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今、残業している。腹が減った。今日の『はなまるマーケット(TBS)』ゲスト出演の田丸麻紀が”おめざ”として紹介していた大阪あんプリン...大阪には仕事でよく行くのに知らなかった。美味そうだった...食べたい...
2005.08.10
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とうとう衆議院解散総選挙これは日本にとって良いことか、悪いことか?僕は、前から民意を反映していない自民党のゆがんだ権力構造に苛立っていたので、やっとスッキリできる時が来たと前向きに考えている。このままの状態で改革を行おうと思っても、抵抗勢力との妥協により、どれもこれも中途半端な法案に終わってしまう。無理やり改革をやろうと思ったら、選挙で公認しないと脅し、議論のないまま力の論理で決着するしかない。これは民主主義政治だろうか?郵政民営化の否決これは日本にとって大きな損失と言った政治家がいた。確かに、これまで長い時間何をやってきたのか?いっしょに葬られた重要な法案もあるのに何故、郵政民営化だけ拘るのか?という疑問もある。しかし、長いスパンで考えれば、こんな民意が反映されない歪んだ政界の権力構造を早く正すことが何よりも先決ではないかと思う。抵抗勢力の政治家達も、己の志?を変えず、よく反対した。きっと抵抗勢力の半数以上は消えていくと思うが、政治生命をかけた決断には敬意を表したい。これで、ようやく理想的な2大政党政治の時代が来る。来て欲しい。小泉首相としても道路公団のときと同様に中途半端な改革に留めるよりも、国民に直接、郵政民営化の是非を問いかけて決着させた方がすっきりするだろう。恐らく、このままいけば民主党が優位だが、小泉のパフォーマンスは健在なので、いい勝負になるのでは?僕自身、もともと郵政民営化は賛成だが、社会保障、税制、教育、少子化...いろいろな重要課題がある中、何故、郵政民営化だけ拘るのかよくわからない。また、小泉首相の政治手法については、民主主義を脅かす大変危険なやり方だと思っている。正直言って僕は小泉は大嫌い。一見、困難に立ち向かうヒーローのような錯覚をさせる旨さはあるが、実際、こんな人、自分のまわりにいたらどうだろうか?人の話は聞こうとしない。説明はしない。冷血。自分の意見に逆らうものは、容赦なく切っていく。僕は正直言って、こんな男はごめんだ。こんな人間が僕のボスなら、さっさと会社を辞めるだろう。国民の中には、逆に、政治はわからないが小泉さん素敵、男らしい!と考える人もいるだろう。しかし、人の好き嫌いやイメージだけで選挙に臨んではいけない。何をやろうとしているのか、何故やるのか?自分達にどんな影響を与えるのか?を考えず、生き様や雰囲気だけで政治家を支持してはならない。ドラマや映画のヒーローとは違う。ホント今を生きる自分達、未来を生きる子供達にとって何が良いのか?何を優先して取り組むべきなのか?冷静に考えて投票すべき。郵政民営化だけじゃない。自民党、民主党が掲げる政策をじっくり比較して判断したい。しかし、僕は小泉政権をずっと見てきて、政策を、ただ単に、求める結論だけで評価してはならないと感じている。何をすべきか?(ミッション)だけでなく、どのように実現するか?(戦略・手法)も併せて評価しなければ意味が無い。小泉の戦略・手法では、改革は長続きしないのでは?力付くでの改革は失敗に終わるケースが多い。関係者の理解、浸透がなくては結局、形骸化してしまう。では、民主党はどうだろうか?国民は、政策の実現可能性についても考慮する必要があるだろう。
2005.08.08
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僕は、カウンセリングの基礎理論を築いたカール・ロジャーズの人間観が好きだ。ロジャーズの人間観とは?・すべての人間には掛け替えの無い価値や意義があること・人間は充実した満足のいく生活を目指して建設的に変化し発展する傾向があること。この人間観がなければ、いくらカウンセリングの技法を覚えたところで、クライエント(来談者)はカウンセラーを信頼せず、カウンセリングは失敗に終わるとロジャーズは主張している。これはもっともなことであるが、同時に、かなり難しいことである。もし、凶悪な犯罪を犯した人がクライエントだった場合、カウンセラーは、本当に差別なく、クライエントの価値や意義を尊重し、まともな人間に更生されていくと心から信じることができるのだろうか?ロジャーズに言わせれば、それでも例外はないということだろう。僕もカウンセリングの経験は少ないし、こういった人に接する機会もないので、実際にカウンセリングをするとなれば心が動揺するのではないかと思う。だから僕はロジャーズの人間観や哲学が好きだけれども、僕自身本当に理解しているかといえば、自信を持って答えることができない。恐らくロジャーズを学んだカウンセラーの中でも自信がない人が多いのではないだろうか?なんだか、これは仏教を学ぶ修行僧に近いような気がする。修行をしても、なかなか悟りまで至らない。だけれども、やっぱり僕は、ロジャーズの人間観や哲学を理解したいし、支持したい。このように考えるようになったのは、おそらく自分の子供の誕生を経験し、また成長の過程をずっと見守ってきたからだろう。誰でもそうだと思うけど、自分の子供は、掛け替えの無い存在であり、相対的な出来・不出来に関係なく、親は成長の可能性を信じようとするものだろう。誰もが、そう思うんだから、やはり、どんな人間も、そうなんだと思う。考えて見ると、こういった人間観は民主主義の基礎だと思う。選挙では、お金持ちの一票も貧乏人の一票も同じ価値。政治家もサラリーマンも主婦も、一票は同じ価値。米国の陪審員制度も、日本で導入が予定されている裁判員制度も、無作為に選ばれる。つまり人は皆、平等に、価値のある存在であり、尊いということだ。しかし、この民主主義の考え方も当たり前のようで、当たり前でない。セレブといわれる人達、二世議員、高級官僚、こういう人に憧れる人達...どれだけの人が、本当に人間は平等に尊いと信じているのだろうか?民主主義を素晴らしいと考えながらも、同時に差別的な意識が心のどこかにあるのではないか?僕も人のことが言える程、悟っているわけではない。しかし、そのことを自分の至らない面であると謙虚に考える場合と、そうでない場合は違うと思う。世の中にはかなり極端な差別意識を持つ人がいて、「ちょっと、それは酷いんじゃないの?」と思うことが、しばしばある。特に自分をエリートだと思っている人の中には、ときどき差別的な発言をする人がいる。民主主義を肯定していながら、差別的。頭が良いにも関わらず自己矛盾に気付いていないのだろうか?中には、民衆をなだめながら支配しようと企んでいる人もいるのではないか?政府が1億5千万円の税金を使って竹中大臣の知り合いのコンサルティング会社に作成させた「郵政民営化・合意形成コミュニケーション戦略」を読むと、そんな疑問を感じる。僕は、社会全体の発展のため、努力の度合いや才能によって貧富の差や組織の中での地位の優劣があって良いと思うが、人の価値まで差別的に考える傾向や、弱者を巧くごまかして操ろうとする動きには憤りを感じる。経済の低迷、小泉政権が続いているが、その中で、給料、報酬、年金、税金、環境、限られたリソースの分配をめぐって競争が激化し、じわじわと勝ち負け社会に移行している。こういう時代背景の中で封建的だった戦前の古い世代だけでなく若い世代の人までが、人の価値に対する差別意識を持ち始めていないか心配している。■民主主義と多数決の違いWikipediaで調べたら、民主主義と多数決の違いは、『多数決が単に多数であることに正当性の根拠を求めるのに対し、民主主義は最終的には多数決によるとしても、その意思決定の前提として多様な意見を持つ者同士の互譲をも含む理性的対話が求められる点でこれと区別される。』らしい。う~ん、小泉首相のやり方は民主主義というより多数決主義のように思うが、どうだろうか?
2005.07.26
かずめさんからミュージックバトンが回って来ました。僕の音楽の趣味について語ります。■好きな音楽Eagles、Eric Clapton、Billy Joel、EW&F、Sade、Celine Dion、Hall&Oates、John Lennon、山下達郎、Misia、夏川りみ、平原綾香、柴田 淳、ケツメイシ、Puffy、Earl Klugh、David Sanborn、Antônio Carlos Jobim、坂本龍一、バッハ、ショパンその他、70年代、80年代のロックが好きです。 ■コンピュータにいれてる音楽ファイルの容量 約40ギガ。 レンタルCDを週3枚借りて、PCにコピーしています。 そして気に入ったらiPodに入れてウォーキングしながら聴いています。 ■今、はまっている音楽 この蒸し暑く、だるい季節はボサノバが最高。 お気に入りは、この3枚。 特にアントニオ・カルロス・ジョビンの波は最高傑作です。■最後に買ったCD ジャック・ルーシェのデジタルプレイバッハ。(楽天に無い) 今日届きました。 ジャズとバッハの融合。 この組み合わせBGMとして聴くのに良さそうでしょう?これはプレイバッハ1 (これも名作!)■よく聞く、または特別な思い出のある曲 やっぱりイーグルスのホテル・カリフォルニアかな? まだ小学生だったけど、背伸びして歌詞の本を買って、 アメリカ人って何考えてんだろう?なんて考えてました。 ■バトンを渡す5人 音楽好きと思う人に回してみます。。やまちん1210さんパスタおやまさんsouthwind17さん*葵*(鍛造マサムネ)さんsermionさん ご指名の皆さん、面白い!と思ったらよろしくお願いします。
2005.07.17
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今日は父の四十九日。父の骨を墓に収めてきた。法要後の食事のとき、叔母から父の少年時代の話を聞いた。父の実父は大変厳格で、自分の価値観で子供たちを縛り付けるタイプだったそうだ。一方、父の実母は、何でも受け止めてくれる、心の優しい母だったそうだ。父の実母は、父が小学2年生のときに亡くなった。実父も僕が生まれる前に亡くなったので、僕はふたりのことを知らない。父は、6人兄弟の末っ子、そのうち4人が姉。端正な容姿で頭が良くスポーツも万能だったので、4人の姉から大変可愛がられたようである。大阪の陸軍幼年学校在学中に終戦を迎え、その後、地元の高校に入学し、生徒会長を務めたが、先生と対立し、転校したそうだ。ママ母も受け入れることができず対立したそうだ。これらの話を僕は初めて聞いた。父は頭の回転が早く、人より一歩先を読むことができたそうだが、一方、生意気で短気、すぐに目上の人とぶつかったそうだ。荒っぽいところがある反面、傷つきやすく寂しがり屋。感受性が強く、少し情緒が不安定な少年時代だったようである。僕は父を見てきて、この短気な性格さえ直せば、もっと成功するのにと、ずっと思っていたのだが、何だか、その理由が少し分かったような気がする。父の実母がもう少し長く生きていたら父の性格も随分変わっていたのかもしれない。神童と呼ばれ、4人の姉達に可愛がられ、チヤホヤされたが、何か満たされない気持ち。そういうものがあったのではないか?ありのままの自分を認め、受け入れてくれたのは小学2年生のときに死別した実母だけだったのだろう。僕は大人になってからも30代後半まで母が、ずっとそういう役割を果たしてくれたし、父も母が亡くなってから、何だか丸くなり、晩年は僕の話をよく聴いてくれた。父は短気だが、心は純粋で優しかった。無条件の共感的理解。これはカウンセラーの要件であるが、子供を思う親は、そういうことを学ばなくても自然と身についているのだろう。少年時代、満たされなかった父の気持ちを感じると共に、僕が大人になるまで、そういう役割を果たしてくれた父や母に対して感謝の気持ちが込み上げてきた。
2005.07.03
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偏見それは自分だけの僅かな経験を通して法則化したものや、自分が信頼する人(権威)の考えを鵜呑みにして、できあがった誤った概念によるもの。人の悩みの多くは、偏見が原因ではないか?自分の概念と現実とのギャップや他人が持つ概念とのギャップに悩んでいる人が多いように思う。恐らく人は、多かれ少なかれ偏見というものを必ず持っているだろう。僕も過去に持っていた偏見を今になって恥ずかしく感じることが多々あるし、今後も自分の偏見に気付くことが沢山あるだろう。偏見が極端な人は本当に損だと思う。例えば血液型性格判断を鵜呑みにして、「僕はA型だからB型の女性とは気が合わない」と信じ込んでしまって、B型の女性をいつのまにか敵にまわしてしまっている人。そういうこと鵜呑みにする人は、恐らく態度にも表れ、人間関係に何かしら問題をかかえてしまうように思う。とくかく、何でも、こうだと決めつけてしまう人は、人生うまくいかない。そもそも、この世の中に、どれだけ確かなものがあるのだろうか?近ごろ、論理思考が重要だと言われているが、これにも限界がある。論理思考を開始するにあたって、前提となる情報が必要だが、そもそも、その前提というものが正しいのか?という問題がある。コンサルティングのプロセスにおいても、まず現状分析というフェーズを設け、結論を導くための根拠を整理するのだが。このフェーズで集めた情報が、本当に正しいか?と言われても、はっきりと肯定はできない。現状分析のためにヒアリングやアンケートなどを行っても、その回答が、正直な回答かどうかは回答者しかわからない。だからと言って完全に正しい情報を集めようとしたら、いつまで経っても結論を導くことはできず、意思決定が遅れ、環境変化についていけない。ビジネスは時間との戦い。不確実な中でも、より確実な答えを出していかなかれば勝ち残ることはできない。だから前提が崩れたときのために複数の仮説を用意しておき、切り替えができるようにしておく必要がある。ちょっと難しい話になってしまったが、要は、何かうまくいかない時、もともと自分が持っている概念が正しいのかどうか?ということを顧みることができると開けるのではないか?ということ。
2005.07.01
