この数週間を借りてみました。

『BLOOD THE LAST VAMPIRE』の設定をそっくりそのままというわけでは、
ないが一部をモチーフに新たな設定でTVシリーズを展開。

少女が刀を用いて翼手を退治していくというのは残して、
音無小夜という主人公が沖縄から登場。

最初は普通の女子高生として、登場してくるわけだが、
ある事件から、自分には知らない過去の自分というのに
否がおうにも向かい合う事となる。

それも、翼手という人間を襲い血をすする怪物と闘っていくのだ。
困った事にこの翼手を退治出来るのは小夜の血でたたき斬るだけ。

謎の組織、赤い盾という小夜をバックアップする組織と、
ハジという小夜を覚醒させる手助けをする男、シュヴァリエといって
小夜を守る不死の男の登場だ。

毎回、いろんな謎が増えていき、ディーヴァという小夜の妹が
この翼手を増やしている根源だと気付き、世界をまたにかけ戦い続ける。

そして自分もその翼手だと気付き葛藤する。

映画版の小夜はクールですご腕だったが、TVシリーズの
小夜は弱く自分の運命に翻弄されながら、大事な人たちを
失い悲しみにくれ、それと引き換えに心が強くなっていく。
もう誰も傷つけず失いたくないと思いながら。

そして、ディーヴァを倒したら、ハジに自分も殺してくれと
約束をしていた。

最後、ディーヴァと対決するわけだが、その前に彼に取り巻く
5人のシュヴァリエ（アンシェル、ソロモン、カール、ジェイムズ、ネイサン）と
戦うわけだが…。

中盤にシフというディーヴァの血を元に生み出した人工的翼手が
登場したりと、いろんな話がてんこ盛り。

残酷な死とか、これを夕方の6時の枠に放映してたのは、
スゴイことだなぁと思う。

普通の人間ながら、小夜を守るため、闘っていったカイは
ある意味、見ている我々の代弁者だったのかもしれない。

ラストシーンも印象深い作品となった。