をしながら、これをやるとちょっとパフォーマンスがしんどくなる。 このMacMiniを知ったとき、ミュージック専用サーバーとして使ってみたいと思った。 さて、このMac Mini アップル復活の救世主になるのだろうか? ちょっと前までは、Macは使い易くて、おしゃれだけど、仕事ではWindowsを使っているし、まわりにMacを使っている人は少ないし、アップル社の将来も不安なので、一台を選ぶなら、どうしてもWindowsになってしまうと言う人が多かったのではないか? しかし、いつの間にか日本では、PCは一家に一台が当たり前になっていて、PCの価格も下がっているので、家族ひとりに一台を通り越して、ひとりのユーザーが、用途別に一台を所有する時代に近づきつつあるように思う。 実際、僕も会社に1台、自宅に3台のPC、上着のポケットにはZaurusが有り、これらを使い分けている。 このようにPCの使い方が変わってくると、新たなビジネスチャンスが生まれる。 これまで、PCメーカーは、ひとりのユーザーを独占するか、されるかしかなかったが、今後は、ひとりのユーザーの多様なニーズに合わせて”分かち合う”というパターンが生まれる。 孫子的に言えば、分断戦略が可能な状況になったということ。 これはアップル社にとって復活のチャンスだ! さて、実は、僕は10年ほど前まではMac派であった。 90年代前半は、アップル社にとって輝かしい時代だった。 マイクロソフト社は、Windows3.1という、明らかにMacより劣るOSしか提供していなかった。 デザイン・アート系以外のビジネスの世界でも、Macを使っている会社は多かったので、自宅のPCをどちらにするかは、あくまで個人の趣味という時代だった。 その頃、大勢のMac信者がいた。 Macは、長いものにまかれない、自由や創造性の象徴のようなイメージがあり、Windowsが動くIBM互換機より値段は高いのに無理して買って自慢する人が大勢いた。 実は僕もそのひとり。 会社の同僚のMac信者にMac教を説かれ、僕もMac信者になった。 Macの、美しいデザイン、オブジェクト指向的なユーザーインターフェースに惚れ、かみさんにMacの素晴らしさを説得して、ボーナスをつぎ込んで念願のMacを買った。 しかし、その後、Macに近いユーザーインターフェースを備えたWindows95が爆発的にヒットして、仕事ではEXCELやWordが標準のツールとなり、オフィスからMacは消えていった。 僕も、PCは値段が高いし、大きなPCを家に何台も置くと、かみさんに怒られるので、アップルを裏切り、DELLのWindows PCに置き換えてしまった。 なので、何だかアップル社には、今でも、うしろめたい気持ちがある。 こういう気持ちにさせるのもアップル社のブランド力かもしれない。 その後、Netscape、JAVA、Linuxが出現し、インターネットが普及し、PCの環境も、どんどん変わっていくのだが、、ビル・ゲイツの戦略は鋭く、相変わらずマイクロソフト帝国は健在である。 その間、アップル社は、創始者のスティーブ・ジョブスが解任、ペプシコーラのスカリー氏がCEOになり、ニュートンというPDAを開発したが不発に終わり、低迷を続けることになる。 そして、アップル社を追い出され、ネクストというコンピュータの開発で失敗したスティーブ・ジョブスがアップル社に復活。 この人は、経営者としてどうかわからないが、商品開発の天才なのか、モニタと一体型のMacをヒットさせ、今度は、iPodという、まったく新しい分野のマーケットを切り開き、アップル社の業績は回復した。 PCの業界の中で、このスティーブ・ジョブスとビル・ゲイツは、2大カリスマと言えるだろう。 ふたりはとても対照的なキャラクター。 スティーブ・ジョブスは、商品のコンセプト作りの天才、気さくで子供のような性格。熱狂的な信者が多い。 (僕は、以前、スティーブ・ジョブスの基調講演を見に行ったのだが、ある観客が「あんたは偉い!」と叫んだところ、「Very Good!」とか、何とか言って上機嫌だった。) 一方、ビル・ゲイツは、優れた商品作りよりも、ビジネスの勝者になることを目指す戦略家。ちょっと無愛想。 このふたり、三国志に例えると、スティーブ・ジョブスがコンセプトの人「蜀の劉備」、ビル・ゲイツが"大戦略家、独裁者「魏の曹操」と言ったところか? Mac Miniにより、天下三分の計にさらされ、ビル・ゲイツは苦戦を強いられるのか? 諸葛孔明が誰だかわからないが、今後のPC業界が楽しみである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.02.07 20:53:31
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