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テーマ:ニュース(99920)
カテゴリ:ひとりごと
先日、昼の散歩に銀座を歩いていたら、数寄屋橋の不二家のシャッターが下りており、小さな張り紙の前に人が群がっていた。
そのときは、「どうしたことだろう?まぁいいっか」と通り過ぎたのだが、いつの間にか大変な事件に発展してしまったようだ。 不二家のHPによると、 ■埼玉工場 <1>消費期限または賞味期限を過ぎた原料の使用18件 <2>プリンとシュークリームの消費期限社内基準の超過 <3> シューロールの一般生菌数の基準超過 ■札幌工場 <1> 洋生菓子の一般生菌数の基準超過 ■九州工場、野木工場、泉佐野工場については現在調査中。 ■サブフランチャイズの2工場(山梨、山形)につきましても速やかに調査を行う予定。 う~ん、まだまだ問題が発覚しそうな様子。 うちのかみさんと息子が大好きなカントリーマァムは大丈夫なんだろうか! ペコちゃんは、どうなってしまうのか? さて、不二家HPによると、下記の再発防止策を実施するそうだ。 原料期限管理帳票のフォーマット・記入方法の変更及び二重チェックから三重チェックへの変更 最終確認者を製造課長から品質管理課長に変更 食品衛生マニュアルに基づく品質管理システムの総点検、整備を実施 システム運営教育、コンプライアンス教育 しかし、工場長ぐるみの不正が原因なのに、このような防止策は効果があるわけがない。 記者会見の藤井社長を見て、この会社の雰囲気が想像できる。 一族経営が続き、藤井社長は、バカ殿化し、経営の放任により、悪徳者が実権を握り、当たり前のことが言えない腐った組織風土を持った会社に成り果ててしまったのではないか? 役所と同様、長い歴史のある会社が正常であり続けることは難しいことなのだろうか? 組織とは怖いものだ。 経営者の内部統制の責任を負わせることが制度化されているのであるが、僕は、現行のやり方では限界があると思う。 現行の制度は、あくまで株主に対して正確な財務報告を保証するための内部統制であり、会計上の数字に直接的に関係のないようなリスクは、あまり重視されないし、リスクの予防対策が中心で、問題が発生してからどうするかまでは、報告は求められない。 一番大事なのは、顧客に対する商品・サービスで損害を与えたり、株価の下落により、株主に損害を与えたりしないようにすることだと思うのだが。。。 会計士がしでかしたエンロン事件が発端で、会計士に都合が良い制度を定め、会計士だけが潤うというのも、何だかなぁ。 世の中、納得いかないこと多いね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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