The Prodigy を勝手にレビュー
アテネオリンピックが始まりました。 柔道、水泳と幸先のいいスタートを切っています。 しかし、期待の男子サッカーは、早々予選敗退。 個人的には、とても応援したくなるチームでしたが、 チームの完成度は、やはり、今ひとつでした。 若いチームなので、これから上の世代で活躍して欲し いところです。 では、Prodigyの新作です。 「こんなに凄いとは思わなかった。」「これは、またハマりそうな勢いです。」素晴らしい。全く新しいサウンドで甦ってきた。昨今のシーンを一蹴し、自分達のアルバムですら、もう過去のものとしてしまった。サウンドアプローチこそ異なれど、パワー、勢い、面白さは、今まで以上です。1曲目から、生ドラムに近いサウンドと、グルーヴ感、そしてJuliette Lewis のヴォーカルとこれは、まさしくROCKです。ROCKバンド以上にROCKしている。そして、5曲目で再びヴォーカルを取るJuliette Lewis“ギルバート・グレイプ”“ナチュラルボーンキラーズ”など女優として様々な役柄をこなす彼女だが、歌声もキレまくってます。いやー凄いヴォーカルだ。曲、サウンド、ヴォーカルと、どれをとっても、とても新鮮でこのアルバム一番のハイライトと言えるでしょう。参加アーティストやサンプリングネタも色々あって、9曲目では、Shocking Blueの(Nirvanaのカバーでお馴染みの)“Love Buzz”をサンプリング。11曲目では、Michael Jacksonの“Thriller”をサンプリングしています。これは、かっこいいです。12曲目では、Oasisのギャラガー兄弟も参加しています。これも、なかなかいいです。前作“Fat Of The Land ”から7年待たされましたが、この完成度ならもう充分納得です。前作のスタイルを全部捨て去って、新しいThe Prodigyが誕生しました。リズム、サウンドは、とても新鮮で刺激的です。Rock、Punk、Rave、Clubなどあらゆる要素が上手くミックスされています。このアルバムで、また新しい時代を築いていくことでしょう。“Always Outnumbered, Never Outgunned/Always Outnumbered, Never Outgunned” The Prodigy 1. Spitfire 2. Girls 3. Memphis Bells 4. Get Up Get Off 5. Hot Ride 6. Wake Up Call 7. Action Radar 8. Medusa's Path 9. Phoenix 10. You'll Be UNDER MY WHEELS 11. The Way It Is 12. Shoot Down - Alternate Track