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カテゴリ:心理学・カウンセリング
夢は大きく、目標は小さく
解決志向アプローチの基本的な考え方である。 これも当たり前のことのように思うが、夢と目標の区別ができずに失敗している人が多いように思う。 × 夢は大きく、目標も大きく ・十分な環境や実力が伴わないまま、戦略もなく、夢のような計画をたて、失敗する人。 ・売上げの見通しが不透明なのに、自社ビルを建てたり、工場など大規模な設備投資をする経営者。 ・公共事業など、お役人のやることも、こういうケースが多いと思う。 × 夢は小さく、目標は大きく ・共有するミッション、ビジョンも無く、部下や組織の問題を隅々まで探し、完璧に潰そうとする経営者や管理職。 ・こういう組織にいる人は、精神的なストレスが高まって、人間関係も悪化しそう。 ・内部統制も、やり過ぎると逆にモラルダウンする。 × 夢は小さく、目標も小さく ・ニート問題など今の若年層の傾向かもしれない。 ○ 夢は大きく、目標は小さく ・夢を、いつか叶えると願い続ければ、本当に実現する可能性があるし、それを1人だけでなく、まわりと共有していけば、チャンスが生まれ易くなる。 ・一方、目標は達成できないと自信を無くすし、場合によっては取り返しがつかなくなる。 ・よって目標の延長線上に夢を置きつつも、目標はスモールステップで具体的に手堅く設定する。 ・小さな目標をひとつひとつ達成していくと、いつのまにかドミノ倒しのように好転していく場合が多い。 目標設定の3条件 (1)本当に、できること (2)具体的な行動で表されること (3)肯定形で表されること 目標が抽象的だと達成感がない。いつまで経ってもゴールテープを切れない。 否定形の形で表される目標を達成することは難しい。 例えば「人前で緊張しない」という目標をたてると、意識して余計に緊張して裏目に出る。 特定の行動を引き出したいなら、特定の行動を示すことが大事。 目標達成のイメージ(解決像)を鮮明にしていくと、解決策が見えてくる場合があるし、 逆に、今、すでに存在するリソースや、小さいながら起こっている成功から解決策に 気付く場合もある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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