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さて、困ったものだ。
このブログをスタートした動機は、傾く家計を援護する為、所謂、純粋に利益追求の為であった。だからこそ、商品の紹介に徹し、以前のような凝った内容は避けよう・・・と心に決めていたのに。 結局、紹介するモノのチョイスに於いて、以前と何ら大差なくなっていた。 しょうがない。これが"性"(せい、ではなくサガと読む)というものなのだ。 ・・・と、いうわけで今回『映画監督ジュリアン・デュヴィヴィエ』である。 4200円+税、という超高額な大著。購入がさすがに難しく、近所の図書館で購入リクエストをし、やっと読む事が出来た。 まず、その「序」を読み、大きなショックを受けた。この本の作者の1人である小林隆之氏の肖像に、シビレたのである。 小林隆之(コバヤシタカユキ) 1926年生まれ。鉱山技術者として会社勤務のかたわら長年映画関連の資料収集・研究を続け、とりわけデュヴィヴィエ関係の研究に従事。国立近代美術館フィルムセンターで行われたデュヴィヴィエ大回顧上映会ではフィルモグラフィ作成を担当。デュヴィヴィエの子息との交流も深く、デュヴィヴィエが監督時代に愛用したディレクターズチェアを贈呈された。2008年没 1人の作家を愛し、生涯にわたり、ここまで追いかけ続けた、ファンの鏡のような方である。 これにはヤラレた。私も、アメリカのレヴィンソン&リンクという作家を追いかけているのだが、このままじゃイカン、という叱咤激励である。 ・・・と、いうわけで、この本は、必ず購入しようと心に決めたのでした。
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