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テーマ:たわごと(26897)
カテゴリ:ビジネス成功法
日経ビジネスによれば、やはり楽天が、ライブドアvs.フジテレビ問題においても水面下で動いているようだ。
楽天の三木谷氏は、随分前から、楽天の時価総額が1兆円レベルになればメディアとの提携・融合に動き出そうと考えていたらしい。 そういうことを知ってか、ライブドアがニッポン放送株を買い始める前に、村上ファンドの村上氏は、所有するニッポン放送株を楽天の三木谷氏に売却を持ちかけた。 三木谷氏は、フジテレビとの関係悪化を懸念して日枝会長に相談したところ、日枝会長から情報提供に関して感謝され、業務提携についても前向きに進める話をしたそうである。 その後、ライブドアがニッポン放送株を買い占めた直後に、楽天は「大丈夫か?」と確認したが、そのときもフジテレビ側は楽観視していたようである。 これ以上書くと日経ビジネスに怒られるので、知りたい人は、買って読んでください。 この記事が本当であれば、やはりネットポータルの王者達にとってネットとメディアの融合は当然の方向であり、特にテレビ放送は、非常に魅力的なビジネスとして写っていると言えるだろう。 おそらく、フジテレビに限らず、他のテレビ局は夫々、近い将来、ライブドア、楽天、ソフトバンクといったネット企業との提携を余儀無くすることになるのではないか? その中で脱落組は、更にM&Aにさらされる? こうして考えると、ネット企業間の競争は、互いに良い結果をもたらしていると言える。 プロ野球問題では、楽天が勝利したが、ライブドアの知名度は高まったし、業績にもそれが反映されているだろう。 今回も、どのような形で収まるかわからないが、いずれにしてもネット企業にとっては、未開の土地を開拓することで事業規模拡大が狙えるわけである。 この件も2番手、3番手が楽天、ソフトバンクとなれば、ネット企業が裏で結託して役割り分担 しているのではないか?と疑ってしまう。 まぁそういうことはないと思うが六本木ヒルズあたりで互いの間者が探り合った結果、そうなっているのかもしれない。 しかし、僕は、素人なのでよくわからないのだが、テレビを新しいネット対応双方向端末に変身させるには、ソニーや松下といったメーカーが絡まなければ話は進まないのではないかと思う? 結局、ソニーや松下といった大物は、経済界の批判を浴びるリスクを抱えてまで急ぐ必要はなく、ホリエモンのような無鉄砲な若者が、突破口になることを待って、しょうがないなとホワイトナイトになり、最後に果実を得ようとの魂胆ではないか? その前に、失敗と言われているBSデジタル放送関連の製品をもう少し売っておかないと。 戦わずして勝つ。強者は孫子的。 さて、BSデジタル放送が始まって随分経つが、以下の記事を読むと、やはり普及していないようである。 BSデジタル放送、「1000日で1000万世帯」の半分以下 僕も昨年からJ-COM(ケーブルテレビ)で、BSデジタルを見ているが、正直言って、双方向性のある番組といえば、バラエティや子供番組など限られており、内容もクイズの答えを求める程度で、この程度しかアイディアがないものかとガッカリしている。 今のところ唯一、デジタルのメリットは、ノイズがないので目に良いということだけだろうか? 一方通行のメディアとしてはテレビ、双方向性メディアとしてなインターネットが支持されているので、BSデジタルによる双方向番組は非常に中途半端な位置付けになっていると思う。 情報発信者が限定されており、日本だけの閉ざされた世界で展開されているので、意外性のある面白いコンテンツが生まれてこない。 やはり製作者側、経営者の努力不足は、明らかだろう。 この機会に、放送業界も、ネット企業、IT企業との再編により変わってもらいたい。 ところで、あるテレビのコメンテーターが、米国では、敵対的買収はうまくいっていないと言っていたが、本当だろうか? オラクルによるピープルソフトの買収は、敵対的買収だけど、オラクルは業績が向上している。 (以下の記事参照) PeopleSoft、対Oracle訴訟を拡大 ↓ Oracle増収、PeopleSoft買収経費除くと利益も増大 一方、AOLとタイムワーナーの合併を、ネット企業とメデイア企業の合併の失敗例として強調しているコメンテーターが複数いるが、こちらの方は、実は友好的な合併だった。 (以下の記事参照) 米AOLと米タイム・ワーナーが合併、インターネット戦略を強化 ちゃんと自分で調べず、コメンテーターの言うことを鵜呑みにすると怖い。 気をつけよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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