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カテゴリ:ビジネス成功法
今、ある企業の事業計画の有効性、投資対効果の妥当性の評価を行なっている。
グループ企業に、あるサービスを提供する事業会社を設立する計画。 最大の課題は、『目的の明確化・優先順位付け』 もともと事業の目的は明確だったのが、構想を策定する中で、試算した投資対効果が十分でないからか、いろいろな定性効果を目的として後付にしたため、目的が増え、一体その事業の最優先の目的が何なのか?曖昧になってしまっている。 調べてみると、その事業が直接、問題を解決しないものまで目的として挙がっている。 目的が拡大し、事業の価値が過大評価されてしまっているのである。 目的が拡大し曖昧になっているため、プロジェクト関係者間で事業の範囲や導入プランの考え方にズレが生じている。 手段がいつのまにか目的になり、手段ありきの議論がなされ、根本の問題を解決し目的を達成するため、何が最適な手段か?見失ってしまう。 こういうことは、よくある話。 さて、もうすぐ選挙だけど郵政民営化の話も同じ。 一体どれだけの人が郵政民営化の目的を理解しているのであろう? 自民は郵政民営化という手段は、あらゆる問題を解決する万能薬のようなことを言っているが、本当だろうか? 民主党は、郵便貯金の限度額を500万円に押さえ、事業を縮小すると言っている。 これも手段だ。 では、貯金を500万円に制限した場合、どのようなインパクトがあるのか? 手段だけ提示して目的も実現可能性も曖昧である。 今回の選挙は、自民党から抵抗勢力が切り離されたという意味では画期的であるが、争点が、これで良いのか本当に疑問である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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