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僕は、ブログで政治の話はしない方針なのだが、ひとつだけ不思議でしょうがなく、どうして?と他人に聞きたい疑問がある。何故、長期にわたって小泉首相の支持率が高いレベルを維持しているか?である。国会での答弁やマスコミのインタビューを見ても、何一つ意味のある発言をしていないように思う。例えば郵政民営化についても、郵政民営化を必ず実現するという意気込みは感じられても、では、何故、郵政民営化が必要なのか?、何故、これを最優先でやる必要があるのか?について説明している姿を見たことがない。僕は財政投融資が回収不能の公共事業に使われていることに随分前から問題意識を持っていたので、決して反対派ではないのだが、リーダーとしての小泉首相の姿勢についてはずっと疑問があった。ここまで説明がないと、ひょっとして、この人何も理解せず、勢いと意地だけでやっているのでは?という疑問も沸いてくる。それなのに、支持率は僕が思うより高い。不思議なのである。そんな中、先日、みのもんたの報道番組「朝スパ」で、政府が、あるコンサルティング会社に委託した「郵政民営化の世論形成戦略」の内容を民主党の議員が暴露していてた。これについては、その後、衆議院郵政民営化に関する特別委員会で21日、五十嵐文彦衆院議員が質問に立ち、郵政民営化をPRする約1億5000万円の政府広報を竹中郵政民営化担当相秘書官の知人が経営する会社・スリード社に随意契約で発注していた問題を中心に取り上げた。 その内容は、ひどいものだった。http://www.tetsu-chan.com/05-0622yuusei_rijikai2.pdf国民を IQが高い、低い、 構造改革支持する、しないにより4つのタイプに分け、そのうち、IQが低く、かつ、構造改革賛成派を、小泉内閣の支持基盤としているこの層は、どんな人達かというと、報告書では、専業主婦・子供・シルバー層だとしている。この層は、具体的なことはわからないが小泉首相のキャラクターを支持する層で、こういった層にもっと郵政民営化をわかりやすくアピールしないと駄目だという提案内容になっている。僕は、ちょっと、これには呆れてしまった。専業主婦・子供・シルバー層を一律IQが低い層とするデタラメな分析を行うコンサルティング会社もひどいが、そんな会社に発注する政府も政府だ。小泉首相は、こういう理解で、ああいう無意味な発言を繰り返しているのであれば、こんな国民を馬鹿にした話はない。そもそも政治は国民のためにあるものを、郵政民営化の合意形成を目的に、国民を操るような戦略を立てるとは、本末転倒ではないか?ミッションがあるから戦略が必要なわけだが、小泉首相のミッションとは何なのか?僕は、前から小泉首相の根本思想は全体主義のように思っていたのであるが、こういう問題を知ると、やはりと思ってしまう。日本が本当の民主主義国家になるのは、まだまだ先のことなのだろうか?本当に残念。
2005.06.28
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今日、父は息をひきとった。仕事中、兄から携帯に電話があった。麻酔が効いていたので、最後は苦しい様子もなく、安らかだったそうだ。入院してからずっと父は苦しんでいたし、兄嫁の献身的な看病も体力的にいつまで続くか心配だったので、連絡があったときは、これで良いと納得した。僕は今、実家に向かう電車の中で日記を書いている。今は冷静だが、父の姿を見たときは、感情が込み上げてくるのだろうか?見たくない...父は昭和一桁生まれ。子供のころは文武両道で神童と呼ばれていたそうだ。戦争中、陸軍幼年学校に入学し、軍人の道を歩もうとしたが、在学中に終戦。大学では物理を学び、高校の教師になった。そして母と出会い、母の父が経営する会社の跡を継いだ。先々代が成功し富を得た老舗の中小企業だったが、先代の消極経営がたたって低迷し、父に代わって積極経営に切り替えても、事業規模が大きくなった分、負債が増えるだけだった。考て見れば、プライドが高く頑固で正直で短気な父に商売は向かなかったように思う。得意先に頭を下げることができず、どうして商売できるの?僕が経営コンサルタントを目指したのも、父の会社経営に対する問題意識からであった。しかし、父は長年、地域の小中高校のPTA会長や、家庭裁判所の調停委員を務め、地域社会に貢献した。これは立派だったと思う。父は説教が大好きで、酒が入ると、僕たち子供に延々と説教をしていた。僕はうるさい父から解放されたいという一心で東京の大学に入った。兄も同様だったと思うが、長男として父の後を継ぐことになった。親子がいっしょに仕事をすることは本当に難しいものだ。厳しいようで甘い。すぐ感情が表れてしまい論理的な議論ができない。経営方針について父と兄は、いつも対立していた。対立というよりも意地の張り合いと言った方が良いかもしれない。僕は監査役という立場だったが、離れた場所で生活するサラリーマンの僕には、この溝を埋める力は無かった。中小企業の、年に数回行われる役員会で、いくら良い意見を言って、良い結論が出ても、いつのまにか忘れ去られている。僕が心理学やカウンセリングやコーチングに興味を持つきっかけは、父と兄の感情コントロールの仕方や人間関係に対する問題意識だったのかもしれない。僕も長年コンサルタントをやっていて大企業の成功事例がいくつもあるが、もっと身近な、この中小企業を変えることができない。父と兄を見て、いくら結論を出し、その場で合意しても、結局、本人が気付き、自覚しなければ、何も変わらないということを思い知らされた。僕もようやく、カウンセリングやコーチングに目覚めたところだったので、父の死は、子としての悲しみだけでなく、仕事の面でも大変残念。兄が父に尊敬の気持ちを表し、父が兄を認め、互いに協力し合う様子を見たかった。父は、どのような思いで死んでいったのだろうか?結局、自分の分身なんて作ることはできないことを悟ることができたのだろうか?もう少し時間が欲しかった。僕が真のエグゼクティブコーチになるまで、待って欲しかった...
2005.05.18
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先週、仕事中に父が危篤との連絡があり、急いで実家に帰った。深夜、病院に駆けつけ父の様子を見たら、何とか持ちこたえていた。父は母が死んだ5年前に肺癌になり手術をしたが、医者からは、「再発は免れない。あと1年と覚悟した方が良い」と言われていた。それから父は医者の言うことを信じず、プロポリス、ロイヤルゼリー、野菜や玄米の入った健康食品を使った独自の健康法により、癌の進行を抑えていた。今年の3月まで父は元気だった。しかし、4月に風邪をひいてから急に癌の進行が進み、ゴールデンウィークに、いっしょに旅行に行ったときは痩せ細り、食欲がまったくない様子だった。言葉にしないが、これが最後の旅行かと誰もが感じただろう。それから数日後、何も食べることができなくなり、点滴で栄養補給しないと生きていけなくなったので、先々週、諦めて入院した。しかし、点滴による栄養補給は、同時に癌を急激に成長させてしまった。そして、先週、とうとう意識が無くなり、危篤状態になったので、医師から親族は集まるよう指示があったのだ。僕が駆けつけたときは、何とか意識を取り戻し、危篤状態は免れた。翌日は、人工呼吸器をつけながらしゃべったり、テレビを見たりすることができるようになった。父は医師に「このままじゃ死んでしまう。治療方法を代えろ!」と訴えた。末期の癌で医師は見放しているが、父は生きようとしている。僕達は、苦しみに同情し、頑張れと励ますしかない。しかし、癌の進行は止めることができず、状態は序々に悪化し、呼吸が苦しくて暴れるようになった。苦しみを和らげるにはモルヒネの入った麻酔で寝てもらうしかない。止めると苦しむだけ。意識のある状態は父にとって地獄と変わりない。麻酔で表情が和らぐのを見てホッとした反面、もう望みは捨てなければならなかった。僕は、とうとう覚悟のときが来たと思い、かみさんと息子を東京から呼んだ。息子が「おじいちゃん!」と叫んだら、目を閉じた父は力を振り絞って息子の名前を呼んだ。かすかに意識があったのだ。しかし、それっきり、父は、目を閉じたまま、呼吸を繰り返すだけになってしまった。父は心臓が強いのか、何とか持ちこたえている。僕は、万が一のため、産業カウンセラー講座を欠席し、会社も数日休み、看病を続けた。かみさんと息子は一旦、東京に帰らせた。産業カウンセラー講座の先生からメールが届いた。その先生も昨年、母が危篤になり、僕と同じ経験をしているとのこと。良いアドバイスをもらった。「人は最後まで耳の機能は失わない。いろんなことを、そばで語ってあげなさい」僕は、無言の父の耳元で、「ありがとう」と感謝の気持ちを何度も伝えた。僕も仕事をしているので、見通しが立たないのに、ずっと会社を休むわけにはいかない。母は5年前、心筋梗塞で急死したので父の最後は見届けたいと思っていた。しかし、これ以上会社に迷惑をかける訳にはいかない。父の死に目に会うことは諦めざるを得なかった。僕は実家の兄夫婦に任せ、東京に帰ることにした。父は一生懸命頑張ったし、僕も兄弟も精一杯のことはやった。この数日間で父の死を現実のこととして自分自身を納得させた。あとは天命に任せるだけ。しかし、父は意識はないと言え、まだ生きている。どんな状態なのか?夢を見ているのであろうか?苦しんでいなければ良いが...
2005.05.17
今日からゴールデンウィーク。僕は、かみさんと息子といっしょに愛車のセレナで金沢までドライブ。東京の練馬インターから、関越自動車道→北陸自動車道で金沢西インターまで約450キロの道のり。広い砂浜を車で走ることができる「なぎさドライブウェイ」で能登へも行く予定。ちょっと遠いが、ひさしぶりのドライブなので楽しみ。ひさしぶりに、仕事から心を解放し、自然を満喫しよう。それでは、また
2005.04.29
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SBIの北尾氏が慈善活動に熱心ということで株を上げているようである。彼が、人格者なのかどうか、本意なのかどうかは、わからないが、実際に支援を受けた子供たちが感謝しているならば、彼の活動は大いに賞賛すべきだろう。 マズローによれば、人は金銭的な欲求を満たせば、次は名誉への欲求が高まるようである。この名誉への欲求は、悪く言えば偽善かもしれないが、どういう目的であれ、それが社会に貢献する活動となれば評価すべきだし、名誉を獲得しようと競って慈善活動を行うことは、社会のため大変良いことだと思う。偽善を批判し、何もしない人より偉いに決まっている。欧米は日本より階級社会で貧富の差が大きいが、一方、キリスト教の精神が根付いており、お金持ちで慈善活動に熱心な人が多いようである。あのビル・ゲイツも彼の慈善活動が評価されエリザベス女王から「名誉ナイト」の称号を授かっている。日本の場合どうだろうか?日本は、今のところ全体的に所得水準は高く、比較的貧富の差が小さい。多くの人が中産階級 ⇒ サラリーマンしかし、中産階級の人で、慈善活動を積極的に行える程、時間やお金に余裕のある人は、少ないと思う。一方、数少ない日本のお金持ちは、一族への財産相続のことばかり気にして、慈善活動に励んでいる人は少ないように思う。こういうことから、日本は、社会的な弱者への支援が見落とされる傾向が強いように思う。 国は国で、弱者に冷たい。サリン事件の被害者に対する保障はしないし、軽度発達障害など、近年わかってきた新しいタイプの障害者への支援制度やノーマライゼーションの状況は欧米より、随分遅れているようである。こういう国策は、民意が反映されているわけであるから、結局、国民の問題意識が低いことが原因と言えるだろう。この状況で、日本も欧米社会のような少数の勝ち組みと大多数の負け組みで構成される社会になった場合、社会的な弱者への支援はどうなるのか?とても心配である。 そういう中で良い傾向だと思うのが、日本でもCSR(企業の社会的責任)が注目されている点である。ライブドア対フジテレビ問題でも、企業の社会的責任について議論がなされ、国民も、これを意識するようになってきているのではないか?しかし、社会的責任は、企業だけでなく、勿論、個人も問われる。ネットで何かできないか?ということで、こういうのがある。株式会社ディ・エフ・エフが行っているクリック募金クリックで救える命がある ネットユーザーがクリックすると、企業がネットユーザーの代わりに献金する仕組み。ネットユーザー、企業、NPO、そして救いを必要としている人達の四者、それぞれの欲求を満たすことのできるWin-Winの形である。ネットユーザーは、何かしたいという気持ちを実現でき、また社会貢献をしているという実感も得られる。クリック型の募金であれば、非常に気軽に、簡単に、そして毎日できる。企業は、ネットユーザーの代わりに募金をするということで、社会貢献活動をネットユーザーに伝え、企業イメージをアップすることができる。NPOは、企業から、手軽に、より多くの寄付金が集められるようになる。そして、NPOの活動が活発化し、社会的弱者が受益者となる。ネットを使うことにより皆がハッピー!これは面白いと思う。楽天は何かできないか?例えば、楽天のアフェリエイトで獲得したポイントの何%かを自分が支援したいと思っているNPOに寄付でき、また、寄付していることを表すロゴを自分のブログに貼ることができたら、どうだろうか?何に何%を寄付しているかを表すロゴならば、同じ問題意識を持っている人は、そのブログを通して商品を買うだろう。そして募金額が1番多いブログユーザーに「楽天広場 募金大賞」を与えたらどうだろうか?楽天は、プロ野球に参入し、社会貢献の意識が強いと思うから、きっと何か考えているに違いない!?期待したい。
2005.03.31
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僕は偉そうに日記でテレビの批判を行っているが、正直言って、この分野は素人。テレビが面白くなるよう一視聴者として素朴な意見を書いている。 今日のテーマは、近頃、新たに生まれたテレビに関する疑問について。ご存じの方、教えてください! 疑問: 「ビデオオンデマンドは何故、映画ばかりなのだろう?」 日本もやっと、見たい番組を見たい時に見れるVOD(ビデオ・オン・デマンド)というサービスが普及しつつあるが、何故か提供されるコンテンツは映画ばかり。 しかし、映画よりも、むしろ過去にテレビで放送された番組を後で見たい人が多いのではないか? ・昔放送されたドキュメンタリーやスペシャル番組の名作、スポーツの名試合・懐かしいドラマやアニメ・最近放送され、好評だった番組、波紋を呼んだ番組で、見逃したものいろいろ見たい番組はあると思う。 見たい番組があれば、録画予約すれば良いではないか?との意見もあるだろうが、録画予約をするにはハード(ビデオレコーダー)を買わなければならないし、記録媒体(テープ、DVD、ハードディスク)にもお金がかかるし、第一、面倒臭い。忙しくて忘れてしまうこともあるだろう。 こういう過去のコンテンツをしまって置き、随分時間が経ってから、ほんの一部のコンテンツだけDVDにして高い値段で販売するよりも、全部、テレビ局側のサーバーに蓄積し、視聴者が、見たいときに有償でダウンロードできる仕組みにした方が儲かるのではないか?と思う。勿論、著作権者やスポンサーに利益を配分する仕組みが必要だと思うし、権利者が望まないのに、すべての番組を提供することはできないと思うが、合意できるものは、どんどんやったら良いと思うのだが...こうなるとハードディスクレコーダーが売れなくなるかもしれない。しかし、そもそもハードディスクは一時的ばバッファーだから、いつでも自分のお気に入りの番組が見られるサービスがあれば、視聴者が持つ必要はない。永久保存が必要であればテレビ局(またはASP業者)のサーバーから直接コンテンツを転送してDVDに書き込めば良い。そのために何百ギガの容量はいらない。ネットを前提にした世界で、データを格納する場所(サーバー)は一箇所で良く、視聴者がハードディスクを買う必要はない。個人の嗜好(お気に入り)情報を格納するデータベースだけ、視聴者個別にあれば良い。ネットと同じようにキーワード検索して、好きな番組を見つけて観ることができたら便利なんだけどなぁ。いまやブロードバンドも光1ギガの時代。技術的には、できそうなのだが、そういう構想はあるのだろうか?それとも変化を嫌う抵抗勢力からの圧力があるのだろうか?事情をご存じの方、教えてください!話は変わって、SBIの北尾さん。前回の日記でちょっと失礼なことを書いてしまったが、3月29日の日刊スポーツの記事「北尾氏の横顔、私財数十億円で福祉施設」によると、とても良い人らしい。数十億円以上とされる私財を社会に還元する福祉活動に熱心に取り組んでおり、親から虐待された子供たちの支援をしていると言う。欧米では、ジョージ・ソロスやビル・ゲイツなどお金持ちは慈善活動に励んでいるが、日本の資産家にしては珍しい。大義があって戦う意味があり策略も許される。強くて優しい男、僕もこれを目指したい!日本にも、こういうお金持ちが増えてほしい。ホリエモンはどうだろうか?
