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カテゴリ:子育て・教育
近頃、毎日のように親子または大人と子供の間で悲惨な事件が報道されている。
5歳児2人を刺殺 幼稚園に車で送る途中 滋賀・長浜 <女児虐待>実母ら逮捕、馬用注射器を尻に刺す 北海道 4歳長男虐待で28歳母逮捕 発覚後1カ月男と逃亡 中3男子、母親をナイフで刺す…殺人未遂容疑で逮捕 朝、テレビを見ながら息子といっしょに食事をしていて、息子が、こういう報道をどう受け止めているか心配になってくる。 こうした犯行におよぶ人の心は一体どういう状態なんだろう?と考えてしまう。 エリック・バーンの交流分析によると、人は幼児の頃に親から受け取ったメッセージの影響を受け、5,6歳までに自分は、こういうタイプで、こういう風に生きていくというシナリオを描き、そして、そのシナリオを決定する。 これを「幼児決断」と言う。 そして大人になっても、無意識に、このシナリオに沿って行動する。 ■人生ドラマの自己分析 「お前なんて死んでしまえ!」「お前は馬鹿だ!」なんてことを親から繰り返し言われた子供は、「愛することを捨て、前向きに生きることを捨てよう」と幼児のうちに決断する。 そして大人になっても、自分を愛することができず、また、自分の子供も愛することができない。 子供の頃、虐待を受けていた場合は、それを自分の子供にもしてしまう。 幼児決断に従って、自ら無意識のうちに悲しい結末を演じてしまうのである。 近頃の事件も、こういう親子の因果関係が背後にあるのかもしれない。 中国では、いまだ子供や女性が売買されているという。 5歳児2人を刺殺した中国人の女性はどんな幼少時代を過ごしたのだろうか? 愛を捨て、物質的な豊かさに憧れて日本に来たのだろうか? しかし、物質的な豊かさだけでは、人は幸せになれない。 心の教育を見直す時代だと思う。 ■「三つ子の魂百まで」ともいいます。 ■「はじめての論語」 道学者さんの本(コメント参照) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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