3週も待って再開した必殺仕事人2009
前回がハードな展開で、源太（大倉忠義）が
どうなるかとういうシーンで終わったのだが、
中村主水（藤田まこと）や涼次（松岡昌宏）の機転で
伝七（福士誠治）に捕まる事も、小五郎（東山紀之）に
斬られる事もなく、その場はおさまった。

ここで流れがまた変わり源太の母親を名乗る
お富（浅野ゆう子）が登場し、源太があたたかさに
触れ、裏家業に更に躊躇する事になる。

実際はお富は詐欺師で源太は利用されて
いたわけだが、源太がだまされていると
わかった作太郎（前田航基）の悲痛なまでの
頼みの仕事をお菊（和久井映見）が請け負い
源太に仲間がお前に出来るのかと詰め寄るが
見極めて俺がやると言い放つ。

しかし、非常に徹しきれない源太は、
自首する事を薦め、その甘さゆえに
自らの命をお富に奪われる事になる…。

最後は、自らの命を持って仕事人と
して仕事を振り絞る最後の命の
灯火でお富を仕留め、絶命する。

火葬にて仲間と作太郎に見送られ
なんとも悲しい結末になった。


今作は期待が高かったぶんだけ、
お富の話をインサートして
焦点がぼやけたのが残念だ。

この話は源太絶命の流れとは
別流でやって欲しかったと思う。

CMやホームページで源太が死ぬことを
あおっていたので、余計に残念だ。

個人的には、小五郎にて惨殺。
もしくは過去のシリーズであったように
伝七に捕まり拷問、逃走、絶命という流れ
も悪くないかなと思う。

それと火葬の場面に作太郎がいるのは、
いかがなものか？合点がいかない。

今作にてよかった点は、お富を
演じた浅野ゆう子の演技。

ドラマ「大奥」にて培った静と動のバランスある
演技による気風のよさや悪態ぶりが
とても魅力的に演じられていた。

それと各自、仕事人の緊張感のある
やりとりも見逃せない。

さて、12話以降どのように展開して
いくか今後も仕事人に注目である。

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