第二次世界大戦中に12万人の日系アメリカ人が、
強制収容所に送られたという事実を皆さんはご存知でしょうか？
この映画は、その収容所となったトパーズ収容所を描いた物語です。

これは多くの日本人そしてアメリカ人も知っている人は少ない事実です。
なぜなら、それはアメリカの歴史にとって汚点となっているため、
多くの人が語りたがらない話です。
その収容された日系人も、話したがらない忌まわしき過去。
同じアメリカ人でありながら日本人は早く出て行け！ここは、白人の町である。
と、同じアメリカで産まれた彼らにとって戦争という悲劇が、
こういう事態を引き起こしていたのです。

収容所に送られた日系人が自分たちの尊厳を取り戻すべく
野球を通して人間らしく生きていく証を描いた作品です。

日系人の家族と白人の家族が戦争によって運命を揺り動かされた物語。

出演に日系人の家族の父親を中村雅俊さん、母親をジュディ・オングさんが
演じています。

日系アメリカ人だけで編成された第442連隊は、自らが盾となって死傷者800人と
多くの犠牲を払ってテキサス大隊を200人を守りました。

何故彼らは軍隊に志願したのかは、自分らの生活が侵害された為、日系2世が
多く志願したのでした。
”当たって砕けろ（Go for broke!）”の精神で立ち向かったそうです。

アメリカは自由の国と言われていますが、いまだ人種差別の激しい国です。
こういう良心的な作品を観て差別の少ない社会になって欲しいものです。



アメリカンパスタイム 俺たちの星条旗 キャンプ・トパーズ1944