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カテゴリ:ひとりごと
北の富士さん一喝!「高砂が悪い」…朝青龍問題 (スポーツ報知)
朝青龍は大人なんだから、この問題をすべて高砂親方のせいにするのは、どうかと思う。 しかし、高砂親方が、強くて結果を出す朝青龍に文句を言えず、甘やかして育ててしまったことは確かだろう。 企業でも、ナンバー1の営業成績を誇るトップセールスマンに社長をはじめ誰も文句を言えず、問題行動を見逃し続け、仕舞いには、不正取引など不祥事を招いてしまったという例は少なくないと思う。 人材が育たず悩む相撲会、相撲部屋は、結果主義に陥り、強くて大きな外人を、品格に関係なく、採用をした結果がこれなのかもしれない。 企業も、成果主義の一方で内部統制を強化し、不正が起こらないように努力しているが、人間の良心や成長意欲といった内面を無視して、表に表われる数字の評価や問題の回避ばかりに追われていては、同じように問題社員は絶えず生まれ、一向に、問題は解決しないだろう。 僕は、人は善とか悪とか2元論的に定義することはできないと考えている。 人の悪い行動の背後には、そうさせた環境や背景がある。 悪い行動を起こした本人にとっては、必ず言い訳がある。 それを聴くこともせず、一方的に責めて、説教したところで、効き目はない。 頭の中にはバリアーがはられ、説教ビームは完全に遮断されるのである。 その説教がいくら正しく、素晴らしい考え方であっても無駄なのである。 おそらく朝青龍は、これだけ結果を出して相撲会に貢献している自分を、何故、こんな扱いにするのか腑に落ちないのだろう。 特権意識を持ってしまっているのだと思う。 これまで結果を出せば何しても良いと甘やかされて育てられた朝青龍にとって、この信念を変えるには、そうとう時間がかかるだろう。 相撲会が、本当に彼を復帰させたいなら、まずは、説教や未来の話はやめて、カウンセリングにより、心の浄化を図った上で本人自ら洞察することを援助していくことが最も効果的と考える。 半年~一年はかかるかもしれないが、人道的には待つべきだと思う。 ■心理学者 グラッサー博士の選択理論 動機は、その人の内側に、先に存在している。 これを操作しようとして他人が外側から刺激を与えても、それは1つの情報として取り込まれ、自らの動機に見合ったものかどうか、本人が選択して行動に移す。 従って、他人が外側からの刺激(強引に説得する、叱る、責める等)によって人を動機付け、コントロールすると、いやいや行動することになり、自律的な行動は生まれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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