カテゴリ:健康・病気
「運動中は水を飲むな!」
あ~、そんな風に言われ育った世代です! 日本特有の現象か? 宮川・麻見によれば、こうした風潮も1965年に登場した世界初のスポーツ飲料ゲータレードを、フロリダ大学のアメフトチームが公式に使い始めた1967年の大会で優勝したことで、スポーツドリンクの効果が知られるようになり、水分に対する関心が高まっていったという。 (公開後、2/10 12:45追記)また、坂本も1940年代に水分摂取の有効性に関する初期の研究を行ったJonsonの研究を提示し、その中でJonsonは「水分摂取は有害であるという憶測に基づいて作業中に水分摂取を制限する習慣が古くから確立されているが、これは鍛錬や精神力を養うという理由では正当化されるかもしれないけれども、生理学的な立場からいえば全くの誤りである」と述べているという。つまり、欧米にも古くから精神鍛錬的な意味での水分摂取制限が存在していたことになる。 恐らくは、日本のみならず、かつては海外に運動における根性論は幅広くあったと思われる。しかし、飲水制限に関しては、スポーツ飲料の登場で水分摂取についての議論が喚起され、次第に運動中の飲水が認められるようになったようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.07.29 15:00:04
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