2005.03.29
いやぁ~、今日の花粉は本当に凄まじかった!今日はショッピングに街へ出かけたのだが、出かけるんじゃなかったと後悔した。マスクをしても駄目。鼻がかゆくてマスクをつけたまま、くしゃみを連発。目もじわじわかゆくなってきて、しまいに思いっきり手で擦ってしまって、鏡を見たら眼が真っ赤。僕は、5年程前から花粉症だが、今年の花粉は最悪。神様、助けてください!帰りに、ロフトに寄って、ハーブティー、鼻スースー、竹酢綿棒を買った。近頃、花粉対策グッズを探すのが、楽しみになっている。(寂しい~)歩いている人を見ると、4~5人にひとりは僕と同じようにマスクをしている。辛いのは僕ひとりではない。皆我慢している。昔は、この時期、一番爽やかな気候だったように思うが、いつからこうなったんだっけ?戦争、林野庁奨励のもとスギの植林がなされ、戦後の復興に大きな働きをしたが、そのために花粉の絶対量は増加。林業の不振により、スギ林の管理が行われおらず、枝が伸び放題。このままだと、あと50年、この状態が続くようだ。調べてみると日本に花粉症の人は10人にひとりだが、東京は5人にひとりらしい。東京に花粉症が多い原因は、大気に含まれる細かいダスト。スギ花粉にディーゼルエンジンから出た微粒子が付着すると、抗原性が増すとも言われている。温暖化も進んでいる。東京における2004年の真夏日(日最高気温30℃以上の日)の日数は70日と1961年以降過去最多となった。このままだと今世紀末には真夏日が100日を越えるという。快適に過ごせる日はどんどん少なくなっていく。このままだと、息子の子供が老人になる頃は、宇宙服のような酸素ボンベ付きの服を着て外出するようになるのでは!?どうも、京都議定書の発効だけでは、大きく改善はしないようだ。最大の2酸化炭素排出国の米国が参加せず、中国に排出量制限の義務がないのだから、本当に困ったものだ。環境に配慮した製品を、世界中の企業が競って開発するようにならなければと思うが、結局、消費者の購買基準が変わらなければ何も変わらない。少子化問題もそうだけど、根本の問題に目を向けなければ、悪化のスピードを遅らせることができても、改善にまで至らない。これはもう、環境団体だけでなく、一般市民も、立ち上がらないといけない時期に来ている!
2005.03.27
「他人の欠点はよく気がつくが自分の欠点は気がつかない。」人はそういうものである。近ごろのマスメディアの報道姿勢を見ていると実感する。社会保険庁や大阪市の職員の無駄遣いについては徹底的に批判し改革を迫っているのに、一方、ライブドアvsフジテレビ問題になると、既存メディアを守っていこうという私意がみえみえである。これは、フジサンケイグループに限ったことではない。例えば、今日のテレビ朝日のワイドショーでも、重要な話題が沢山あるにも関わらず、番組のトップに、ライブドアの顧問弁護士の辞任のニュースを持ってきて、その理由がなんであるか正確な情報を掴んでいないのに、既存メディア派の弁護士に「何か問題があるに違いない」といった推測レベルのコメントをさせる。番組を見ていると、一応、ニッポン放送の焦土作戦など、フジサンケイグループの経営姿勢に関する問題点に触れているが、番組トップに持ってくるインパクトに比べると弱い。先日の産経新聞の「ライブドア “提携先イーバンク株”、無断で株主に譲渡交渉」という記事にしても、あたかも違法行為が行われたかのようなショッキングな見出しだが、内容を良く読むと違法性はないのである。このように、一応事実を伝えたかのようにして、結局は、世論誘導まがいのことをしている。何を強調するかは、製作者の判断次第。文句を言われる筋合いはないと考えているのだろうか?しかし、今、メディアのあり方が問われている状況であるから、一層、公共性、中立性を心掛ける必要はないだろうか?そうしないと、ますます既存メディアの報道姿勢には、「偏りがある」、「一部の経営者の私意が反映されている」と非難されるように思う。我々コンサルティング業界もエンロン事件以降、監査とコンサルティングの分離が求められ、監査法人との資本関係を解消しなければならなくなり、生き残りのため必死である。事業を拡大していくには資金が必要だから、上場したり、コンピューターメーカーやSIベンダーとの提携に走っている。業界トップクラスの大手コンサルティング会社であったPWCはIBMの傘下になりIBMビジネスコンサルティングに社名変更した。しかし、IBMビジネスコンサルティングがIBMのソリューションがベストだと言っても、それを裏付ける客観的な情報と論理がなければ、クライアントは信用しなくなるし、そういうことはIBMビジネスコンサルティングもわかっているだろう。こういうことは、どの業界も同じだと思う。メディアも本当に顧客(視聴者)の利益を考えていかなければ、自分たちの立場を追い込んで行くのではないか?しかし、人は自分が可愛いものである。まず自分の生き残りを最優先に考えるのは、皆同じではないだろうか?ライブドアvsフジテレビ問題における、フジテレビの日枝会長やニッポン放送の社長(名前なんだっけ?)の言動を見ているとそれがよくわかる。この人達個人の立場を考えると、そんなことは言ってられない。このままでは自分の地位や仲間たち(自分の派閥や恩恵を受けている人達)が危ういことは事実だ。何とかしようと思う気持ちはわかる。しかし、利害が異なる立場の人が、それを許すわけにはいかないだろう。焦土作戦などやられてニッポン放送の企業価値が下がっては、ニッポン放送の株主は怒るに決まっている。人は当事者になると公平な判断ができなくなる。だから権力を牽制する仕組みやルールが必要なのだが、現状、メディア業界を牽制する仕組みは十分ではないと思う。これはフジテレビがライブドアの傘下になっても問題は残る。しかし、横並びではいられなくなるから、他局も自ら改革していこうという空気が生まれるだろう。(実は、これを期待している)さて、ライブドアvsフジテレビ問題において、議論をおかしくしているのは、「フジテレビ側」と言ったように会社全体で立場を表すことで、あたかも経営者と従業員が一体となっているように錯覚してしまうことではないかと思う。現行の経営者と従業員とは、必ずしも利害は一致していない。社長は、従業員の選挙で選ばれるわけではない。一致しているのは、現行の経営陣や、派閥など恩恵を受けている従業員である。派閥に属さず実力のある人の中にはチャンスだと思っている人達も多いだろうし、メディアのあり方に問題意識を持っている人も多いだろう。(従業員の平均年収が1500万円だったら不満を持っている人は少数派かもしれないが...)それは、テレビ出演者や取引先にもいえることだ。今、テレビでコメントをしている人達は、現行の体制における売れっ子、勝ち組であるから、本人達が現状維持しようと考えるのは当然であり、公平なコメントを求めることは、そもそも難しいことであろう。我々、国民、視聴者は、そういうことを十分考慮して、メディアから発信される情報を受け止めるべきだろう。しかし、近ごろの世論調査等を見ると、国民も大分そのことがわかっているような気がする。国民は賢い!ネットの貢献もあるだろう。やはり、国民を見下し世論誘導を思いのままやろうとしている既存メディアの経営者達の方が時代錯誤、勉強不足といえるのではないだろうか?僕も、こうならないように気をつけよう。
2005.03.15
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ホリエモンがメディアやジャーナリズムの世界のベテラン達(50代以上の世代)からバッシングされているところを見ると、なんだかクライアントから僕の部下に対する苦情を聞いているような錯覚がある。 僕の直属の部下は大体30歳前後のマネージャーかコンサルタントになるのだが、そういえば、この世代はホリエモン世代。実際に、団塊世代以上のクライアントから、僕あてに、部下の態度や言動に対して苦情がくることが、たまにある。 (そういえば、規制に守られた大企業が殆どだなぁ)話しを聞いてみると、論理的には概ね部下の方が正しいのだが、どうも、クライアントの立場からみて、「あのタイミングで言わなくても良いだろう」とか、「もうちょっと言い方に気を使ってほしい」とか、「生意気ではないか」といったような、配慮が欠けた失敗が多い。さすがにホリエモン程ではないが...クライアントもいっしょに仕事をしているので本人には、なかなか言いにくく、ときどきやってくる僕に対して愚痴のようにボソッと言う。 そういうときは僕からクライアントに部下の失礼に対して謝り、部下には、「言っていることは間違ってないが、もうちょっと気遣いをしなさい」と注意をする。 しかし、なかなか自分の非を認めようとしないし、認めても不服そうである。なんだか、これはもう世代間の文化の違いのような気がする。 僕はバブルが崩壊する前に入社した世代。バブルの頃は、よく会社で宴会をやって昭和一桁のお偉い方や団塊世代の上司から自分たち栄光、自慢話や説教を聞かされて育った。また、そういう経験の中で目上の人に対する気遣いを学んだ。 景気は良いし、嫌でも、上司のやり方が正しいと認めざるを得なかった。一次会の費用は会社持ちだし、二次会は上司の財布からお金が出た。飲みに誘われて断るということは、よほどの事情がない限り、ありえなかった。バブルの頃は、経済は成長することが前提で、資金はいくらでも調達できたので、目先の儲けよりも、資産の大幅な拡大やや、社会貢献のような大義名分を事業の意義として掲げた。しかし、そういう大義のもと、無防備でだらしない経営をやっていたし、一部のリーダー達が「こうだ!」と生産者の論理で顧客の本意を確認することもなく一方的にものやサービスを作り上げた。それがバブル崩壊で一転した。企業は財務重視の時代。いわゆるキャッシュフロー経営の時代に入った。経費節減。飲ミニケーションはすっかり衰退してしまった。 僕より上の世代も、僕達の世代も、部下や後輩を飲みに誘うことは大幅に減った。ホリエモン世代は、バブル崩壊以降の入社だから、飲ミニケーションを通して、年配の人達の本音ベースの価値観をあまり聞く機会がなかっただろうし、価値観を植え付けられてもいないのではないか?それどころか、そのような価値観や、やり方を疑っている世代なのではないかと思う。 大企業の倒産、経営者の不祥事、中高年のリストラこういう悪いイメージしかなく、中高年が考える哲学や美意識や大義名分が、みんな嘘臭く見えるのかもしれない?僕のような両世代の間の世代(中途半端な世代?)から見ると、このギャップは調整不能なのではないか?とちょっと心配。僕の部下(ホリエモン世代)の特徴を整理すると以下のようになるのだが、これは一般的な傾向なのだろうか? 正直(媚びたりしない、建前をあまり言わない、納得いかないことには上司に対してもハッキリNoと言う) 冷静(淡々としている) 個人主義(他人の価値観に口出ししないし、されるのも嫌) 表面的平和主義(仲間同士喧嘩しない) 曖昧なことを嫌う 勉強熱心(僕の部下の場合、証券アナリストなど金融分野が人気) あまり会社の行事に参加しない。 同年代で飲むのが好き ネット株投資がブーム(だった)僕から見ると良い面も悪い面もある。こういう人達だから、上司は精神論を言っても通用しないし、説得するには、相当、論理武装しないといけない。僕らは、団塊世代の上司から、相反する2つのことを同時達成することを「何とかしろ!」と命令され、しょうがないなぁと一生懸命考えたものだが、この世代に、同じことを言っても、相当説明しなければ応じない。考えてみると、僕の会社の、この世代は、あまり社内での自分の売込活動が得意ではない。団塊の世代の役員クラスと中の良い人もあまり見たことが無い。やはり、世代のギャップだろうか?こういう融通の利かない面や対人戦略が弱い面は、将来、クライアントの矢面に立ったとき、本当に通用するのかどうか心配になってくる。しかし、これも固定観念かもしれない。彼らは、人付き合いが嫌いな訳ではない。論理性が無く、精神論ばかり説教するオヤジが嫌いなだけだと思う。将来、こういう世代がビジネスの中心になってくれば、そういう人達の中で、新しいタイプのリーダーが生まれ、新しいタイプの組織ができあがるように思う。そのリーダー像とは、僕が以前に日記で書いた古田のような調整役タイプなのかもしれない。昔のリーダーは、おれがリーダーだ!といった態度で声が大きく、議論をしても、声の大きさで強引に主導権を握るタイプだったのかもしれないが、恐らく、そのようなリーダーはもう通用しないのだろう。今生きている青年達が急に変わるわけは無いから、いずれそういう時代になる。今、テレビでホリエモンを批判し、ジャーナリズムはこうであるべきとか、自分達が世論をリードしなければならないと思っている既存メディアのリーダーたちも、最後の悪あがきをしているのかもしれない。双方向性のメディアが登場すれば、テレビのキャスターや、ラジオのパーソナリティーのタイプも変わっていくのだろう。ホリエモンが勝とうが、フジテレビジョンが勝とうが、ホリエモンが言うとおり近い将来、メデイア業界の変革は必ず始まるのだろう。僕ら金八世代が橋渡し役(調整役)となってソフトランディングでいくべきか?
