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テーマ:ニュース(100246)
カテゴリ:ひとりごと
もし、ある人が、メディア業界共通の問題を取り上げ、改革のために動き出そうとしたらメディアは、それをどのように扱うだろうか?
その問題は、あらゆるメディアから無視されるか、各社が結託して、問題提起した人を徹底的に潰そうするのではないか? フジテレビがライブドアの堀江氏が出演した番組の放送を中止し、出入り禁止したことや、夕刊フジの堀江バッシングを考えると、こういうこともありえるのではないかと心配になってきた。 今回のライブドアvsフジテレビ問題は、フジサンケイグループだけの問題なので、他のメディアがそのことを客観的に報道すれば良いが、もしメディア業界全体におよぶ問題になれば、各社とも抵抗し、結託して、その反逆者を抹殺することもありうる。 メディアも株式会社である以上、株主が支持すれば、それが可能だということである。(法律に詳しい人がいたらご意見をお願い致します!) 実際に、日本の株主は、おとなしいので、株主までいかなくても、こういうことを行うのは簡単だろう。 読売グループのナベツネなど、各グループの実質的な首領数名が集まって意見交換すれば簡単に決まる。 つまり、日本はメディア業界の数名の首領によって世論をコントロールすることが可能だということだ。 幸いにして今はインターネットがある。 しかし、将来、ネット業界も含めてメディアが再編されることになれば、どうなるだろうか? 批判的なブログは削除されるのか? そのときは政治が動かなければならないだろう。 メディアは非常に社会的影響力が大きいから、株主や一部の経営者の考えだけで動いてはならないだろう。 経営者を犬、株主を飼い主に例えると、 犬が公道でウンチをすれば、飼い主は、ちゃんと始末しなければならない。 これが企業の社会的責任というものである。 特にメディアは、公共性について、一般の企業よりずっと高いレベルを求められるはずである。 フジテレビの日枝会長は、今回のライブドアの買収問題について、公共性の問題を強調しているが、実際に、フジサンケイグループがやっていることはどうなのか? 矛盾はないのか? 堀江氏を以前と同様に扱うことが公共性というものではないか? 考えてもらいたい。 土曜日の朝、TBSの、みのもんたの報道番組(番組名何だっけ?)では、社会保険庁のお金の無駄遣いを徹底的にバッシングしていて、僕も興味深く見ているのであるが、そういうテレビ業界はどうなんだろうか? テレビ業界のように規制で守られていて、平均給与が上場企業の部長並というのは、いかがなものか? (フジテレビの平均年収は1500万円を超える。他のテレビ局も同水準) 社会保険庁のような悪いことをしていないのか? もし経営者も関わる組織ぐるみの問題があっても、その系列のメディアでは問題として扱わない。 せいぜい、里谷多絵の淫行など個人のバッシングで留まる。 本当に、これで良いの?と考えてしまう。 現状、メディアの社会的影響力は非常に大きいので、国民が、メディアの行動をしっかり監視できる仕組みが必要ではないかと思う。 メディアからの一方通行の世論誘導を無くすためにITを活用できないか? 例えば、ITを使って、番組放送中に、視聴者が、その番組の評価をリアルタイムに行い、結果をリアルタイムに見ることができたり、クレームも含めて、その番組の個々の評価コメントを検索できたりすると良いかもしれない。 まぁ、これはライブドアが参入しない限り、無理だろう。 競争のない業界で、自分たちの首を絞めるようなことはありえない。 それにしてもホリエモン。 強大な力を持つフジテレビジョンに挑戦しているのだから凄い。 性格はわからないが、その勇気だけは男として賞賛したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.03.04 20:48:03
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