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カテゴリ:心理学・カウンセリング
希望と不安
漠然とした未来に対する感情は不安定である。 漠然としたポジティブ思考は、ちょっとした出来事により、簡単にネガティブ思考に陥るし、行き詰まれば逃避に向かう場合もある。 解決志向は、「漠然としたポジティブ思考」または「漠然としたネガティブ思考」を、裏づけのある「確かなポジティブ思考」へと変えていく。 夢とゴールの問いかけにより「漠然とした未来像」を具体化し、「鮮明な未来像」を描く。 解決志向は、人は誰でも、どんな状況においても、建設的に成長していく能力(リソース)があると考える。 問いかけにより、リソースを探求し、「未来像」を実現するための解決策を導き出す。 解決策を構築する過程で、あわせて自己効力感が高まり、ポジティブな感情がわいてくる。 自己効力感とは、自分が、解決に向けて何らかの働きかけをすることが可能であるという感覚。 解決策と自己効力感があって初めて解決は実現する。 では、問題だらけで夢やゴールなど見えない状況の場合、どうするか? 解決志向は、逆境においても冷静にポジティブに対処するための問いかけ方法も備えている。 サバイバル・クエスチョン 「何故、こんな問題だらけ(どん底)の状態で、今こうして生き延びてこられたのか?」 ワーストケースシナリオの確認 「もし、最悪のケースに陥った場合、具体的に、どうするか?」 最悪のケースを想定しておけば、かえって不安が増幅することはない。 解決志向は、心理療法として開発されたものだが、考え方自体、いろいろなケースで使える。 カウンセリングだけでなく、コーチングやセルフコーチング、マネジメントにも応用可能である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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