2005.03.11
昨日、TBSでホリエモンと筑紫哲也とが、ニッポン放送買収の件で議論していた。ちょっと面白かったので、「コンサルティング会社で活躍する方法」については次回にして、今日は、この話をしたい。メディアやジャーナリズムの世界のベテランは、どうもホリエモンに反感を持っているようである。筑紫哲也も例外なくホリエモンに反感を持っていることは、この番組を見た人は全員わかるだろう。まぁ自分たちがやってきたことを否定されているので無理もないが..この番組を見た人は、この勝負、どっちが勝ったと思っただろうか?僕は、この番組を見て、明らかに、ホリエモンの勝ちだと思った。ホリエモンの言っていることは筋が通っていたし、筑紫哲也の反論は、もやもやとしいて、論理性がなく、ただのぼやきのように聞こえた。このふたりの間には、明らかに世代のギャップがある。ホリエモンはコンセプトを説明するのが下手なので、ネットの世界を知らない筑紫哲也を理解させることはできないし、筑紫哲也がネットの世界に触れることは一生無なさそうだから、このふたりが、いくら議論しても歩み寄ることはないだろう。結局、メディア業界の権力者は筑紫哲也のような人ばかりで、ネットとメディアが融合した未来の姿を想像することができず、危機感もないというのが現状なのだろう。今回の対談でわかったことは、ホリエモンのビジョンがわからないとか、事実を正確に伝えるジャーナリズムの精神がわかっていないというのは、ホリエモンに反感を持つ人達の詭弁であることだ。真意を無視し、言葉尻を拾って、揚げ足を取っているだけである。こういうところが見えてしまうと、ますますテレビ関係者達が信じられなくなってしまう。どうも見ていると、筑紫哲也をはじめ、メディアをリードする人達は、自分たちがオピニオンリーダーとして国民を引っぱっていくという使命感があるようだが、ホリエモンから見ると、それは奢りに他ならない。ホリエモンは、一方通行の既存メディアが度々、誤報し、メディアに登場する限られたオピニオンリーダー達が度々、ミスリードすることに問題意識を持っている。ネットとの融合により双方向性を増し、誤報を訂正し、無視された情報を補い、ブロッガーなど、より多くのご意見番を通して、バランスのとれた世論形成がなされるべきだと主張している。それに対して、筑紫哲也は、「ミスが生じるのはしかたがない」といった言い訳しかできず、ホリエモンのビジョンにまったく反論できなかった。昨日の番組を見ると、ホリエモンにビジョンがないと批判する有名人達の実態は、ホリエモンのビジョンを理解する力がないということだったのか?と思ってしまう。やはり、既存メディアの時代錯誤、努力不足については否めない事実であろう。
2005.03.09
トヨタカップが大きく変わる。「クラブワールドチャンピオンシップ トヨタカップ ジャパン2005」以前は欧州と南米のクラブチャンピオンチームが世界一を目指し激突していたが、今年からは、アジア、アフリカ、オセアニア、北中米のチャンピオンチームも加わり、真の世界チャンピオンを決める大会となる。しかも、今年も引き続き日本で試合が行なわれる!僕はJリーグが始まる前に何度か国立競技場にトヨタカップを見に行ったことがあるが、その頃は、日本やアジアのサッカーのレベルは非常に低かったので、欧州と南米という限られらた地域間で世界一を決めることに何の疑いもなかったし、それよりも、むしろ日本で世界一決定戦を見れることが幸せだと感じていた。何故、世界一を決める試合をサッカー後進国であった日本で行なうことになったかというと、欧州または南米でやると熱狂的なサポーターが暴動を起こす可能性があるので、サッカー熱の低い日本だったら落ち着いて試合ができるという理由だったらしい。僕は、トヨタカップを見るまで、日本リーグ(Jリーグの前身)のヤンマー対フジタの試合しか見たことがなかったから、その雰囲気とレベルの高いプレーに、これが世界のサッカーか!と感動したものである。そのトヨタカップにJリーグのチームも参加するチャンスが出てきたとは、古いサッカーファンにとっては夢のような話である。我が浦和レッズも出場するチャンスがあると思うとワクワクする。選手も燃えないわけが無い!やはり競争が存在する世界は進歩し発展する。これは真理だ。プロ野球と違い、Jリーグは、弱ければ生き残っていけないし、強ければ世界一になるチャンスがある。サッカー選手には、ナショナルチームとクラブチームの両方で世界一になるチャンスがあるし、一方、負ければ本大会に出られず惨めな思いをする。選手もサポーターも希望と危機感を併せて持ち、選手は真剣に練習し、サポーターは真剣に応援する。こういう環境を作ってこそ、人は燃え、自分の可能性に挑戦し、感動を味わうことができるのである。日本一の人気チームである浦和レッズがJリーグから脱落したとき、僕を含めサポーター達は本当に悔しい思いをしたが、当時から世界レベルの選手であった小野が、海外行きの気持ちを抑え、Jリーグ復帰を誓い、そして見事、復帰に導き、そしてサポーターに別れを告げ、オランダへ旅立っていった。小野って本当に良いやつだと思った。メキシコオリンピック銅メダルの栄光から長らく低迷していた日本のサッカー界の中で、岡野さんや川渕さんなど指導者達は志を貫き、本当によく頑張ったと思う。そして、今回の「クラブワールドチャンピオンシップ トヨタカップ ジャパン2005」については、本当にありがとうと言いたい。プロ野球も、ライブドアの参入問題がきっかけになり、顧客(ファン)を無視し自分達のことしか考えていないナベツネや堤義明容疑者の呪縛がやっと解けてきた。ソフトバンクの孫さんや楽天の三木谷さんがどこまでやってくれるか期待したい。次なる改革は、最後の聖域、テレビ業界か!?僕は長年、いろいろな会社の仕事を手伝っているが、規制に守られた業界と、自由競争が行なわれている業界では、企業文化やクライアントの性格が大違いであることを強く感じる。自由競争が行なわれている業界は、付き合っていて気持ちが良い。フェアだし、物事を前向きに考える。厳しさもあるが、それは我々取引先にとってもレベルアップに繋がる。規制に守られた業界は、問題から逃げ、先延ばしする。我々取引先に甘え、傲慢な態度をとる。もともと性格の良い人も、長年そういう環境にいると性格が歪んでいくのだろうか?こういう人は本当に残念である。お父さん、お母さんがせっかく大事に育ててくれたのに...僕も自分のビジネスが確立するまでは、嫌なクライアントでも我慢してきたが、ようやく自分で仕事を開拓し、自分でクライアントを選べる状況になってきた。これからは、付き合っていて気持ちが良い企業を優先して支援していきたい。しかし、社会保険庁やテレビ業界の改革の仕事だったら、心を鬼にして頑張るかもしれないが...
2005.03.05
もし、ある人が、メディア業界共通の問題を取り上げ、改革のために動き出そうとしたらメディアは、それをどのように扱うだろうか?その問題は、あらゆるメディアから無視されるか、各社が結託して、問題提起した人を徹底的に潰そうするのではないか?フジテレビがライブドアの堀江氏が出演した番組の放送を中止し、出入り禁止したことや、夕刊フジの堀江バッシングを考えると、こういうこともありえるのではないかと心配になってきた。今回のライブドアvsフジテレビ問題は、フジサンケイグループだけの問題なので、他のメディアがそのことを客観的に報道すれば良いが、もしメディア業界全体におよぶ問題になれば、各社とも抵抗し、結託して、その反逆者を抹殺することもありうる。メディアも株式会社である以上、株主が支持すれば、それが可能だということである。(法律に詳しい人がいたらご意見をお願い致します!)実際に、日本の株主は、おとなしいので、株主までいかなくても、こういうことを行うのは簡単だろう。読売グループのナベツネなど、各グループの実質的な首領数名が集まって意見交換すれば簡単に決まる。つまり、日本はメディア業界の数名の首領によって世論をコントロールすることが可能だということだ。幸いにして今はインターネットがある。しかし、将来、ネット業界も含めてメディアが再編されることになれば、どうなるだろうか?批判的なブログは削除されるのか?そのときは政治が動かなければならないだろう。メディアは非常に社会的影響力が大きいから、株主や一部の経営者の考えだけで動いてはならないだろう。経営者を犬、株主を飼い主に例えると、犬が公道でウンチをすれば、飼い主は、ちゃんと始末しなければならない。これが企業の社会的責任というものである。特にメディアは、公共性について、一般の企業よりずっと高いレベルを求められるはずである。フジテレビの日枝会長は、今回のライブドアの買収問題について、公共性の問題を強調しているが、実際に、フジサンケイグループがやっていることはどうなのか?矛盾はないのか?堀江氏を以前と同様に扱うことが公共性というものではないか?考えてもらいたい。土曜日の朝、TBSの、みのもんたの報道番組(番組名何だっけ?)では、社会保険庁のお金の無駄遣いを徹底的にバッシングしていて、僕も興味深く見ているのであるが、そういうテレビ業界はどうなんだろうか?テレビ業界のように規制で守られていて、平均給与が上場企業の部長並というのは、いかがなものか?(フジテレビの平均年収は1500万円を超える。他のテレビ局も同水準)社会保険庁のような悪いことをしていないのか?もし経営者も関わる組織ぐるみの問題があっても、その系列のメディアでは問題として扱わない。せいぜい、里谷多絵の淫行など個人のバッシングで留まる。本当に、これで良いの?と考えてしまう。現状、メディアの社会的影響力は非常に大きいので、国民が、メディアの行動をしっかり監視できる仕組みが必要ではないかと思う。メディアからの一方通行の世論誘導を無くすためにITを活用できないか?例えば、ITを使って、番組放送中に、視聴者が、その番組の評価をリアルタイムに行い、結果をリアルタイムに見ることができたり、クレームも含めて、その番組の個々の評価コメントを検索できたりすると良いかもしれない。まぁ、これはライブドアが参入しない限り、無理だろう。競争のない業界で、自分たちの首を絞めるようなことはありえない。それにしてもホリエモン。強大な力を持つフジテレビジョンに挑戦しているのだから凄い。性格はわからないが、その勇気だけは男として賞賛したい。
2005.03.04
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民放は関東の場合、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京の5局。何十年も前から変わりない。それは法律で定まっていて、誰も参入できないから。 生まれたときから、この状態であれば、空気や水のように当たり前だと思ってしまい何も疑わない。 北朝鮮の国民が金正日を支持し、日本が悪い国と信じるのと同じだ。 この数十年の間に、テレビそのものは高画質、薄型、大画面、デジタル対応と進歩しているのに、肝心のソフト(番組)の 進歩はあったのだろうか? 数十年前のドラマをリバイバルさせたりすると、そっちの方が面白かったりするのだが... 僕は、民放テレビが面白くないので、ケーブルテレビに期待して、昨年加入した。何十局もあるので、何か面白い番組があるのではないかと期待して、月5000円近くも払って見ているのであるが、また 見ようと思う番組は、本当に限られている。 できればビデオオンデマンドで見たい番組だけお金を出して見たい。つまらない番組のために5000円も出したくない! しかし、現状、ビデオオンデマンドで見られる番組は本当に限られている。これでは形だけ顧客(視聴者)ニーズに合わせただけで本気ではないことが明らかにわかる。 この状況は昔の銀行や通信のサービスとよく似ている。結局、規制された産業は、銀行や通信と同様に外圧でしか変わらないだろう。 5年ほど前、中国に出張したとき、ショックだったのは、建設中の深浅の大規模団地では、全部屋に、ケーブルテレビがつながり、インターネットとビデオオンデマンドのサービスを受けられると聞いたこと。また、上海のタクシーにADSLの広告が張られていたこともショックだった。当時、日本ではADSLなどまったく普及していないのに中国の都市部ではブロードバンドは当たり前になっていたのだ。僕は、中国に何故ODAが必要なのか疑うと共に、規制に守られた日本の産業がいかに遅れているか強い問題意識を持った。その後、日本では、孫正義がYahoo!BBを始め、ブロードバンドが一気に普及した。もし、孫正義が参入して、この新規事業を行わなければ、日本のブロードバンドの普及は2~3年遅れていたかもしれない。僕は、Yahoo!BBが始まったとき、まっさきに申し込みを行ったが、申し込みが殺到したため、半年経っても契約できず、腹を立てたし、あの店頭でのYahoo!の販売方法はうんざりしたが、孫正義がやったことは大いに評価すべきだと思っている。それは孫正義の人柄がどうかとか、ビジョンがどうかとか、経営戦略がどうかとかとは、まったく関係ない。社会に対して良い結果をもたらしたことについて評価しているのである。今回のライブドア堀江社長の行為を、国民はどう見ているのだろうか?傍観者としてメデイアの報道につられて感情的に考えていないか?この問題は、我々国民、市民の生活に返ってくる問題だと思う。他人事ではなく、どっちの方が社会の発展のために良いか、考えなければならないと思う。そもそも経済とは社会を良くするための仕組みである。資本主義のルールの上で、自由に競争し、勝ち負けを争い、その結果が、豊かな社会作り上げていく。国民、市民は豊かな社会を築くため、消費者、顧客として購買活動を通し、障害となる企業の活動にNoと言わなければならない。また、企業が株主や従業員や一部の顧客のことばかり重視して、社会に対して悪影響を与えるならば、選挙を通して政治により守っていかなければならないだろう。だから他人事のように世論を作り上げてはいけないと思う。青色発光ダイオード訴訟の中村教授の報酬200億円が高いか安いかという議論でも感じたのだが、これが一体、企業経営や給与の制度に、どう影響するか?を抜きにして、「個人の権利をもっと尊重すべきだ!」という意見が多かったように思う。もし、これが成り立てば、給与格差がもっと開き、天才を除く、殆どの人にとってメリットがないことは明らかだ。(このときも大方のテレビ番組では中村教授を支持する内容が多かったように思う。)もう少し、国民は、自分や社会にどう影響があるのかを冷静に考えて経済や社会の問題を考えるべきではないか?勿論、どういう社会のあり方が良いかは、ひとりひとりの価値観によるものだから、他人が、どうこういう話ではないが...
