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2007年05月16日
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カテゴリ:子育て*編
先日見送りになった政府の教育再生審議会の「親学」の提言には考えさせられるものがありました。
政府がここまで言う必要があるだろうか・・・という声が多かったから・・・というのが見送りになった一番の理由だったそうです。

「子守唄音符を聴かせる」「母乳で育てる」「早寝早起き晴れ」とか「父親もPTAに参加する」・・・等々、ひとつひとつ内容を見ていると、どれひとつとして間違っているものはありません。
どれも大切なことだと思います。
でも・・・読んでいるとなぜか少し腹が立ってくる失敗・・・のはどうしてなんだろう??

こういうことを政府が提言したくなる・・・というのは、提言の内容に挙げられていたことができていない親が多いから・・・ということなのでしょう。
ある意味それは否めません。
だけど、ひとつ誤解してほしくないのは、たいていの親は提言に挙げられていたことを知らないわけではない・・・ということです。
知っていて、しかも大切なことだと思われる人が大半だと思うのです。
でも、それが"できない"という現状。
問題にすべきはそっちの方なんじゃないかなぁ・・・??

子守唄を聴かせて、おっぱいで赤ちゃんを育てるには母親のゆったりした気持ちが必要・・・なのに、家事・育児の負担は大きく、感じるのは焦燥感や疲労感だったり・・・。
観たい時にいつでも観られるビデオやDVDDVD・・・一日中アニメを放送してるチャンネルテレビ・・・一晩中明かりの消えることのないコンビニエンスストアコンビニ・・・大人たちが娯楽や便利さばかりを追い求めた結果、子ども達までが夜型の生活に・・・。
父親がPTAに??それはもちろん大歓迎!・・・だけど、参加させてくれる企業が今一体どれくらいあるかなぁ?
こういうことに目を向けないで今回の様な提言を「親学」だと言われても、わたし達はどうすることもできないような気がするのです。
もちろん個々人の努力は必要不可欠ですが・・・。

政府がここまで言う必要はない・・・と言うより、提言の内容が実行しにくい世の中になっていることをもっと理解してほしい・・・切実な願いです。
挙げられていたこと、わたし達は知らないわけではありません雫





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Last updated  2007年05月16日 14時17分43秒
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