|
カテゴリ:癒しの処方箋
にほんブログ村 アクセスありがとうございます
それでも人生にイエスと言う [ ヴィクトル・エミール・フランクル ] 彼は、活動的でやりがいのある職業生活を送っている最中でした。 多忙な広告デザイナーだったのです。 ところが、その職業生活を突然中断せざるをえなくなりました。 悪性で手術もできない重篤の脊髄腫瘍をわずらったのです。 この腫瘍のせいで、すぐに手足が麻痺状態になりました。 そこで、彼はもう、それまで主として自分の人生を 意味のあるものにしてきた活動的な生活という方向を維持することができなくなりました。 そこから閉め出されて、なにかほかの方向に向かうように迫られたのです。 彼は、活動的な生活を送れないようになってくると、 活動範囲がせばまった状況を生かして受け身の体験に没頭し、 そのように制限された可能性の範囲内でもまだ 生きる意味をどうにか手に入れようとするようになってきました。 その患者さんはどうしたでしょうか。 病院で横になっているとき、彼は猛烈に読書に取り組みました。 以前余裕のない職業生活を送っていたときは読む時間がすこしもなかった書物を読みました。 せっせとラジオで音楽をきき、他の患者さんのひとりひとりと活発に会話をかわしました。 こうして、彼は、活動的な生活を離れ、受け身になって 自己のうちに世界(とくに精神的な世界)を取り入れることによって、 それでもなお人生を意味のあるものにし人生が出す問いに 答えることができる生き方に引き下がったのです。 これでおわかりでしょう。この勇気のある人は、 その当時でもまだ、どれほど制限されていても 自分の人生が無意味になったとはけっして思っていなかったのです。 ところが、それから病気が進行して、 もう書物を手にすることもできなくなるときがきました。 それほど筋力が衰えたのです。 そのときには、もはやヘッドホーンの重みも耐えられませんでした。 ヘッドホーンをつけると、頭蓋骨の神経の苦痛がとてもひどくなったのです。 そのうえとうとう、話すことも困難になりました。 他の患者の人と才気に満ちた会話をすることももうできなくなりました。 こうして、この人は、またもや方向転換を迫られたのです。 運命に命じられたのです。 けれども、いまでは、創造的な価値実現の世界だけではなく、 体験によって価値を実現する世界からも去らなければならなかったのです。 それが、病気に制約された彼の人生最後の日々の状況でした。 けれども、そういう状況でもまだ、どうにか意味を手にいれることができたのです。 まさに、そういう状況に対して彼がとった態度によって、 意味を手に入れることができたのです。 その患者さんは、自分の命がもう長くないことを、それどころか あと数時間しかないことをまったく正確に知っていました。 私はちょうどそのとき、その病院の当直医として、 この男性の最後の回診をしなければなりませんでした。 そのときのことをいまでもはっきりと覚えています。 ベッドのそばを通りかかったとき、彼は合図をして私を呼び寄せました。 そして話すのに苦労しながらこう伝えました。 午前の病院長の回診のときに聞いて知ったのだが、G教授が、 死ぬ直前の苦痛を和らげるため、死ぬ数時間前に 私にモルヒネを注射するように支持したんです。 だから、今夜で私は「おしまい」だと思う、それで、いまのうちに、 この回診の際に注射を済ましておいてください、 そうすればあなたも宿直の看護師に呼ばれてわざわざ 私のために安眠を妨げられずにすむでしょうから、と。 このようにして、この人は人生の最後の数時間でも、まだ まわりのひとを「妨げ」ずにいたわろうと気を配っていたのです。 どんなつらさにもどんな苦痛にも耐えた勇気はともかくとして、 こういうさりげない言葉、このようにまわりの人を思いやる気持ちを見てください。 まぎれもなく死ぬ数時間前のことです。 ここに素晴らしい業績があります。 職業上の業績ではないにしても、人間らしい無比の業績があります。 私がいまから主張することもおわかりいただけると思います。 この患者さんが今でも現役で職業活動を送っていたら、 もっとすばらしい広告デザインを発表することができたでしょう。 けれども、どんなにすばらしい広告デザインも、 世界中で一番立派で美しい広告デザインも、 いまお話しした死ぬ数時間前のふるまいにあらわれている業績にはかなわなかったでしょう。 それは、さりげないけれども、人間らしい業績なのです。 以上からわかるように、病気になったからといって、 かならずしも、生きる意味がなくなったり貧しくなったりするわけではけっしてありません。 むしろ、病気が意味あるものになる可能性も常にあります。 人生はそれ自体意味があるわけですから、 どんな状況でも人生にイエスと言う意味があります。 そればかりか、どんな状況でも人生にイエスと言うことができるのです。 V.E.フランクル「それでも人生にイエスと言う」より引用。 ☆あなたが癒しと安らぎで満たされ、幸せでありますように☆ ★毎日、応援クリック、ホントにありがとうございます! にほんブログ村 【クレジットカード決済(ペイパル)がご利用いただけます 】 ◆【一番人気】3ヶ月位内に効果を実感したい方へのコンサルのご案内 ◆カフェでセッションのご案内 ◆コンサルティングのご案内 ◆オンライン・コンサルティングのご案内 ◆あなたの図面にグリッドを作成します♪ ◆a homely house オリジナルバグアマップ(1000円) ◆遠方でもコンサルを可能に! ◆その他クーポン&特典は 鑑定・コンサル&セッションのご案内 をご覧ください。 ◆「クライアント様の声」 随時更新中です!! ☆今後の記事に反映させて頂く簡単なアンケートにご協力お願いします~ ☆☆☆・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・☆☆☆ あなたの応援が投稿の励みになっていますm(__)m にほんブログ村 ← お返事できませんが内緒のコメントはこちらへどうぞ♪ 今後の参考、また励みとさせていただきますね☆ ↑ クライアントさまのレビューやアイデア、プロジェクト画像がご覧いただけます! ☆最後までお付き合いいただき、ありがとうございました! ★☆★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ あなたが恐れと不安の会話の中にいるとき、それが、あなたの住む世界になるのです。 もしあなたが、可能性や自分の目の前にあるものに対する感謝についての会話をするなら、 それが、あなたの住む世界になるのです。 (ソウル・オブ・マネーより) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★☆★ Copyright(C) a homely house/Kagetsu Hirano, All Rights Reserved. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[癒しの処方箋 ] カテゴリの最新記事
|