2005.03.03
平成21年から裁判員制度による裁判がスタートするらしい。裁判員になったらこうなる(弁護士 久保内統 の 法律知識箱)【楽天ブックス】裁判員制度裁判員は20歳以上の全国民からなる選挙人名簿から無作為抽出される。日本国籍を持っている成人は誰でも裁判員に選ばれる可能性がある。学歴、収入、定職、性別、年齢(但し20歳以上)などは全く関係なく裁判員は「くじ引き」で選ばれるという。ある日突然、自分が裁判員に選ばれ、人を裁くことになったら...僕は、自分の部下の評価をするだけで、神経を使い、疲れ果ててしまうので、人を裁くなんて想像するだけで気が重くなる。また、一般的に、論理的というより感情的な日本人が、雰囲気に流れれず、公平な判断ができるのかどうかも、ちょっと心配。刑の重さに関する判断は主観が入ってしまうと思うが、少なくとも事実はひとつしか存在しないわけだから、詭弁に惑わされず事実に基いて論理的に判断しなければならない。決まったことだから、悩んでいてもしょうがない。日本人は、論理力を身に付けなければならない!しかし、大人になってから論理力をどうすれば鍛えられるのだろうか?今更、アカデミックな論理学の本なんて読む気はしないし、ロジカルシンキングの本が沢山売られているが、どうもビジネスよりの内容で退屈。そういう人には、この本が良いかもしれない。頭がよくなる論理パズル ( 著者: 逢沢明 | 出版社: PHP研究所 )論理パズルとは、要は、論理力を試すクイズ。例えば、【問題】3人の美女がいます。実は、「天使」「悪魔」「人間」が一人ずつです。 「天使」は、本当のことを言います。 「悪魔」は、常に嘘をつきます。 「人間」は、本当か嘘か、時によって使い分けます。では、 黒髪の女 「私は天使じゃありません」 茶髪の女 「私は人間じゃありません」 金髪の女 「私は悪魔じゃありません」いったい誰が何でしょう?この問題をすぐに解けた人の論理力は合格。解けない人は、きっと、この本で鍛えた方が良いと思う。答えは、今日の夜、コメントとして書きます。※ヒントは場合分けし表にしてみること。
2005.02.26
うう、忙しい!このところ、仕事が忙しすぎて日記もさぼりがち。いかん、いかん。僕の場合、何故か、この時期むちゃくちゃ忙しくなる。理由はわからない。タダでさえ忙しいのに、昔、営業したが反応がなかったクライアントから急にお呼びがかかったり、同時に、既存プロジェクトでトラブルが発生したりする。急に、よろしくと言われても困るのだが、お金を沢山出してくれそうな大企業の場合、断るわけにもいかない。しかし、急に言われてもプロジェクトメンバーが集まらない!そんなときはどうするかというと、僕ひとりで、クライアントに伺って、「プロジェクト計画をいっしょにたてましょう」と言って、体制が整うまで、ああだ、こうだ議論しながらしのぐ。これもこれで休日返上で資料の準備が必要。トホホ...僕のクライアントは、企業の経理や財務部門が多いのだが、何故、決算が近づいている、この時期からプロジェクトを始めようとするのだろう?!これをクライアントに聞いても、「そうですねぇ。おっしゃるとおりです」と答えるだけ。スケジュール案を出すと、「この時期忙しくてミーティングはできない」と言う。僕の仕事(コンサルティング)のテーマのひとつが、経理部門の「業務の省力化・平準化」なのだから、笑ってしまう。今日は愚痴で終わってしまいそう。「愚痴」というカテゴリは作りたくはないのだが...誰か、良い方法があったら教えてください。さぁ、仕事に戻ろう。
2005.02.25
前回の日記の中で、・GIVE&TAKEのマッチングによりシナジーが生まれ、共存共栄社会が実現する。・GIVE&TAKEは金銭だけでなく心理的な面も含まれる。というお話をした。抽象的でわかりにくく感じるかもしれないが、別に難しいことではなく、ごく当たり前のことを言っているだけ。例えば、お金持ちがボランティアに寄付し、世間は、その行為を称賛する。お金持ちは名誉欲を満たし、ボランティア活動が活発化し、恵まれない人達が救われる。人々が環境問題に興味を持ち、企業は環境に配慮した商品を開発し、企業は利益を出し、環境は改善され、未来を生きる子供たちが救われる。それぞれGIVE&TAKEのマッチングによりシナジーが生まれ、皆が幸せになる。(WIN-WIN)そういうこと。別に自分が犠牲にならなくても良いことは沢山できる。ではボランティアの人はどうなのか?GIVE&TAKEは、何も金銭が絡んだものだけではない。人には自己実現の欲求や名誉に対する欲求がある。お金は、これらの欲求を満たす手段のひとつに過ぎない。例えば、イラクで人質となった高遠菜穂子さん。ストリート・チルドレンの自立支援を行っている。僕は、とても良いことをしていると思う。彼女がイラクの子供たちの悲惨な状況を見て、いてもたってもいられないという気持ち、何とかしたいという欲求。子供達は生存の欲求を満たしたい。そして、それを見てボランティアに共感し、ボランティア活動を支援する人。彼女や子供達の欲求を満たし、更にその和が広がる。これもGIVE&TAKE → シナジーだ。しかし、彼女に対する世間の評価はニ分しているようだ。彼女を女神のように崇拝する人もいれば、一方、何故少年ばかりを支援するだとか、何かの依存症だとか批判する人もいる。僕はどちらでもないと思う。以前、テレビ東京でザ・ヒューマンDという番組に彼女が出演していたけど、とても正直で優しい女性だと感じた。人質の後遺症で苦しんでいるところを見ると、悟りを開いている訳でもなく、やはり、弱い面も持つ、ひとりの人間だ。人間は所詮、人間。できることに限りがある。イラクの支援をしている間に、アフリカの難民が死んでいく。新潟中越地震やスマトラ沖地震だって支援が必要だけど人間ひとりで解決できることではない。彼女が、イラクの子供たちを救いたいと思った、その主観は大切にすべきことだし、素晴らしいことだと思う。万が一、それが、少年に偏っていたとしても同じ。人間は神様ではない。それによって多くの子供が救われているではないか。課題は、こういったGIVE&TAKEのマッチングを増やし、シナジーを増やしていくこと。そうすれば良い社会になる。インターネットも弊害ばかり言われているが、こういうGIVE&TAKEのマッチングに有効な手段だし、もっと有効活用する方向で考えていけば良いと思う。問題なのは、何でもかんでもネガティブに考え、価値のない批判に時間を費やしている人。少年ばかり何故救うと批判するのであれば、自分が少女を救えば良いではないか?この負の欲求を他人に被害を及ぼさないように解消することも、GIVE&TAKEのマッチングで可能かもしれない。探ってみようか?
2005.01.19
前回の日記で神戸製鋼の復活劇について書いた。社員全員がどん底から必死にはい上がろうと一心不乱に頑張る姿は感動するし、それをささえる強い意志は心から尊敬する。また、スキルより意志が大切、共通の意志を持った組織がいかに強いかということを学んだ。(この”意志”を”使命”に置き換えれば、これまで僕が書いてきたことに通ずることがわかると思う。)僕は、こういった精神は日本人のDNAであり、もし、日本が落ちぶれていっても、数十年の周期ではきっと復活するのではないか?と希望が沸いてきた。しかし、この成功例を僕のブログのテーマの結論にするつもりはない。神戸製鋼の場合、会社自体が窮地に追い込まれていたので仕方がないが、「背水の陣」は、あくまで最後の手段。できれば試練は味わいたくない。孫子的に言えば、戦いはしないに越したことは無い。つまり、問題は未然に防ぐことを、まず考えるべきだ。ところで、今年も思いつきで日記をだらだら書いてきたため、このブログで何が言いたいのかわかりにくくなってきているように思う。なので、今日は、僕自身の考え方や何を目指しているか、整理したいと思う。まず、僕の価値観について整理したい。(1)自分や家族が幸せになること 自分の志と家族とのコミットメントを大切にする(2)友人やお世話になっている人が幸せになること 何が良いかは人によって違うだろうが、 親しい人が、それぞれ幸せと感じること (3)日本が良い社会になること 何が良いかは人によって違うだろうが、 できる限り多くの日本人が幸せと感じること(4)持続可能で平和で差別のない世界になること 戦争・テロが無くなること 持続できる地球環境 人権の尊重、すべての人が飢えから解放される 何が良いかは人によって違うだろうが、 世界中の人々が、それぞれ幸せと感じることこれを実現するには?(完璧なんてありえないので、できるだけ近づけるという意味)(1)~(4)は、相互依存・相互補完の関係にあり、うまくGIVE&TAKEすることによりシナジー(1+1=2+α)が生まれ、発展する。GIVE&TAKEは金銭だけでなく心理的な面も含まれる。GIVE&TAKEのマッチング機会を増やし、効率を高めること、そして、+αをできる限り大きくすることでシナジーの総量は最大化し、共存共栄社会が実現する。では具体的にどうすれば良いか?これがブログの広義のテーマである。いまのところ、僕の仮説は以下のとおり。まず、生存の欲求など低段階の欲求を満たすことが人の幸せの第一歩。やはり物質的に豊かであることは重要。そのためには社会主義は駄目で、いまのところ資本主義が唯一の答え。経済は社会を良くするためのシステムでなければならない。企業間の競争により文明は発展し、豊かな社会が実現する。どうすれば企業は強くなるのか?個人より組織的知識創造を重視した方が良い。従え!ではなく、主体性重視のマネージメントが有効。(心理学的アプローチが必要)これを実践した企業は強くなり、そういう企業が増えれば文明は発展する。競争のルールはフェアであることとバランスが大切。規制か放任かは、社会の在り方を考慮した上で判断する必要がある。放っておけば最適化されると考える学者もいるが、最適化するまで待っているのか?人間はモルモットではない。少数の勝ち組と大多数の負け組で構成される社会は暗い社会。本人が幸せと感じるレベルをはるかに超える富は必要なのか?取り返しがつかない程、ズタズタになる敗北を味わう人を増やして良いのか?敗者復活戦が約束される仕組みが必要少数の勝ち組と大多数の負け組で構成される社会は、結局誰も幸せになれないのではないか?僕は学生の頃、モノポリーというゲームにはまっていたのだが、毎週、友人とやっていたら、うんざりしてきたので止めてしまった。何時間もかけて資産を獲得したり、売買したり、損したりして、結局、ひとりだけが富みのすべてを手にするゲームだ。勝った瞬間うれしいが、負けた他の参加者が疲れてぐったりしている表情を見ていると何だか暗くなり時間の無駄のような気がしてきたからだ。まあ、ゲームと割り切って楽しめば問題ないのだが...まだ、言い足りないこともあるが、とりあえず、こういった仮説が正しいのか?僕なりに調べたり、この仮説をさらに発展させていき、真実味のあるものにしていきたいと考えている。まぁ答えが、でるかどうかわからないけど、仕事には直結しない趣味のようなものなので、気楽にやっていこうと思う。
2005.01.18
元旦から、僕とかみさんの実家をまわって、飲んで、食べて、親の話を聞いて、兄弟の子供たちと遊んで、ふぅー、まったく日記を書く暇がなかった。昨日は、家族でのんびり過ごそうと思ったのだが、かみさんにはバーゲンに行く計画があった。池袋のデパートをハシゴして、かみさんの洋服を探しまくった。かみさんが服を探している間、息子と僕は、店舗の前でゲームボーイをして待つ。良く見るとゲームボーイをしながら待っている子供とお父さんが、そこら中にいる。なるほどゲームボーイが売れるのは、こういうときに使えるからか。どおりで、かみさんがゲームボーイを買いたがってたわけだ。しかし、この人ごみ、女性の消費欲は凄まじい。去年はオヤジが消費を牽引したらしいが、やっぱり安定して景気を支えているのは女性に違いない。今日から仕事。年末から仕事のことなんか、殆ど考えずに、ボーと過ごしていたので、脳の周波数が随分、低くなっているようだ。今日から、また、たまっている課題をひとつずつ潰して行かなければならない。エンジンをかけなければ。さあ、いつもの生活に戻ろう。腹式呼吸ウォーキングも再開。ちょっと体重が増えているので脂肪を燃やそう。僕は、通勤時、家と会社のオフィスそれぞれの最寄り駅のとなりの駅まで腹式呼吸をしながら歩いている。これを腹式呼吸ウォーキングと呼んでいる。この効果は抜群。何せ、これだけの運動で13Kgも痩せたんだから、これさえやれば、多少太っても、すぐ元に戻るという自信がある。僕の腹式呼吸のやり方は、口笛呼吸と言われるやり方に近い。鼻で吸って口から口笛のように吐く。ヨーガでは鼻で吸って鼻で吐くのが基本なので、ちょっと邪道なのかもしれないけど、こちらの方がメリハリがあってやりやすい。初心者には、僕のやり方の方が良いかもしれない。気をつけなければならないのは口で吸うこと。これをやるとウィルスやばい菌をまともに体内に入てしまうらしい。鼻はフィルターの役割を果たすらしいから、吸う時は鼻が原則。あと、昨年の夏からずっと続いている習慣は、階段の上り下り。エレベーターは使わない。1Fから10階のオフィスまで一日3回は階段で往復している。調子の良い時は1段抜かしで。これは多少の筋力アップに役立つ。最初はきつかったが習慣になると苦でなくなるのが面白い。去年続いた運動といえば、このふたつだけ。しかし、人の体は少しずつ老て行くので、健康法は定期的に見直しが必要だし、さらなる能力開発に役立つことがまだあるかもしれない。今年は、良い習慣をもう少し増やしたい。今認識している課題は、腰・睡眠・筋力腰の課題とは持病の座骨神経痛。これは整体に可能性を求めようと思っている。(良い所あったら教えてください)睡眠の課題とは、熟睡時間を増やすこと。長い時間寝ることではなく、集中して寝て、頭をすっきりさせることが狙い。筋力の課題とは、上半身の筋肉を付けること。ウォーキングだけではなかなか難しい。実は、昨年、パワーヨーガを少しやって、これはいけると思ったのだが、その直後、座骨神経痛が再発して、それっきり。これを早く、やりたい。パワーヨーガは腹式呼吸をしながら、ゆっくり筋肉の運動を行うので脂肪燃焼効果と筋力アップとリラックス効果を同時に得ることができる。だけど無理して体を曲げると後が怖いので徐々にやらないといけない。おじさん、おばさんは注意が必要。とにかく良い習慣を身につけるには無理せず続けることが肝心。あと、食事は、玄米菜食を意識しながら、sermionさんの日記を参考にして、おかずを、かみさんに作ってもらおう。これでバッチリ!酒は止められないので、ほどほど飲もう。近ごろ、本格焼酎にはまっているので、ビールを減らして、こちらを中心ににしよう。正月飲んだ「千年の響き」これは旨かった。沖縄の泡盛の一種らしいが、ちょっとブランディに似た香りがあり、さっぱりしていてお湯割り、ロックどちらもいける。何倍でも飲んでしまいそうなので気を付けたい。■元旦は、美味くて、こればかり飲んでました。今帰仁酒造所千年の響き 10年古酒泡盛原酒43度 720mlあと、心の方は...仕事を始めても、心のゆとりを持たなければ。心のゆとりと言ってもいろいろあるが、もっと物事を全体的に捉えるようにすることかな?目先の問題ばかり、気を取られては、行き詰まることがあるので、全体像を見るように意識して、いろいろな視点から考えるように心掛けたい。頭も年を取ると、どんどん硬くなっていくから柔軟体操しないと。さあ、年末の記憶をたどって仕事開始!
