初志貫徹
2月9日、お母様から元気の出るメッセージをいただきましたので、同じような気持ちの保護者の方に「共感」いただけると思います。 はじめまして。受験生の息子を持つ母です。違う塾に通っていますが、いろいろ情報を得たくてお邪魔しました。記事を読んでいるうちに涙が出てきました。息子は二水志望ですが、中学校の担任にも塾の先生にも、志望校を変更するよういわれました。今のままでは非常に厳しい。もし合格しても苦労するだけだ。それなら違う高校から大学進学を目指せばよいのではないかと。何度も息子と話し合いましたが、息子の出した結論は「初志貫徹」です。「どうしても二水にいきたい!」今までこんな強い意思表示をした息子を見たことはありません。結果がどうでようと、息子を信じようと思いました。記事を読んで、息子の選択は決して間違っていないのだと確信しました。本当にありがとうございました。(February 9, 2011 05:25:31)MiB代表南ですこのコメントを読み、身がひきしまるとともに、大きな共感を覚えました。27年前の自分自身との経験と重なるからです。私は、泉中学でした。サッカー部のレギュラーになれるかなれないか。「塾は勉強できない奴がいくところ」(そんな自分が塾長しているんですから人生わからないものです 笑)そんな変なプライドだけ高い、目立たない少年でした。家では、遅めの反抗期でしたね。外面はいいけど、親には強い!みたいな、駄目駄目少年です(お恥ずかしい) 地域柄、点数的に、性格的に(?)二水がいい!と思い込んでいました。志望を下げても錦丘かな~?で、三者面談の日。特にいやな先生ではありませんでしたが、とっても厳しい言葉を言われます。「二水は無理、この点数で二水に合格した生徒はいない! 錦丘も厳しい。西高かな!」 愕然としました。15年間で、一番のショックでした。その後、面談で何を言われたか覚えていません。走って家に帰りました。その日は勉強どころではありませんでした。くよくよ、じめじめ、ぐずぐずして夜が明けました。 何かがふっきれた!先生にM少年は言った。「この点数で二水合格した生徒がいないなら、俺が第一号になります!」この日から、M君の本当の受験勉強が始まったのです。・・・・・・・・・M君は「どうなったか?」あえて言いません。でも、いえることは「どうあったか!」ということです。 「どうなる」<「どうある」だと私は最近よく考えます。自問自答します。映画やドラマの主人公に「共感」するのは、「強いから」「勝つから」でしょうか?それもないことはありません。しかし、多くの人が共感するのは、「負けても這い上がる」「最悪のピンチでもうだめだ!~ってとこから這い上がってくる」 だから、今、ピンチの皆さん。先生から「無理」って言われたあなた。「今、あなたは、受験ドラマの主人公」なのです。「かっこよくいてください」合格すると嬉しいですが、「かっこいいか」はまた別の話。落ちてもかっこいい方法はあるのです。これが私の言う、「どこへ行く」<「どうある」(どこへ行く 以上に どうある かが大切だ!)という意味です。最初にご紹介した、お母様、お子様。今、自分ドラマをかっこよく作りあげることはできます。受験はつらいけど、楽しむこともできるのです。だって、自分で作り上げるドラマなのですから。応援しております!