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テーマ:たわごと(26900)
カテゴリ:ビジネス成功法
「ライブドア vs フジテレビ」問題について、
僕は、どちらかというと「ライブドア派」である。 この理由は、 (1)資本主義のルール(現行法)上、ライブドアはセーフだけど、フジテレビジョンはアウトだということ (2)既得権を牛耳るメディア業界の首領達の傲慢な態度と偽善 (3)メデイア業界全体の改革が、顧客(視聴者、読者)にとってメリットがあること である。 僕は前からテレビ業界について不満があった。 たまに病気で会社を休んで寝ながらテレビをずっと見ているときがあるが、チャンネルを切り替えるとワイドショー、ニュースの内容が他局と調整しているのではないかと疑うほど、同じタイミングに同じテーマを取り上げることが多い。 この横並び加減は、護送船団時代の銀行以上ではないかと思う。 健康ブームの中、血液型ダイエットをいろいろな局が取り上げていたが、そのまま素直に受け入れると健康を害するのではないかと疑うような内容があったし、血液型による性格診断に関しては、差別的な内容があった。 占いや超能力についても同じ。 社会や政治の問題については国民を雰囲気で都合よく誘導するような意図が感じられる。 この手の問題は、今まで数え切れないほど批判され続けているだろうが、規制で守られた業界だから、倒産するリスクもなく、アナウンサーが「反省します」と言えば済んでしまう。 何の危機感も存在しない。 貧乏父さんの企業別年収ランキングによると ランキング1位は、フジテレビで、平均年齢39.8才で年収1,529万円。 その他、 3位 朝日放送 1,485万円 4位 日本テレビ 1,481万円 5位 TBS 1,429万円 9位 テレビ朝日 1,357万円 19位 ニッポン放送 1,164万円 である。 これはメディア業界だけのランキングではない。 全業種のランキングである。 業界全体が横並びで、こんなに良い待遇であれば、フジテレビの従業員も、わが身を守るため、ライブドアの買収劇に反対するだろうし、他局の従業員も内心は同じだろう。 銀行業界は、金融ビッグバンにより、競争にさらされ、合併、破綻により多くの従業員がリストラに遭った。 殆どの銀行員は、わが身のことを考え、金融ビッグバンに賛成しなかっただろう。 通信業界も同様。 しかし、国民はこれらの規制緩和に反対しただろうか? 顧客サービスのレベルアップには必要だと多くの人が考えたはずだ。 それなのに何故、メディアだけは、会社も従業員も、ぬるま湯につかっていても良いと考えるのだろうか? 僕は、ナベツネに始まり、NHK海老沢元会長、そしてフジテレビジョンの日枝会長の傲慢な態度を見ていると、メディア業界は、株主や顧客(視聴者)の利益ではなく、自分達(従業員も含め)の利益しか考えていないのではないか?と疑ってしまう。 確かにライブドアのやり方は、合法とは言え、社会の道徳上、問題があると思う。 しかし、フジテレビ側も、目には目をで、明らかに自分達を守るためだけの理由で、安定株主にリスクを背負わせる第三者割り当て増資を行おうとしている訳だから、どっちが汚いとは言えなくなってきている。(法的にはライブドアは○でフジテレビは×だと思う) だったら、ライブドアの経営戦略が、どうこうではなくて、この閉鎖的なメデイア業界に風穴を開けることだけでも意義があるのではないか? というのが僕の考えである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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