2005.01.05
昨日、ネットでニュースを見ていたら、とても懐かしい言葉に目が止まった。 ガイアシンフォニー(地球交響曲)そういえば第4番以降、観ていないな。ここ数年、仕事、仕事、子育て、子育ての日々が続いて、大好きな映画を観に行く機会がなかった。(もっぱらDVD観賞)昔は、ゆとりがあったなぁ。ガイアシンフォニーは、龍村仁という人が製作している自主上映のドキュメンタリー映画。これまで第一番から第五番までの5作が製作されている。自主上映というのは、普通の映画館で上映されるのではなく、希望者が申し込んで会場を借りて上映する仕組み。ガイアシンフォニーを多くの人に観てもらいたいと、いろんな団体が主催して上映している。上映情報ガイアシンフォニーは、とても一言では説明しきれないほど、スケールが大きくて、深くて、美しくて、暖かくて、心が洗われる、素晴らしい映画だ。敢えて一言で言うならば、宇宙、地球、自然と一体となって、素晴らしい生き方をしている人達の物語だろうか?わからない?どうもすみません。詳しく知りたい方は、ガイアシンフォニーのHPをぜひ見て頂きたい。ガイアシンフォニーを観ると生きる力が漲ってくる。ガイアシンフォニーを月に一度観ることができたら、きっと免疫力が高まり、長生きするに違いない。DVDが発売されたら絶対買うんだけど、それは龍村仁の考え方ではないようだ。残念。僕が、この映画を観たきっかけは、9年程前、いっしょに仕事をしていた後輩からの薦めだった。彼は環境破壊に対する強い問題意識を持っていて、その後、うちの会社の環境コンサルティング部門へ移って、今は、環境やCSR関連のコンサルティング会社を経営している。(考えてみると彼はLOHASのさきがけのような生活をしていたな。)いっしょに仕事をしていたとき、僕は彼に仕事を教える立場だったけど、仕事以外で彼から学んだことは多い。ガイアシンフォニーを教えてくれてありがとう。僕が見たのは第一番から第三番。3作とも息子が生まれる前に、かみさんといっしょに観に行った。ガイアシンフォニーは、いろんな素晴らしい人達が登場する。 登山家、音楽家、科学者、写真家、教祖...皆凄い人だが、僕が最も印象に残っている人は、佐藤初女さん。一言で言うと、 日本の素敵な おばあちゃん、 日本女性の生活の中の叡智。自宅を解放し、心を病んだ人々を受け入れて、質素だけど心のこもった美味しいご飯を食べさせる。そうすると心の病が自然に治っていく。長い説教など無い。まるで奇跡、超能力のようだけど本当の話。こんな、日常的なことで人を救うことができるなんて!感動した。あと、野澤重雄さん(第一番出演)のハイポニカトマトの巨木。水だけで巨大な木と美味しい実が育つ。生命の神秘だ。これを見て僕はハイポニカトマトの農場へ見学に行った。旨かった。さて、最新作の第五番は、以下のふたりが登場する。■アーヴィン・ラズロー 世界賢人会議「プダペストクラブ」主宰、哲学者、物理学者、音楽家。 彼の提案する「量子真空エネルギー場」理論は、生命の誕生と進化の謎を解き明かすとともに、「全ての存在は繋がっている」という事実を、科学の側から説明する。*いよいよガイアシンフォニーの核心に触れるのだろうか?■石垣昭子 草木染織作家 沖縄の島々の女性達が守り育ててきた伝統の染織技術。 自然を利用し、自然に手を加えながらも、大いなる地球の生命の循環に美しく調和する底知れない叡智が秘められてる。 石垣昭子さんは、廃れかけていた草木染の技術を甦らせると共に、21世紀に向けて新しい美を創造し続けている女性。*美しい沖縄の島々の風景が浮かび上がってくる。 これで心を癒しましょう。テロ、戦争、大地震...今はガイアシンフォニーが目指す方向と逆行しているように思うけど、だからこそ、もう一度、目指す方向を確かめたい。来年は第四番と第五番を絶対観に行こう!(夫婦交替で...まてよ、息子も感じ取ることができるかも)さて、これが今年、最後の日記。皆さん、今年はお世話になりました。来年もよろしくお願いします!■ガイアシンフォニーを作った龍村仁のエッセイ集地球(ガイア)のささやき■佐藤初女さんの本初女お母さんの愛の贈りもの■美しい音楽もガイアシンフォニーの魅力のひとつ。癒されます。地球交響曲-ガイアシンフォニー第二番地球交響曲-ガイアシンフォニー第三番
2004.12.30
僕が、このブログを立ち上げたのは今年の4月。目的は、昔の僕のような健康に無頓着なサラリーマンへ、生活習慣病の怖さを訴え、自分の体験を通して得た健康・ダイエット法や健康・ダイエットの考え方を伝えること。最初の日記のタイトルは「サラリーマンの楽々ダイエット成功日記」。カテゴリーは健康・ダイエット系だった。しかし、これだけがブログを立ち上げた目的ではなかった。自分も含めて、この先、多くのサラリーマンは、いろんな面で変わっていかなければ生き残っていけないという危機感を、ずっと感じていた。そこで、ある程度、健康・ダイエット関係の内容が充実した頃に、タイトルを「サラリーマンのサバイバル成功日記」に変え、健康に限らず、仕事、社会、家庭など幅広いテーマを扱い、読者といっしょに生き残り方法を考えていくという内容に方向転換した。また、僕自身、以前は典型的な仕事人間だったのだが、自分の頭・体力・時間といった大事な資源の消費度合いが目先の仕事に集中し過ぎているのではないか?との問題意識から、ブログを通して自分の価値観やビジョンを整理してみようという目的もあった。そして結果はどうだったかというと、日記記入率は約50%。アクセス数は、もうちょっとで4万件。内容は別として、この数字は多忙なサラリーマンとしては上出来?ではないかと思う。内容の方は、まだまだ。僕は、仕事で多用しているのでパワーポイントの文章のような短いフレーズは得意なのだが、長い文章は苦手。もっとわかりやすく面白い文章をスラスラと書きたいのだが、なかなか、これが難しい。才能とは思いたくないので、もっと頑張りたい。ちょっと寂しいのは、最初のターゲットだった”多忙で健康に無頓着なサラリーマン男性”からの反応が思ったほど多くなかったこと。僕自身、書くことで精一杯になり、アプローチが不足していたのかもしれない。(でも僕のダイエット法(腹式呼吸ウォーキング&玄米菜食)で5Kg以上減量に成功した人もいる。これはとても嬉しいことだ!)代りに、健康管理に問題のある男性の奥さんからの反応が多かった。考えてみると健康の源である食事の改善は、奥さんあっての話なので、間接的とは言え、この結果は当初の目的に合致しており良かったと思う。また、意外な成果としては、全体的に女性の読者が多かったこと。人生を深く真面目に考えている方から多くのコメントを頂き、僕自身大変勉強になった。勿論、多くの男性の方からも共感頂いたり、鋭い指摘を頂いたり、暖かい言葉を頂いたり、とても感謝している。コメントくださった方、誠に、ありがとうございます!来年もタイトルは「サラリーマンのサバイバル成功日記」のままでいきたいと思うが、意味としてはサラリーマンをターゲットにするというよりも、「生き生きと楽しい社会や会社や家庭を築くためには、どうすればよいか?を、僕というひとりのサラリーマンが、いろいろな立場の方といっしょに考えていく」にしたいと思う。サバイバル=生き残る→共存共栄と捉えたい。ということで来年もよろしくお願いします!(日記は、年内、まだ続きますよ)
2004.12.28
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もう話題としては古いかもしれないけど、先週「相田みつを」のドラマやってましたね? 他のブログを見ると、とても良いドラマだったようだ。浦和レッズ対マリノスの試合があったので、途中からしか見れなかったのは残念。最近は金八先生の説教の一部になっていて不評のようだけど、僕は「相田みつを」の言葉が、わかりやすくて、かつ、意味が深くて好きだ。「相田みつを」の好きな言葉は沢山あるが、僕が一番好きな言葉は、 「幸せは いつも 自分のこころが きめる」これって仏教の悟りですよね?真理だと思います。こういう深い言葉をわかりやすく間単なメッセージと親しみのある文体で伝えてくれるところが良い。一方、このところ僕のブログのテーマ?にしている孫子の兵法だが、類似した、重要な格言がある。 「軍争の難きは、迂(う)をもって直(ちょく)となし、患(かん)をもって利となす。」(主導権をにぎるにあたっての難しさは、遠回りを近道に変え、わざわいを利に変えることにある。)わかりやすく言うとピンチをチャンスに変えろ!ってこと。要は、同じ状況でも人によって捉え方が違うってことだ。不幸か?、幸福か?ピンチか、チャンスか?結局、自分しだいなんだなぁ...(「相田みつを」っぽくなってしまいました。)理屈として、わかったつもりでも、なかなか悟るまでには至らない。生きる目的は、修行かもしれないなぁ。【楽天ブックス】『孫子の兵法』(著者: 福田晃市 )※この本は、『孫子の兵法』十三編を非常に単純なフレーズに訳していおり、解説を加えているので、わかり易い。自分の経験を当てはめてみると、独自の教訓集が作れそうで面白い。
2004.12.13
いや、今日は忙しい。・メールチェック・返信(多すぎる)・クライアント企業に導入したシステムの税務上の課題調査(俺は税理士じゃない)・受注したコンサルティング契約書のドラフト作成(すっかり忘れていた)・来週訪問するクライアント向け提案書作成(ちょっとマンネリ化?)・報酬の請求(これは気分が良い)・進行中プロジェクトの進捗確認(まずい)・クライアントからの電話対応(長話になりがち)・ある外資系ITベンダーとの提携話。(良い案が浮かばない!)・新案件の見積もり書作成(本当に仕事くれるんだろうな?)・契約書の郵送......どうも、最近、事務処理が多くて困る。経費削減のため、秘書の数が減って、秘書も忙しい。つまらないことは頼めない。トホホ...人をもっと増やしたい。こんなことを上司に愚痴っても無駄である。プロジェクトの収益性、稼動率が会社の合格基準を満たさない場合、人の増員は認められない。プロジェクトマネージャーが踏ん張るしかない。このままじゃ日記のネタを考える時間がない!来週から出張が続く...まあ、何とかなるさ。何年も、ずっとこの調子なんだから...さあ、仕事に戻ろう。
2004.12.03
ソフトバンク・孫正義社長は、30日の記者会見(福岡ダイエーホークスがソフトバンクへ譲渡されることの正式発表)で、球界改革への思いを語るとともに、IT企業らしいユニークなファン獲得プランを披露した。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041201-00000028-sph-spo「単に参加することに意義があるのでなく、球界の歴史を変えていく。やる以上は清く正しく、正々堂々と。オーナー会議でも発言していきたい」誰の助けも借りず、自力で球団を獲得した孫社長の発言は、何の気兼ねもなく、堂々としていて気持ちが良い。僕が期待する孫社長の発言は以下の2点 (1)「双方向で多くの人々と情報のやりとりが出来るようにしたい」 (2)「メジャーと世界選手権を開催することを模索すべきだ」(1)は、インターネットでの試合中継で20~30台のカメラを設置し、ファンが見たい映像を自ら取捨選択できるサービス。これは面白い。今時の野球ファンは、球団よりも選手個人のファンだったりする。新庄ファンだったら、知らない選手のプレーより新庄の表情をずっと見たいだろう。女性など新しいファン獲得につながるのではないか?正直言って僕は、サッカーの方が好きなので、将来的に、このサービスをサッカー中継にも適用してほしい。サッカーをやっている子供や若者は、ボールを持っていない時も含めて注目している選手の動き、ポジショニングを研究したいだろうからマルチスクリーンで見れたら便利だろう。サッカーのサポーターは、戦術に詳しく、うんちくを語る人が多いので、そんな人にも受けるのではないか?結構、隠れてファールしている選手がいるので、誰がワルだか観察してみるのも面白い。話は野球に戻って、マニアックなファンのために、スコアも含めて記録を電子化して、中継時、データ分析できるサービスがあったら面白いと思う。自分が監督やキャッチャーになったつもりで試合を楽しめる。試合後、ネットでは、監督の采配で盛り上がるに違いない。更に選手の成績や対戦記録をテレビゲームにインプットして、ゲーム上の選手特性に反映できればリアルで面白い。マニアック過ぎる?でも、おたくをファンにすると簡単に裏切らないから、優れた戦略だと思う。(2)は、誰もが望むことだが、これまで自分の野望を次々と実現し、ITバブルもなんのその、いまや通信の巨人NTTグループに挑む孫氏の言うことだけに期待が大きい。今の野球の試合は緊張感がない。日本シリーズなんて、どちらが優勝してもバーゲンはやるし、熱狂的なファンでないかぎり、一喜一憂することがないのでは?サッカーのように国を挙げて戦うスポーツは、国民全員がハラハラドキドキ。ナショナルチームで活躍した選手が球団に戻れば、その球団のファンになる確率も高いはず。代表に選ばれることを目指して選手もハッスルする。まずは、アジア選手権だけでも良い。サッカーのアジアカップで中国に勝った時の感動を野球でも味わいたい。孫社長、頑張れ!楽天の三木谷社長も負けるな!ちなみに僕は今年、完全に巨人ファン辞めました。今は松井の活躍だけが楽しみです。もう一度、日本のプロ野球で感動したい!■最も重要なのは1番目が志と理念、2番目がビジョン、3番目が戦略です…。日本を変える男・孫正義を徹底取材。志高く 孫正義正伝 ( 著者: 井上篤夫 | 出版社: 実業之日本社 )
