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テーマ:心のままに独り言(8830)
カテゴリ:ひとりごと
<文科相>「人権だけ食べ過ぎれば人権メタボ症候群」と発言( 2月26日11時34分配信 毎日新聞 )
伊吹文明・文部科学相は25日、長崎県長与町で開かれた自民党長与支部大会で「教育再生の現状と展望」と題して講演し、「人権だけを食べ過ぎれば、日本社会は人権メタボリック症候群になる」と発言した。 う~ん、今度は、人権メタボ症候群ですか。 記事を読むと、柳沢発言の後だけに、問題にならないよう十分配慮しながら、自分の考え方を精一杯述べているように思う。 さぞ、すっきりしたことだろう。 で、はっきりわかってきたことは、安部内閣は、これまでの内閣の中でも、かなりはっきりした保守主義内閣ということ。 保守主義者にとって、権利は、先祖が獲得し譲り受けた相続財産。 だから、権利が、人間が人間であるということを根拠として発生すると考える人権思想とは明らかに異なる。 つまり、人は生まれながらにして、権利のある人と、ない人に分かれるということ。 格差社会はやむを得ないというか、彼らにとっては当たり前なのだ。 伊吹文部科学相は、世襲の議員ではないようだが、安部首相をはじめ、多くの2世、3世議員が所属する自民党だから、当然といえば当然だろう。 政治を語る上で、こうした人権に対する考え方は根本課題である。 僕は、このように自分の立場をはっきりと主張することは論点が明確になって良いことだと思う。 保守主義者なのに人権を尊重するような発言をして、国民をごまかすような政治家は最低だから。 勿論、僕は、保守主義とは反対の立場だから、人権メタボリック症候群という表現は???である。 権力を握ろうと企む一部の人間のために自分の人権を犠牲にする必要はないし、人権を主張し過ぎ、他人の人権を侵害することは人権尊重ではないと思う。 従って、人権を尊重し過ぎることを心配する必要はない。 だから、人権メタボリック症候群という表現はナンセンスに聞こえる。 僕は、今の日本は、まだまだ人権という考え方が浸透しておらず、ようやく、問題が認識されてきたと感じているから、伊吹文部科学相とは反対の認識である。 会社の経営者や上司の不条理な命令により、こき使われ、心身ともにズタズタにされている人が、いかに多いか? 障害者が今の日本社会で、いかに差別的に扱われ、辛い思いをしているか? 人権を主張できずに我慢している人がいかに多いことか? このままで良いはずがない。 論点をはっきりさせて、選挙では投票前に、自分がどうありたいのか、自分は他人をどう見ているのか? ひとりひとり、よく考えた方が良いと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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