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テーマ:ミステリはお好き?(1480)
カテゴリ:本
追憶のかけら 人の悪意を起点とした話を書かせたら、 面白いんだけど、陰陰滅滅とすること間違いなし、 という印象が根付いた貫井作品。 これも、のっけから陰鬱な手記が始まり、 読書のスピードが全然上がらなかったですね。 しかし、ストーリーの中盤以降、 人間不信が二転三転する泥沼状態に陥りながらも、 友人や身近な人たちの助けで切り抜け、 最後はホロッとさせたことで、安心できる作品という評価です。 二転三転するあたりは、 一瞬どれが真実か、わけわからんようになりました。 悪意の正体が解明されても徒労感が残りますが、 主人公のわだかまりの解消や、人間関係が改善されることで、 それを打ち消してくれます。 ラストが良かったことで、全体的な印象もアップです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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