―ＮＪ Breeze―

今回の一時帰国には色々理由があった。

まず持って帰った着物のクリーニング。
襦袢、着物合わせて７５００円。
これはかなりお得だった♪

次に歯の治療。
神経治療なんて必要無いよ・・・と、つめ物をして終了。
うれしいやら恐ろしいやら。
これだけで飛行機代が浮いた計算。

それから実家の荷物整理。
昔の日記やら写真・手紙がうじゃうじゃ出てきた。
で、やっぱり日記って読み直しちゃうもの。
（全くはかどらなくなるのだけど）

学生時代の自分が何をどう考えていたのかって
覚えているようで覚えていないものですね。

自分は変わっていないつもりでも、
良い意味でも悪い意味でも変わっていることが
はっきりとわかった。

手紙も普段語らないことを友達と語っていたりして。
今こそ余計に心にしみる友達の言葉があったりして
一人じーん。

昔を振り返るって避けるようにしてきたのだけど、
これは意外と自分のためになる行為みたい。
意外な発見。

そして色々な人に会って刺激を受けた。
友達の初コンサートにも行けたし、

やっぱり帰って正解じゃーん

と自己満足に浸って帰国の途に着いた。


でも。

朝からなーんかいやーな感じだったんだよねぇ・・・。

まず久々に朝から雨だった（爆）。
雨の中、16kgある船便の荷物を
えっちらおっちら郵便局まで持っていく。

そして空港へ行く途中、事故渋滞。

でもギリギリ許せる範囲で空港へ到着。

と、預け荷物2つあるにも関わらず、重量オーバー（泣）。
その場でスーツケースを広げて詰め替え。
泣く泣く一部日本へ置いていくことに。

で、何にも言われなかったので、
両親・叔母と普通に食事をしていると・・・

出発が早まったことに気づく。げっ。

慌てて搭乗口へ。
（結局機内で随分待たされた。）

今回デトロイト経由で戻った私。

無事デトロイトへ到着し、
3時間の待ち合わせも辛抱強く待った。

が、2時間を過ぎてそろそろ・・・

と思った時、フライト・キャンセルのアナウンス。

・・・・・。

嘘でしょ？（冷汗）

理由も歯切れが悪い。
天候が悪いからフライト数を減らす為とか何とか・・・。

カウンターは長蛇の列。
○ース・○エストのカスタマーセンターの電話番号を聞いて電話で交渉。

でも明日にならないと便が無い、
と冷たく言われて終わり。

カウンターでは

「8時からスピーチしなきゃならないんだ・・・。
どうにかならないかね？」

と優雅に苦情を言う紳士がいて、ちょっと同情。

いやいや人のことにかまっている暇は無い。

しつこく何度かかけ直すと、ようやくまともな人が出てくれる。
（これって問題だよねえ）

ゲイ口調のお兄ちゃんなんだけど、ひたすら謝ってくれて、

「クリーブランド経由NJ行きならまだ間に合う！」

とすぐに手配してくれた。

「東京から来たんじゃ大変だったよね。ごめんよー。」

とねぎらってもらい、お礼を言って電話を切る。

やればできるじゃんよぉ・・・。

でも東京ーNJの直行があるっていうのに
2回もストップオーバーする私って・・・

と重い荷物を持って慌ててクリーブランド行きのゲートへ。

あの”スピーチ”白髪紳士もいる。
やっぱりスピーチはキャンセルになっちゃったのかなぁ。

そしてたった25分のフライトなのに30分機内で待ちぼうけ～。

乗り継ぎ便に間に合わないかもっ

と焦ってクリーブランド空港を走った私の目の前には、
いつになったら出発できるかわからないというNJ行きの飛行機が。

7時出発の予定が8時になり・・・・
予定が9時半になり・・・
予定が10時になり・・・

右往左往する私の前で、あの"スピーチ”白髪紳士は
目を閉じて静かに手を組んでいた。

・・・すごい。
すっかり落ち着く私。

みんな（白髪紳士以外）のイライラが絶頂の頃、
突然出発が8時半に早まって
あわただしく出発。

結局夜10時頃NJへ到着。
一ヶ月ぶりに旦那様とご対面～。

ふいーーー。

で、次の問題は預けた荷物。

一体どこへ・・・。

結局Lost&Delay Luggageで手続きをしてやっと帰宅。

実家を出てから実に25時間が過ぎていましたーーー。

そして荷物が届いたのは
次の日の夜中の事でありました。

それでも無事届いた事に大喜びしてしまったのは
アメリカ生活者の悲しい性・・・。





教訓その1：多少高くても直行便にするべし！

教訓その2：カスタマーサービスは人によってサービスが全く違う！最低でも3人と話すべし。