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テーマ:ニュース(100222)
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支持率下がれば申し訳ない=女性は「産む機械」発言で-柳沢厚労相(1月30日 時事通信 )
ときどき政治家は、とんでもない例えを使ってヒンシュクを買うが、この発言もかなり強烈だ。 この柳澤 伯夫という人、東大卒、大蔵省出身のエリート中のエリート。 抜群に頭が良いはずである。 しかし、頭の良さには、いろんな要素がある。 おそらく、この人は知能指数は高いが、『心の理論』は、非常に弱いのではないだろうか? 『心の理論』とは、他者の心の動きを類推したり、他者が自分とは違う信念を持っているということを理解したりする機能。 『心の理論』に優れているから善人とは限らない。 人の心が読めて利己的な人は、詐欺師になるかもしれない。 人の心が読めて利他的な人は、ボランティア活動に励み、多くの人を癒し、勇気付けるかもしれない。 『心の理論』という能力も、知能指数と同様に個人差がある。 知能と同じ、頭の良さの要素のひとつなのだ。 しかし、リーダーになる人は知的能力と心の理論の両方が優れていなければならない思うのだが、こういう問題発言をしてしまう人がリーダーになってしまうのは何故だろうか? 政治家は、人の心を掴む力がないとなれないはずでは? 人の心が普通にわかる人であれば、こういう発言をすれば、抗議が殺到することは簡単に予想できるはずだが。 政治家の発言が問題になる度に、僕は不思議に思う。 ところで、柳澤さんを選んだ安部首相。 日本を美しい国にするというが、これは、かなり主観的な概念。 美しい国とは、どんな国か? 『日本の文化は素晴らしい、富士山は美しいと感じなさい。』 『感じなくても感じると言いなさい。そうしないと評価しませんよ』 これでは北朝鮮と変わりが無いのでは? この人、他者が自分とは違う信念を持っているということを理解しているのか? 我々国民の心を無視して、自分が思う『美しい国』を押し付けてもらっては困る。 一見、優しそうな風貌だが、心は一方通行のように感じてきた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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