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2007.02.13
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カテゴリ:ひとりごと
TBSの「華麗なる一族」



阪神銀行をはじめとする万表コンツエルンを支配する万表大介。
「万表財閥の生き残り」を大義にして、自分の子供を政略結婚させ、気持ちを無視して、将棋の駒のようにコントロールしようとする。

このドラマ、権威主義や権威主義的パーソナリティーとは何か?を説明するのにピッタリだ。

大介
大介の執事兼愛人 相子
華族出身の妻 寧子

特に、この3人の関係は、権威主義の成れの果て。
サド・マゾの世界

寧子は、屈辱を受け、権威に苦しみながら、権威にしがみつく。
相子は、差別を受けた過去の傷を、権威への忠誠と、弱いものいじめで解消する。

このドラマは昭和40年頃の日本が舞台。

僕が生まれた、この時代の上流社会は、こういう世界だったのだろうか?

その後、日本は経済成長を続け、国民は万遍に豊かになり、大衆が力を持つようになった。

フィルターがあるものの、マスコミにより権力者の冒涜や不正は叩かれるようになった。

昔であれば隠蔽されていた企業や役人の不祥事も少しづつ、明らかになってきた。

だから、このドラマを見ている多くの若者は、自分とは縁のない勧善懲悪のフィクションドラマとして捉えているかもしれない。

しかし、僕のように長年、日本の大組織を相手に仕事をしていると、多かれ少なかれ、こういう世界は残っていることがわかる。

財閥系の会社や、地方の名士(セレブ?)が支配する会社なんて、そうだ。
特にインフラ関係の会社や銀行がひどい。

上司の一言で部下の言動が一転してしまう。
部長の言動も社長の一言で一転してしまう。
こういう会社は、振り回されるだけで、正直付き合いたくない。


世襲的な政治家が支配する国 日本。

政治の世界は、わからないが、きっと、もっと凄まじい世界があるんだろう。

安部首相は、日本を美しい国にすると言うが、

これは、古き良き?「華麗なる一族」の時代へ戻そうという反動のように聞こえてならない。

やらせタウンミーティング
NHKへの圧力
郵政民営化コミュニケーション戦略
教育基本法の改正

胡散臭い情報操作により、庶民の思考を止め、自分たちの言うことをよく聞く忠実なシモベへ育てようという魂胆か?

ゆとり教育で日本人は学力が低下したというが、過去と同じ基準で測っては結果が良くなるわけない。

日本人が中国人やインド人より2倍計算が早く正確になっても、賃金が半分どころか十分の一近いんだから、同じことをして勝てるわけがない。

今、日本人に必要なことは自由な発想であり、ブレークスルーなわけだ。

それとも安部首相は、国際競争の中で、日本が格差社会になってしまうことを黙認し、中国やインドと同じ賃金水準に落ちることは、やむを得ないと考えてるのだろうか?

郷ひろみが自民党から出馬すると言う。
どのような政策を持っているのか?
政策ではなく格好良さで政治家を選ぶことは、考えることを放棄し、権威に服従することと変わりない。

何か騙されていないか?

セレブ好きの人、早く、気がついてほしいのだが。





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最終更新日  2007.02.14 01:44:07
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