―ＮＪ Breeze―

昨日に引き続きアメリカのＴＶの話。
の割には妙に長い今日のブログ。

今週はNational Geographic Channelのリアリティー・ショー

DOG WHISPERER WITH CESAR MILLAN

のエピソードをまとめて放映中
（午後8時～）

というか、今調べたら日本でもＮＨＫで放映していたのね！

日本では「さすらいのドッグトレイナー」というそうですね。

　　


日本でも人気なのかな？？？


ドアベルが鳴ると吼えまくる犬
何でも口に入れてしまう犬
常にアグレッシブな犬

問題を抱えた犬をリハビリ（調教）する番組。
そのトレーナーがシーザー・ミラン。

トレーナー、というかコンサルタントですね。

30分番組の中で2,3組の問題を解決していくのだけど・・・

すっかりシーザーのファンです。

彼の前ではどんな犬もすぐにおとなしくなる。
彼が「シッ」と言って
すぐに犬の注意を引くのは魔法みたい。

それを見るだけでも感心するのですが、
この番組の特徴は、犬のリハビリだけでなく、飼い主を教育する事。

それぞれ問題を抱えた家を訪れて
その場で犬と飼い主を教育するのです。

シーザーの口癖は飼い主が「Pack Leader」にならなきゃいけないって事。
主導権を握らなければ犬をしつけできない。
当たり前のようでいて、意外と犬がリーダーだったりする事が多い。

犬の叱り方は勿論、

散歩をするときにも
飼い主がリラックスして、
自信を持って楽しく散歩できるよう
歩き方まで指導します。


心理学の世界でこちらもいつも感心しちゃいます。

昨夜は特別番組として
ハリケーンカトリーナで置き去りにされてしまった
何万匹というペットのうちの3匹の犬を調教したエピソードを紹介。

3ヶ月くらい預かって犬のストレスを取り除き、
おとなしくて誰にでも引き取ってもらえるような犬に。

そのうちの一匹が、奇跡的にもとの飼い主の元へ戻ることができたのです！

シーザーの元でストレスの無い犬になったけれど、
けして尻尾を振って大喜びする姿は見られなかった犬。
（少なくとも映像では）

でも飼い主の元へ戻った途端、
尻尾を大きく振って大喜びで飛びついていきました。

3ヶ月面倒を見たシーザーには目もくれない。

あーどんなことがあってもやっぱり飼い主が好きなんだなって
そのけなげさに胸が熱くなってしまいました。

ハリケーンカトリーナでは、
ペットを置き去りにしなければならなかった人が何万人っている。

無責任な・・・という気持ちと
置き去りにしなければならなかった悲惨な状況を
同情する気持ちとが入り混じる。

家族同然のペットを置き去りにしてしまった飼い主は
これからずっと自分を責め続けて
やるせない日々を送っていくんだろうと思う。

私は小学生の時犬を飼っていたけれど、
責任を持って飼えなかった。
犬は2歳を過ぎてすぐ、あっけなく死んでしまった。
死んだときにやっと自分の不甲斐無さに気がついたけど
それではもう遅いんだよね。

いい加減だった私に対しても
飼っていた犬はずっと尻尾を振ってくれた
って思い出してなんだか泣けてきた。

今回再会できた飼い主はセカンドチャンスを与えられたわけで、
その点では本当に良かったと思う。

これを機に今まで以上にこの犬を大事にして欲しいなぁと切に願いました。


となんだか自分のざんげの場にもなってしまいましたが、
犬好きはハマッてしまう番組なのでご紹介したいなと思ったわけです。

ちなみに実家で飼っているワガママダックス(写真）に旦那が

「シッ」

としつけを試みたみたいですが・・・

全く反応無し、だったそうです（笑）。