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カテゴリ:お気楽~観劇日記~
新橋演舞場にて『ヤマトタケル』千秋楽を観劇。
3年前と同じくダブルキャストのタケル、本日は段治郎バージョン。 そして今回は、あのヘタルベ君もダブルキャスト! 《段タケル》の日は、らび☆ミ@大注目の猿紫クンが務めまする♪ むふふふふっ。。。 先日、どうにか右近バージョンを観劇することが出来たんだけど 3年前、あれほどハマってリピートした演目であるにもかかわらず、 何やら新たな感動の嵐で、思いも寄らぬところで何度もウルウルしてしまうという 想定外の事態に陥り、本日は“本命”段チャンバージョンでもあることだし・・・と それ相応の覚悟をして臨んだのだけれど。。。 意外や意外、とんでもないところで一番ズキューンときてしまったよ。 熊襲〔くまそ〕の新宮で見せる、大立ち回りのシーン。 呼吸を合わせ一定のリズムをとりながら次々かわす、といったものではなく 「えっ マジですかぃ」と思わず息を呑んでしまうような ホント、一歩間違えば「あれ、当たっちゃうよぉ」みたいな緊張感?! とても舞台上での演出とは思えないほどの、スピード感あふれる闘いぶりに ハラハラドキドキ これが“場数を踏む”ということなのか??? いやいや、それ以上にきっと、段チャンの運動神経の良さが光るシーンでしょう♪ 樽を蹴ったり投げたりするのも、今日は百発百中 すべて、待ち構える相手の元へ見事に納まってましたわ♪d(⌒o⌒)b♪ 相模の国の火の精にしても、相手との相当な信頼関係がないと あそこまで思い切ったパフォーマンスは出来ないよね。 ちょっとでも呼吸がズレたら・・・大変な事故に繋がるんだから。 そういうことも含めて、全体を通して“こなれた”っていうか、 演じることで一杯だった感のある前回より、みんなパワーアップしていて ひとりひとりに“幅”が感じられたというか、前回とは違う印象を受けることが多かった。 観ている自分にも言えることなのかもしれないけど。(笑) そして、らび☆ミ的に今回の目玉といってもいいくらいのヘタルベ@猿紫クン。 走水〔はしりみず〕からタケルに同行することになる、花道での単独シーン。 ん~~~、まぁまぁ・・・ですかね。(≧▽≦)ゞ 千秋楽といえど、今回初めて挑戦した役。 さすがに弘太郎クンのように“のびのびハツラツ”とはいかないわ。 でも、頑張ってた 声もよく通るし、セリフもハキハキしてGood♪ だけどやっぱ、ミョーに緊張したっつーか 勝手にね、アタシが。 それと、尾張の国造〔おわりのくにのみやつこ〕の館で繰り広げられる タケル&みやず姫の祝・婚礼のダンス♪ 今まで弘太郎クンのインパクトがあまりにも強かった(しかも合っていた)ため、 「どうなんぢゃ??」と思っていたが、まぁ何とかイイ感じにこなせてました。 何たって、最前のセンターという絶好のポジションだからね♪ 皆の先頭にたって婚礼を盛り上げる役なんだから!!! 若さを活かした軽快な身のこなしと、「楽しい!」「嬉しい!」「めでたい!」を 体を使って表現するって、とってもエネルギッシュな場面。 踊り終わったとき、思わず「よしっ」って言っちゃったよ。 ←オマエは何者ぢゃ(爆) そしてエンディングでの、あのシーン。 猿紫クンの「ミコト様のいないヤマトなんて!」をひたすら楽しみにしてたんだけど、 まさかあんなふうになるなんて、夢にも思わなかったよ。 前回の公演で、“ダブルキャスト”の意味を改めて感慨深く受け止める発見があったが 単にひとつの役を二人の役者が演じるということではなく、役者さんなりに いろんな捉え方があって、だからこその“ダブルキャスト”なのだ、と。 その醍醐味を、しっかりとヘタルベでも味わわせていただきました。 タケルの無念を必死で訴え、誰も本当は悲しんだりしてないこんな国にはいたくない、と 「この国は他のどんな国よりはるかに嘘つきの国だぁあああ!!!」と号泣する姿に 場内から湧き起こる拍手。 意表を突かれて、夢中で手を叩きながら、溢れる涙を抑えることが出来なかった。 ヘタルベに泣かされるなんて。。。 ピュアで真っ直ぐな気持ちの少年だとわかっていたはずなのに、この予想外の展開には 自分でもビックリ。 最後に、兄橘姫〔えたちばなひめ〕に 「一緒に行きましょう。 美しいヤマトの国を作りましょう」 って促され、皆の後を走って追いかけるヘタルベが もぉ~いとおしくってたまんなかったわぁ~。 そんなこんなで、前回より一段とスケールアップした《段タケル》とか 初めてヘタルベ役に挑む猿紫クンとか、 何だか、成長した我が子の活躍を見せられた母のような(爆)気持ち? んもぉ~、「お母さんは嬉しいよっ」みたいな。 鳴り止まぬ拍手の嵐。 だけど1階席にスタンディングの気配はなし。 二人のタケルが揃った2回目のカーテンコールで、我慢できず立ち上がり 「右近っ!」 「段治郎っ!」 と、お声がけ♪ 後ろの人ゴメンと思いながら、こうなるともぉ止まりませんわ! そして3回目の幕があがった舞台に見えた、スーツの足元。 「きたぁーーーーーーー」 絶対に「ある」と確信してた、猿之助丈のお顔見せ♪ 穏やかな笑みを浮かべ、場内に視線を向けるお元気そうな姿を見て 思わず両手を振りまくる。“\(~o~)/” 二人のタケルが、こちらに背を向けた状態で跪き師匠の手を取る。 役者さんたちも、皆、笑顔。 と、あれっ?? 右近クン・・・泣いてる?ように見えたけど 段チャンは。。。普通に泣いてました、ハイ。(爆) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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