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カテゴリ:海外生活の助っ人たち
自慢じゃないが、何度医者の世話になったか知れない。
医療システムが非常に充実しているドイツという国において、 その恩恵をうけまくっていた毎日。 特に最後の4年間ほどはそのシステムを有効利用する裏技まで 身に着けて、母親くらいの年齢のドイツ人同僚たちまで 困ったことがあると私に尋ねてくるようになったほどだった。 とにかくどんな小さな問題でもすぐ医者に行くようにし、 医者の方針に納得できなければ別の医者に変え、色んな医者を 渡り歩いて病気に対する色々な知識もかなり身についたと自分でも思う。 (私が変死でもしたらミュンヘン中の医者という医者に尋ねてもらえば 身体のどの場所のレントゲン写真でも即座に見つかるに違いない) しかし、そんな私が10年以上のドイツ滞在中、まるで神様のように 頼り続けていたものがある。 それは「Tea Tree Oil (ドイツ語ではTeebaumoel)」。 日本語でティートゥリーオイルともティーツリーオイルとも 言われているものだが、日本では主にアロマテラピー用のオイルと して知られているらしい。テラピーの効用としては爽やかな香りが 鼻から脳へ伝達され、心の悩みを緩和、ストレスを解消させるそうだ。 たしかにレモンをもっと苦くしたような、ツーンとくる香りは リフレッシュするのに合うような気がするが、人によっては 受け付けられない、と敬遠することもあると思う。 しかし、この香りが嫌いな人でも、ぜひ知っておいて欲しいことがある。 このオイルはドイツでは「家庭用消毒液」として普及していて、 実際驚くほど素晴らしい「万能薬」であること。 200倍に薄めてもまだ威力を失わないというものすごいパワー。 「天然の消毒液」との異名を持つこのオイルは、100%天然のものなので 口に入れてもまったく問題はない。(精油に限ります) 出来始めのニキビに綿棒でつけるとあっという間に乾いてひっこんで しまうし、濡れ雑巾にたらして掃除をすると室内の殺菌にもなり、 ダニ・カビなどの予防になる。コップ1杯の水に数滴たらせば ウガイ薬になるし、足にすり込めばデオドラントとしても使えるのだ。 ここ数日、飼っている犬のノミに刺されたようで、足に水ぶくれが できて困っていたが、突然思いついて綿棒で塗ってみたら これも乾燥してかゆみが止まってしまった。 恐るべきティートゥリーオイル…。 以下に主な効能をまとめてみると、 ■アロマテラピー・リラックス効果 スッキリとした爽やかな香りが鼻から脳へ伝達され、心の悩みを緩和。 ストレスを解消。マッサージやお風呂に使用すれば、筋肉の緊張をほぐし リラックスできる。 ■切り傷・ニキビ・虫刺され・吹きでもの・水虫 綿棒などで直接つける ■花粉症、鼻炎予防 2,3滴をティッシュペーパーか枕に付けて、鼻にそれを近づける。 マスク、ハンカチ に2、3滴たらして使用しても可。 ■風邪予防に コップに入れた水に1滴たらし、うがいをする。 菌の気道への感染を止め、喉の 痛みを緩和。湯の張った洗面器に 数滴たらし湯気を吸入すれば咳の防止に。 ■足のニオイ防止に 直接足に擦り込む。お湯に加えて毎晩5分間足を浸す。 ■筋肉痛の緩和に 運動の前後に希釈して直接筋肉に擦り込む・お風呂に入れる。 ■その他 ・口臭防止(コップに数滴加えてうがいする) ・洗濯(洗濯層にたらして殺菌効果と香りを楽しむ) ・害虫、ダニ、カビ防止(ティッシュに垂らして靴の中、下駄箱、 浴槽、掃除機の中に入れたり、カーペット、枕、冷蔵庫に霧吹きで 吹きかけて使用) ・家庭内の清掃(窓、床、トイレ、台所等オイルを垂らした雑巾で 水ぶきし殺菌) ・各種商品に配合(シャンプーやコンディショナー、 台所用洗剤などに配合して使用) 書き始めるときりがないですが、これらすべて私が10年以上 使い続けて実際に効果を知っているので書いています。 本当にすごいんですよー。 肌の弱い方は直接塗る前に腕の内側などで試してみてからの方が いいようですが、私も肌は強い方ではありません。 例えばニキビなら、綿棒などでニキビの真上にだけ塗るように すれば問題は無いと思います。(周りの肌につくとそこが パリパリになりやすいのでケアを忘れずに!) 普段はこういう自然のものはどうも敬遠しがちな私ですが、 これだけは繰り返し繰り返し使用しています。 海外生活をされている方は、今すぐ薬局へ向かってください(笑)。 スーパーでも買うことが出来ますが、薬局である程度お金を出す 商品の方がきちんとした効き目を実感することができます。 別の効用をご存知な方がいらしたら、ぜひ教えてくださいねー。 ▲日本在住で手に入らない方はよろしければこちら↓をご覧ください! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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