2004.12.01
近ごろ、血液型による性格判断を扱うテレビ番組が増えていてるが、血液型で性格を決めつける内容が目立ち、視聴者から、子供がいじめを受けたとか、一方的に性格を決めつけられるのは不愉快とか、苦情が相次いでいるらしい。「決定!これが日本のベスト100」(テレビ朝日系)、発掘!あるある大事典2」(フジテレビ系)など。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041127-00000054-mai-soci僕は、父親が血液型性格診断が好きだったせいか、結構、血液型と性格を結び付けるのが好きな方である。父も僕も血液型がO型なのであるが、血液型性格診断では総合するとO型は評価が高いようで、そのせいかO型の人は自分の血液型を気に入っており、血液型性格診断も好きな人が多いんじゃないかと思う。だけど、これは、あくまで個人の趣味の世界。こんなことを社会で堂々と主張して良いのか?これには注意しているし、問題意識を持っている。実際に、血液型で性格が決まるかどうか?というと、統計学上の違いは僅かであり、科学的には何も実証されていないというのが現状のよう。これが真実かどうかは僕にはわからないが、いずれにしても人の性格は後天的に形成される面が強いので、先入観で簡単に判断することは避けなければならないと思う。しかし、わかっていると思いながらも、”血液型性格診断”が好きな人は、人をそのようなイメージで捕らえがちなので注意が必要だ。(自分も注意しなければ)他人だけでなく、自分は?型だからなんて、自己暗示をかけてしまうのも恐ろしい。考えてみると、こういう不確実な仮説を前提に物事を判断する世界は怖い。血液型で大臣を決めますとか、採用、配属を決めますなんてことを総理大臣や社長が、選挙民や株主、従業員に堂々と言ったら、どうだろう?ある大手企業は、血液型で判断してプロジェクトチームを編成したらしいが、こんなことするなら採用時、ちゃんと人事の方針を説明してくれ!という社員も多いんじゃないだろうか?民主主義、資本主義の世の中であれば、いくら意思決定の実権を握っている人でも、関係者に対して、何故そうするのか?そうしたのか?説明する責任がある。そんなとき、不確実な仮説を前提にされると困るよね?テレビなんて今や世論を動かす凄まじいパワーなんだから、当然、説明責任があるはず。面白おかしくやっているなら、冗談であることを明確に出さなければいけないし、テレビ局の主張なら、もっと真面目に根拠を説明すべきだろう。なんだか対応が中途半端、無責任。
2004.11.29
昨日の日記で細木数子を取り上げたら、いろんな方からご意見を頂き、ブログの和を広げることができて良かった。細木数子に感謝。日記の内容をよく読んで頂くとわかると思うが、僕は細木数子や江原を完全否定している訳ではなく、むしろ、その才能に注目し、興味を持っている。ただ占いや霊視というものは肯定も否定もできない不確実な事象であるから、僕自身100%信用することはできないし、信ずる人に対しては、過度にのめり込んで自分を見失わないでほしいと願っている。人間は万能ではないし、人間が考えた科学だけでは解明できない事が沢山ある。霊やUFOや臨死体験など、この世の中には不思議な事が多い。僕は、これを肯定せず、否定もせず、仮説として捉えている。実は結構、仮説が好きかもしれない。僕が一番好きな仮説を唱える人は飯田史彦という人。「生きがいの創造」という本がヒットしたので、ご存じの方も多いだろう。この人は、幼児が語る過去生の記憶や臨死体験をした人の証言から、輪廻転生の仕組みを前提にして、人生の目的や生きがいとは何かを追求している。彼によると、愛すること、許すことを学ぶのが人生の目的であり、生きがいである。人は魂という普遍的な存在の、この世の姿であり、魂は、あの世とこの世を行ったり来りする。上記の目的のため、あの世で、魂は、光の存在(神のような存在)から、いろいろな課題を与えられて、この世に送り込まれる。死ぬと、光の存在の指導を受け、次の課題を与えられて、また、この世に送り込まれる。これを繰り返し、この世で修行をすることにより魂は鍛えられ、レベルの高い魂に成長していく。魂は、結び付きの強い他の魂(ソウルメイト)を持ち、ときには夫婦になったり、親子になったり、親友になったり、敵になったりして、この世で関わりを持ち、互いに修行をする。こういう仕組みを前提に人生を考えれば、たとえ不幸な運命であったとしても、魂のレベルを高めるための修行なんだと理解し、希望を持ち、乗り越えることができる。大地震、殺人、テロなどの被害者やご家族障害を持つ人やご家族病気で苦しむ人騙されて一文無しになった人癌で死を宣告された人絶望のどん底にいる人をどうやって精神的に救い出すことができるか?自分がそのような運命になった場合、どうやって立ち直るか?ときどき考えることがあるが、そういうとき、この仮説を思い出す。飯田史彦はもともと経営学を専行する学者で、このテーマについても、学者としてのスタンスで自分が確認した事実に基づいて生きがい論を展開している。自分が教祖だとか超能力があるとか一切言っていない。臨死体験の不思議については脳のいたずらであることを科学的に説明する学者もいるし、違った興味深い仮説もあるので、僕は、輪廻転生を100%信じているわけではないけれど、こうであったら良いなと思う、とても素敵な仮説なのである。生きがいの創造 “生まれ変わりの科学”が人生を変える ( 著者: 飯田史彦 | 出版社: PHP研究所 )
2004.11.26
テレビ朝日のスペシャルドラマ「弟」を見た。これは石原慎太郎は弟であり昭和の大スター石原裕次郎の全貌を描いた小説をドラマ化したもの。石原裕次郎の晩年といえば「太陽にほえろ」の渋い署長、石原軍団のボス、ハワイ豪遊といった明のイメージがあったのだが、こんなに病気で苦しんだ人だとは知らなかった。長年にわたる病気との闘いは痛々しく見ていて辛いのだけれど、同時に兄弟、家族、部下の献身的な愛と、裕次郎のまわりへの気遣いが美しく描かれている。まわりも本人も、当然、死を恐れ、悩み苦しんだけれども、死を十分覚悟するだけの時間があったし、努力もした。僕は数年前に母を亡くしてから死というものを意識し、自分はどのように死んでいくのか?ということを、ときどき考えるようになったのだが、石原裕次郎の場合のように愛する人たちに囲まれ、長い時間をかけて愛を十分感じ合って、また、死を十分覚悟して死んでいく死に方は、ひとつの理想形だと思った。僕の母の場合、まだ60代で元気に仕事もしてたのだが、何の前触れもなく、心筋梗塞で急死した。母の場合、数分苦しんだだけで、比較的楽に死んだようだ。石原裕次郎の死とはまったく対照的だが、考えれ見れば、やりたいことをやって、人生の下り坂を知らず、長い時間苦しまず、醜い部分を何一つ残さずに一瞬のうちに去っていったのだから、これもある意味で理想的な死に方かもしれない。石原裕次郎も、僕の母の、若くして亡くなったので、まわりの悲しみは深いが、それぞれ違った意味で美しい。それに比べて、近頃、戦争やテロ、変質者による殺人事件、北朝鮮の餓死・政治犯の処刑など、無残な死のニュースが多いが、本当に、やりきれない。絶対に、自分はこんな死に方をしたくないし、愛する人に、こんな死に方をされたくない。だけど、どんな死に方であれ、死の直前まで自分が主体的に判断し行動できる部分は残っているのではないかと思う。(母のように即死は難しいかもしれないが)これから先、少しずつ自分も年老いていくが、理想的な死に方とは何か?どうすれば、そんな死に方ができるか?も、人生のテーマ。それによって普段の生活や健康の考え方も変わっていくように思う。
2004.11.21
昨日、同業他社と、某大企業との業務提携・資本参加のニュースが流れたのでGoogleで関連情報を検索してみたら「2ちゃんねる」のページが上位に表示された。どうせ、ろくな情報はないだろうとは思ったが、ちょっと気になったので、読んでみたらビックリ!この情報がニュースの前にリークされているではないか!おそらく匿名で書き込んでいる誰かが、その会社の社員ではないかと思う。しかし、企業の買収や業務提携といった情報は上場企業の場合、株価に影響するから、株を持っている一般の人達にも影響する。そういうこと考えているのかね?機密情報を漏らす社員は解雇に値すると思うが、匿名なら何をやっても良いのか?と飽きれてしまった。人間には表の顔と裏の顔があると思うが、2ちゃんねるでは裏の顔が丸出しになるのだろう。しかし、ただ飽きれて見過ごしているような問題ではない。匿名の人間同士の自由なコミュニケーションが、社会や経済に与える影響は非常に大きいと実感した。ビジネスにおいても生活においても、こうした裏情報の分析もできないと生き残って行けないのかもしれない。考えて見ると楽天広場も匿名だからな~でも、人として理性や良心を失っちゃいけないよね。
2004.11.17
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昨日、ファインディングニモのDVDをレンタルビデオ屋から借りてきて見た。映画通の中では、今更の話題かもしれないが、幼い息子を持つ父親としては書かずにはいられない。この映画は、過去の悲劇から過保護になってしまった父親と自立心が芽生え始めた息子の物語りで、親子愛と自立がテーマだ。うちは幼稚園児の息子がいるが、赤ちゃんの頃、熱製痙攣で救急車で病院にかつぎこまれて以来、それがトラウマになり、ちょっとした病気でも神経質になってしまう。ニモのお父さんのマリーンの立場と重なる。親は子供より先に死んでいく。いくら守ってあげようと思っても、守り切れるものではない。自立するため、いかに子供を強く賢く育てていくかが課題だ。人間は経験を通して成長していくから、子供に成長の機会を与えなければならない。しかし、人間は未来を予知することができないから、機会を与えるということは失敗を覚悟しなければならないということだ。その子の力の程度をよく知り、何だったら任せてよいのか親は、判断しなければならない。また、しっかり見守ってあげることも大切である。しかし、言うことは簡単だけど、具体的にどうすれば良いかは、状況によって異なるので難しい判断を迫られる。この世の中、危険なことばかりだから、いくら親が監視しても、しきれるものではない。最後は、子供を信じること、運命を信じることしかない。これはビジネスでも言えること。経営者、管理職が自分のビジネスを拡大するには、部下に仕事を任せ、成長させることが重要だ。ビジネスでもリスク管理の能力に加え、最後は信ずる気持ちと覚悟が必要だ。お父さんのマリーンは、最後にニモの判断を信じて、脱出に成功し、ハッピーエンドに終わった。人生、常にハッピーエンドではないが、最後は、信じて覚悟するという心構えが大切だと思った。映画通の人の中には、この映画のストーリーがつまらないという人がいるが、僕は、人生の重要なテーマを誰にでも、わかりやすく伝えることに成功した良い映画だと思う。おまけのバーチャル水族館も美しいので、これは買って、また見ようと思う。ファインディングニモ【楽天野球団】
2004.11.15
西武の親会社のコクドが200億円で球団売却をライブドアなど数社に打診していた問題。この話、本当に笑ってしまった。堤義明前オーナーは、楽天、ライブドアのプロ野球参入を審査する立場だったのに、同時にこんな矛盾したことをやっていたとは、頭の構造がどうなっているのか、調べてみたくなる。つい先日も、グループ会社による保有株比率を有価証券報告書に過少記載したり、取引先企業にその株が下がることわかっていながら購入を持ち掛けたり、総会屋へ利益供与したり、訳のわからないこと繰り返している。経営が悪化しているとは言え、こんなことやったら、ばれるに決まっているだろう!?と言いたくなる。考えてみれば、三菱自動車、UFJ銀行、雪印、長銀、山一證券...誰でも知っている大企業の多くが、経営者や社員の不正によって経営が行き詰った。統計的に調べてはいないが、日本の大企業の経営者って、不正に絡む確率が、かなり高いんじゃないかと思う。どうしてこんなことになるのか?サラリーマンの目標は社長や役員になることなんだろうが、こんな不正に関わらなければならないんだろうか?追い詰められたら人間は誰でも理性を失い、愚かなことやってしまうんだろうか?このような深層心理を解明し、予防するのも重要な経営課題だと思う。不正を犯して刑務所に入った経営者達に、何故、そうしてしまったか?インタビューを行なって本にしたら売れるかもしれない。僕は、このようなニュースを見る度に、万が一、自分が会社で不正に絡むようなことがあったら、家族には苦労かけるが、会社を辞めると誓っている。ライブドア堀江社長も、今回、財界のいろいろな矛盾を知り、怒っただろうけど、この怒りを忘れずにいてもらいたい。間違っても染まって同じ道へ行かないでもらいたいと思う。勿論、楽天の三木谷社長も。これって、違法ですか? 実践コンプライアンス講座( 著者: 中島茂 / 秋山進 | 出版社: 日本経...
