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カテゴリ:ひとりごと
昨晩、フジテレビ「たけしの日本教育白書」を見た。
その中で、最も考えさせられたのが、「命の授業」というドキュメンタリー。 平成2年から4年にかけて、大阪北部の小学校の、あるクラスの子供達が、食用として豚(Pちゃん)の飼育を行なった。 飼育を通して愛情が芽生えたため、卒業するとき、本来は、食肉センターに持って行くはずだったのに、殺さず下級生に任せよう言う子供達が増え、意見は真っ二つに。 最後は担任の黒田先生に判断を委ね、悲しみの中、Pちゃんは食肉センターへ。 黒田先生は、子供達を自ら判断できるように育てようと考えていたようだ。 デジタルな情報が氾濫し、リアリティの無い生活を送る現代の子供達にとって、このようにリアルに命とは何かを問う体験は必要かもしれない。 また、人間は肉食だから、命は大切だと、きれい事を言っても、豚などの食用動物を犠牲にしなければ生きていけないということも実感すべきなのかもしれない。 それだけに人は謙虚になる必要があると思う。 しかし、まったく経験が無く、先が読めない子供達が、ペットのように豚を育ててしまうなんて大人の先生からすれば予測できるはずだ。 愛情が芽生えてしまったPちゃんを、どう処分するか? この問題を子供達に考えさせるとは、ちょっと残酷ではないかと考え込んでしまった。 養豚業者は、豚をペットのように愛しながら育てるのだろうか? 養豚業者だって、ペットと養豚は分けて考えていると思うが... 確かに、子供が自ら考える習慣をつけることは大切だけど、ゼロから子供達に考えさせる必要があるのだろうか? 大人から子供達に共有する価値観を伝承するということも大切だと思うが... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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