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テーマ:政治について(20226)
カテゴリ:ひとりごと
しかし、ここまで自民が大敗するとはビックリした。
この原因は何だろう? 安部首相はTVで、どこの放送局からも同じ質問を受け、毎回、年金処理問題を挙げていたが、果たしてそうだろうか? 確かに国民にとって年金処理問題は一番重要だろうが、自民党への不満は、これではなく、安部内閣の一連の不祥事、失言問題ではないか? TVで自民党の本部に集まった顔ぶれを見ると、皆2世、3世議員。 似ているから、お父さん、おじいちゃんの顔が直ぐに思い浮かぶ。 近頃、赤城農林水産大臣の事務所費問題が話題になり、後援会の様子や雰囲気が連日TVから伝わってきたが、やはり、我々庶民とは全くの別世界。 元後援会会長は『私は後援会の象徴的存在であるから、経理処理のことは知らない』 『お前は天皇か?』と突っ込みたくなるほど非常識。 後援会会長が、そんなにお偉い方なら、政治家は雲の上の存在なのだろうか? 2代目、3代目の本人の意志とは無関係に、利権のために、まわりから担がれて政治家の道へと進んでしまう様子が見えてくる。 そして同じ運命の2世、3世議員は、官僚と同じように、結託して、自分達に都合の良い社会を作ろうと動く。 安部内閣の最大の問題は、特権意識を持った人たちが、互いに触れられたくないところを、知らぬふりして、問題意識を持った国民をごまかした点にあるのでは? TVで安部首相を優しすぎると表現する人がいたが、それは間違いで、明日はわが身、触れたくないだけではないだろうか? 安部首相は、今回の選挙活動で、自分を選ぶか、小沢氏を選ぶか?と国民に問いかけたが、歴史的敗北となった今、辞任を選ばなかったとしたら、仲間だけでなく、自分にも甘いということを証明することになるだろう。 小泉前首相の場合、政策はフェアとは言いがたいが、内閣で起こった不祥事は、すぐ処分を下した。 それが国民からみてフェアなイメージに感じたのではないか? 『泣いて馬謖を斬る』(ないてばしょくをきる )ということわざがある。 たとえ愛する者であっても、規律を保つために違反者は処罰することのたとえ。 中国の三国時代、蜀の諸葛孔明は大事にしていた臣下の馬謖が命に従わず魏に大敗したために、涙ながらに斬罪に処したという。 リーダーのあるべき態度は昔とまったく変わっていない。 民主主義という概念がなかった大昔の中国でさえ、兵のモチベーションへの配慮がいかに重要か?ことわざにまでなっているというのに、何故、民主主義国家である今の日本で、こういう国民への配慮が欠けた対応をするのか不思議である。 2世、3世議員と一般の国民との距離が、あまりにもあり過ぎて、まったく通じなくなってしまっているということか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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