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2005.09.07
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テーマ:たわごと(26892)
カテゴリ:カテゴリ未分類
小泉自民党が圧勝しそうな勢いである。
僕のまわりの若い男性に聞いてみると、8割方、小泉自民党支持者だ。

どうも以前の日記で書いたように女性やシルバー層だけでなく若い男性も、小泉支持のようだ。

話を聞いてみると、金と利権を牛耳っている悪者(抵抗勢力)を敵に戦っている小泉さんをヒーローのように感じているようだ。
悪者をやっつけるには少々手荒いことをしてもOKらしい。

しかし、郵政民営化の中身の話をしてもわかっている人は殆どいない。
なんと金融機関出身者や金融系のコンサルタントに聞いてもいっしょ。

どうも国民にとって今回の選挙は、郵政民営化がどうこうではなく、”改革してくれる人”のイメージで決まりそう。

しかし、選挙というものは、ひとつの政策よりも、その政党が、どのような未来社会を目指しているのか?どのような総合的プランで、それを実現するのか?で決めるべきだと思う。

どのような未来社会を目指すか?
勿論、国民それぞれ思いは違う。

簡単に言うと、自民党は、米国型の小さな政府、勝ち組重視の社会を目指しているように思う。
強い者が得する社会にした方が、より経済発展し、国が栄えるという考え方だろう。

確かにそうかもしれない。
今後、少子化により、人口が減少していくが、今の日本の経済力を維持するには、高付加価値の産業を発展させるしかない。
そうなれば少数の天才、秀才を優遇した方が良い。

その一方、今のような中産階級は崩壊し、実際には、少数が得をし、多数が損をする社会になる。

しかし、経済全体が発展しても、そういう社会になっていいのか?考えてしまう。

本当は、どういう社会にしたいか?が大切であって、経済の発展はひとつの手段である。

米国は経済成長はすれど貧富の差はどんどん拡大している。
 <米国>貧富の差拡大 貧困層3700万人に
米国の台風被害の様子を見て、いかに米国は貧困層が多いか、いかに政治的に軽視されているか考えさせられてしまった。

民主主義であれば、国民ひとり一票だから、本来、全員が公平に富を分配する政策が支持されるはずだが、実際には、そうにはならない。
それは何故か?
 ・多くの人が自分は勝ち組になるという期待があるから
 ・強者の弱者に対する影響力(支配力)
だろう。

今の若い人達は、自分こそ勝ち組に残ると信じているのかもしれない。
それは夢があり、とても頼もしいことだ。
ニートは少数派に過ぎない。

しかし現実には敗者の方が多くなることも知っておく必要があると思う。

実際、小泉政治では、廃案になった「障害者自立支援法」のように、弱者への経済的な負担を強いるものがあり、今後、弱者へのケアが弱化していく傾向がある。
障害者自立支援法案:どう考える?
米国型社会を目指しているなら、当たり前かもしれないが..
しかし、慈善の精神が十分育っていない日本で、どのようになっていくかは不安である。

さて、選挙はどっちに入れようか?
悩むなぁ...





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最終更新日  2005.09.08 04:47:00
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