2004.11.09
楽天の三木谷さんは、さすがMBA、元銀行員だけあって、とても戦略的で慎重な戦いをしたと思う。絶対に負けない戦いをするという意味で三木谷さんは起業家に留まらず、一流企業の経営者としての資質があるのではないか?しかし、それが好きかどうかは別の問題だ。個人の評価では、ライブドアの堀江さんの勝利は明らかだ。特にネット社会の中心を成す30代以下の世代は、圧倒的に堀江さん派が多いのではないか?今の若者は、この日本を駄目にした古い権力に対する強い不信感があると思う。ナベツネの影が見え隠れする三木谷さんは、それだけでマイナスイメージ。(僕も今年、完全に巨人ファンをやめた)また、テレビなどマスコミに対する発言があまりにも慎重過ぎて、ぜんぜん面白くない。一方、堀江さんは、淡々としながらも、キャラクターが表れているし、このままでは終わらせないという何か秘めた闘志のようなものを感じるので共感する人が多いのではないか?楽天広場を利用していながら、批判的なことを書いて申し訳ないが、率直な感想。でも、ビジネスは勝たなきゃ意味がないからね。長い目で見て勝負は終わったわけではない。今後の両社の展開が楽しみだ。
2004.11.03
「自分探しの旅に出たい」。イラクで武装組織に拘束され殺害された香田さんは、友人にそう言って旅立ったそうだ。しかし、自分探しの旅は最悪の結末となってしまった。最近、この香田さんのように自分探しをしている青年が増えているのではないかと思う。身近な人のアドバイスが信じられず、自分の生き方を自分の力で見つけようと探し回っている人達だ。今の日本、大企業の破綻が相次ぎ、一流大学→一流企業→年功序列といった従来の成功モデルが成り立たなくなってきている。一方、イチロー、中田など世界で活躍するスポーツ選手や、楽天、ライブドアなどのIT企業の社長のように、己を信じて、一躍、大成功する人達が脚光を浴びている。こうした中で、多くの若者は、親や会社の上司・先輩など年上の人の説教を聞いても意味がないと思うようになったのかもしれない。確かに当たっている面はあるが、同時に、そこには勘違いがあり、落とし穴があると僕は思う。本当に環境を変えることだけが自分を探す方法なんだろうか?何が成功かは個人によって異なるが、少なくとも社会の中で何かを成し遂げようとするには対人能力を磨く必要があるし、危機管理の能力も必要だ。社会で十分な経験を積んでいない若者は、リスクを察したり、状況判断する力が弱い。また、組織で目標を達成する経験や、人との交渉・駆け引きの経験が乏しいので、相手の立場や人の心を読む力も未熟だ。香田さんの行動は、勇気があるというよりも、幼児がひとりで外を出歩くように、こわい物知らず、浅はかで無防備と言えるのではないか?。極悪な人達にとって、こういう若者の心を操ったり、おとしいれることは簡単なことであろう。また、多くの若者にとって、自分探しが、実は現実逃避になっていないか?という点も気になる。世界のため何か役立ちたい。何か他にやるべきことがあるのでは?今の自分は本当の自分ではない。気持ちはわかるが、ゲームをリセットするように、直面している現実の問題を放り出して、次々と新しい環境へ移っては、問題解決を通して自分を磨く機会を失うし、自分を見つけることもできないと思う。身近で平凡な人間関係の中にも学ぶことが多いのではないか?
2004.11.01
僕が初めて買ったLPレコードはイーグルスの「呪われた夜」1曲目はタイトル曲の「呪われた夜」あのかっこいいイントロをラジオで聞いて衝撃を受け、1ヶ月の小遣いをはたいて衝動買いした。まだ小学生だった。あれから、なんと28年後の今年(10月30日)、初めてイーグルスのコンサートへ行く。これまで、ポールマッカートニー、ミックジャガー、ドゥービーブラザーズ、スティング...いろんなアーティストのコンサートへ行ったが、僕にとって、大本命は、やっぱりイーグルスだ。ドン・ヘンリーもグレン・フライも50代後半らしい。イーグルスを見ることができるのも、これが最初で最後のチャンスかもしれない。テレビの映像ではドン・ヘンリーの太り具合がちょっと気になるが、衰えはまったく感じない。なんだか、ひさしぶりにトキメキのようなものを感じている。イーグルス/呪われた夜
2004.10.28
宇奈月温泉駅に車を置き、トロッコに乗ってで鐘釣に向かった。トロッコは山の中を走る小さな電車で、遊園地の乗り物のようだ。息子は大喜び。大自然の美しい景色よりトロッコに夢中だ。大自然の中、所々に発電所やトンネルやダムの建設物が見えた。ここは裕次郎の映画「黒部の太陽」の舞台。「黒部の太陽」は黒四ダムを困難に打ち勝って完成させた男たちの物語。プロジェクトXの世界である。この風景を見れば工事が大掛かりだったことがよくわかる。殉死者の墓を見て、昔の日本人は、志しを持って、よく頑張ったんだなと心を打たれた。宇奈月駅から約40分、鐘釣駅に着いた。徒歩5分程の所に旅館はあった。築40年のオンボロ旅館で、女将ひとりと2名の年老いた男性で営んでいる。ここは秘境、やっぱり通信はできなかった。風呂は、旅館から100メートル程下った河原にある露天風呂しかない。夕方になるとアブの大群がやってくるらしい。チェックインして大慌てで河原へ向かった。かみさんは女性オンリーの岩風呂へ、僕と息子は露天風呂へ入った。露天風呂は案内の写真とは全く異なり、こじんまりとしたものだった。後で聞いたら、写真の露天風呂は、数年前、洪水で流されたそうだ。がっかりしたが、湯の方は名湯100選に選ばれただけあって気持ちが良かった。ホッとしたのもつかの間、アブの大群がやってきた。『逃げろ~!』と叫び、体を拭かずに大慌てで浴衣を帰ってきた。息子は初めて味わった大自然の脅威にショックを受け、泣き叫んだ。かみさんも大変だったらしい。テントで隠された岩風呂には、更衣室がなく、岩風呂に入って着替えた?そうだ。あ~腹減った。やっと夕食の時間だ。アサヒスーパードライが冷えていてラッキーだった。料理は山菜尽し。天麩羅、胡麻和え、煮物...メインは鮎の塩焼き。追加で岩魚のこつ酒を注文した。(これは美味!)僕は基本的にこういった料理が好きだ。酒はおいといて、ずっとこんな食事をしていたら誰でもダイエットは成功しそうだ。食事中、女将から、いきなり、「夜は蚊が集まってくるので、消灯は8時です。」とアナウンスがあった。「ちょっと待て、あと15分で8時ではないか?」まあ、山の生活とはこういうものだ。息子にも良い経験だ。「満足、満足」山は涼しいので僕は床に就いた瞬間、熟睡したようだ。かみさんと息子は環境の違いからか、なかなか寝付けなかったようである。都会に慣れてしまったふたりにはちょっと不満だったようだが、僕としては、ふたりにもっと多様な価値感と順応性を持ってもらいたい。これからの日本、どうなるかわからないのだから。今回は貴重な経験ができたと思う。考えてみればダイエットで悩むなんて贅沢な話だ。
2004.08.09
昨日から4日間、夏休みをとった。家族と愛車セレナで金沢・黒部渓谷3泊4日の旅。今日は黒部峡谷。トロッコで鐘釣温泉へ行く。電車マニアの息子はトロッコに乗るのを楽しみにしている。多摩テックの”テッ君”に似ているらしい。僕は露天風呂が楽しみ。仕事のストレスを解消しよう。PDAを持って行くが秘境なので繋がらないと思う。書き込みの返事を書こうと思っていたが、帰ってからにしよう。ごめんなさい。
2004.08.08
昨日は、客先で打ち合わせの後、オフィスに戻って契約書ドラフトを修正したり、提案書を作ったり、プロジェクトの進捗ミーティングやったり、あわただしい日だった。仕事の合間に、PDAで楽天広場にログインし、自分のHPを見たところ、アクセス数にびっくり!いつもより1桁違う!何と1日にして5000件以上のアクセスが...どうも「ピカイチ日記」に載ったらしい。日記や掲示板にもコメントが沢山。このHPは、僕と同じ企業戦士”サラリーマン”の健康を祈って立ち上げたのだが、やったかいがあった。ありがとう!しかし、今日は仕事で疲れており返事を書くで精一杯。書きたいことは、まだまだあるが、健康のため、今日は、もう寝よう。
2004.07.30
いや~今日は暑かった。こんな蒸し暑い日に外へ出るのは、さすがに辛い。しかし、公園の日陰を中心に、しっかり1万歩を歩いた。体重は58Kg、体脂肪率は何と9.8%!ダイエットを始めたとき体脂肪率は26%だったので、この数字には我ながら驚いた。体脂肪計は壊れていないようだし、食事はしっかり取っているし、やはり腹式呼吸ウォーキングの効果が絶大なのか?腹式呼吸ウォーキング。これは大発明かもしれない。
2004.07.08
今日のウォーキングは10285歩、昼休み、オフィスの近くの公園を2周した。(約20分)ここ数ヶ月、ウォーキングは1日10000歩をコンスタントに続けている。ポケット万歩計によると今日の消費カロリーは296kcal。帰宅後、体重と体脂肪率を計ったら、59.4Kg,12%だった。この調子であれば、もう少し体重は減りそうだ。高校を卒業した頃の体重が58Kgなので、このあたりがベスト体重かな?もうそろそろ筋力強化も考えていこうか。
2004.07.05
人間ドックで肥満、高血圧、糖尿病の疑い有りと注意され、再検査の通知がきたとき、僕の体重は、73Kg、体脂肪率は、26%、血糖値は130あった。あれから半年が経った今、僕の体重は60Kg、体脂肪率14%、血糖値は97まで落ちている。医者から成人病の疑いはないとお墨付きも得た。僕のダイエットは間違いなく成功した。この世の中に、僕と似た体質、生活環境、悩みを持った人は数多くいるだろう。そのような人達に、この効率的なダイエット方法を伝え、悩みを解消してほしい。僕はそういう思いで、このHPを作っている。まだまだ完成には程遠いが、地道に、そのノウハウを記載していきたい。まず、『ダイエット法が生まれるまで』( http://plaza.rakuten.co.jp/mensdiet/4000 ) を読んほしい。
2004.07.04
大病院の医者は、数をこなさなければならないのか端的な説明しかしてくれない。基礎知識のない僕に十分な質問をする能力もない。食事に気をつけろ、運動しなさいと言われても、具体的にどうすれば良いのか?わからずに帰ってきてしまった。う~ん困った。僕も妻子持ち、子供は、まだ幼稚園児だ。このまま病人になっていく訳にはいかない。何とかしなければ。高血糖・高血圧、これらは心当たりがある。血圧は、随分前から高めだったので健康診断の度に医者に注意された。1年ほど前に椎間板ヘルニアが原因で坐骨神経痛になったとき、医者から太り過ぎ、運動不足を指摘された。こうなることは時間の問題だったのか?ネット検索や立ち読みをして、高血糖・高血圧・心拡大・善玉コレステロールの低下とは何か?調べてみた。高血糖・高血圧はネット検索すれば、本を買わなくても十分な情報を得ることができる。心拡大とは何か?これは長年、高血圧が続くと心臓が肥大し十分な血液を送り出すことができなくなる状態で、放っておくと心不全などを起こす危険性があるようだ。善玉コレステロールの低下とは、裏を返せば悪玉コレステロールが多く、免疫力が弱いということだ。要はどれも生活習慣が原因だ。日頃の運動不足、食事の偏りが原因なんだろう。まてよ。元をたどれば、仕事のストレスが原因かもしれない。マネージャー昇格以来、プレッシャーばかりだ。生き方そのものを変えなければならないのか?とにかく、何とかしなければ。
2004.04.30
僕が本格的にダイエットを始めたのは今年(2004)の1月だった。きっかけは、昨年(2003)の12月に受けた人間ドックの結果だ。人間ドックに行ったのは実に3年ぶり。随分前から血圧は高めだったし、慢性的な腰痛持ちであったが、目立った病気をしたことがないので健康には関心がなかったし、仕事に追われる毎日だったので予約が面倒くさかった。行こうと思ったきっかけは、太ってきたせいか体が重く疲れやすくなってきたことと、背中や腰がこるため睡眠が浅く、頭がスッキリしない状態が夏からずっと続いていたため、何かおかしいんじゃないかという不安がよぎったからだ。人間ドックに行かないことは、妻子持ちなのに無責任ではないか?という反省もあった。不安は的中した。医師から以下の点を指摘された。・血圧が高い。減塩、適度な運動、カロリー制限、継続的な血圧測定が必要。・血糖値が高い。糖尿病の疑いあり。2次検査の必要あり。・心拡大胸部x線で認めた。2次検査の必要あり。・善玉コレステロールが低下している。食事注意。2次検査の必要あり。(その他にもあったが、長くなるので省略。)最初は何を言っているのか全くわからなかったが、自分の体がピンチであることだけは漠然と感じた。
2004.04.25