原作者は著作権を知ったほうがいい/東京新聞杯予想
この楽天ブログをさらに書き込んだものをnoteにしています。私の拙い著作権知識で考えたことです。↓#note 更新。「物書きは著作権を知っておいたほうがいい」書いたものは、小説であれノンフィクションであれ、舞台化、ドラマ化、漫画化、映画化などの打診をいただくことがあります。その際に物書きを守ってくれるのは著作権です。私はビジネス著作権検定を取得しています。https://t.co/ppUrxGd0lG— 内藤みか(作家)電子書籍用アカウント (@mica_book) February 4, 2024 漫画家の先生が、テレビドラマ化の脚本トラブルの騒動の末にお亡くなりになるという悲しいニュースが報道されています。日本では、著作権があまりにも軽んじられているので、この機会に多くの人が著作権について改めて知っていただいたほうがいいのではないかと思います。ちなみに私はビジネス著作権検定取得者です。原作者の権限は相当に重く、”原作者の意に沿わない改変をすることはできません”。今回、原作者が”原作に忠実に”と強い要望を出していたことがとても重要なポイントだと思います。日本シナリオ作家協会のシナリオ契約七原則も拝見しました。「著作権法第20条の規定を順守し、脚本家に無断で脚本を改訂してはならない。」と書かれています。それと同様です。「著作権法第20条の規定を遵守し、原作者に無断で原作を改変してはならない。」のです。原作がある場合、脚本家は、原作者に無断で改変をすることはできないのです。なので、大変慎重に丁寧に、制作していく必要があるのです。著作権法第20条というのは同一性保持権と言って、著作者の意に反した改変をしてはいけないというものです。原作者の意に沿わない改変をして、原作者がひどく嫌な思いをした場合、どうなるか。DVD発売や今後の配信の許諾をしない、続編を作らない、そんな状態になる可能性はあると思います。今回問題になったドラマも(どのような理由なのかは明らかにはされていませんが)、DVD化が行われないことが昨年の時点で決まっていたようです。または、原作者が原作から原案に降りることもあります。過去も何人かの原作者が「原作者」から「原案者」に変えています。実は私も、とある舞台で原作から原案に変更してもらったことがあります(「男おいらん」より前の話です)。演出家にあまりにも話の筋やセリフを変更され、「これは私の作ったものだと言いたくない」という状態に陥ったので、原案に降りたのです。たとえば「ウ◯コ」とか、汚い言葉を連呼させてるんですよ。いくらコメディー系演出家としても、ありえないと思いました。しかし私が降りたことで、その演出家は自分が著作権者になったと盛大に勘違いしたようです。私が考案したキャラクターを用いて、勝手に続編を制作しようとしました。私の考えたキャラクターに勝手に双子の兄弟まで作ったのです。そのキャラクターを私も気に入っていただけに、勝手にいじられてショックでした。私は耐えきれず、著作権専門の弁護士に相談に行きましたね。すると、キャラクター権というのがあるので、その演出家はそれを侵害しているというご指摘でした。それを演出家に伝えたところ、その企画は中断されましたが、私に何か連絡や謝罪があったわけではありませんでした。人が考えたことをあたかも自分の制作物のように勝手に取り扱うことは絶対にできません。そのように法律も守ってくれているのです。私にとって演劇にまともに関わったのがこれが初めてだったので、あまりのことに演劇を一時的には本当に苦手になりました。こんなことがまかり通るような世界ならもう関わりたくないと思ったのです。そんな私に「悔しさはよくわかる。本当にやりたい作品を一緒に作らないか」と言ってくださったかたがいて、それでできたのが「男おいらん」だったのです。このように、著作者の権利が、あまりにも軽んじられるケースがあります。過去には私の小説の映画化の話が結構進んだこともあります。しかし突如として「設定を現代ではなく宇宙の話に変えたい」と伝えられ、お断りしました。その時は、担当編集者さんが本気で相手に怒ってくださいました。とても感謝しています(今でも「なぜ宇宙?」と思っています・・・)。過去にも何度か単発ドラマやDVDドラマにしていただいたことがありますが、原作に変更を加えるとき「ここをこう変えたいんだけどどう思いますか?」と確認をとってから変更する、もしくは原作者と話し合う、そういうことをしてくれる制作者も少なくありません。こちらが恐縮するくらい細かいことを確認してくださるところもあります。ですので全ての制作者が間違ったことをしているわけではありません。でも「なぜか原作者に許可なく改変する一部の人がいる」のは事実だと思いますし、それはとても残念なことです。そのようなことをしたらどれほど原作者が傷つくか・・・変えたいのなら、事前の相談や話し合いなどの丁寧で慎重な配慮が必要だと思います。そして原作者は、著作権についての知識はしっかり持ったほうが安心です。そうすれば、相手が間違っているのかどうかがはっきりわかるからです。著作権専門の弁護士さんもずいぶん増えてきました。検索すると見つかるはずです。ひとりで悩まず、専門家に助けを求めたほうがいいと思います。私は原作者のひとりとして、今後同じ悲劇が二度と繰り返されないことを強く願っています。ビジネス著作権検定はこちら(テキストを読むだけでも勉強になると思います)https://www.sikaku.gr.jp/bc/ココナラ法律相談で著作権に詳しい弁護士を検索した結果はこちら(無料で電話相談などを受け付けてくれる弁護士さんもいるかもしれません)https://x.gd/HeCeX死ぬほど嫌でした|佐藤秀峰 #note https://t.co/TkYhfpeUXb— 鴻上尚史 (@KOKAMIShoji) February 2, 2024「逃げ恥」脚本家・野木亜紀子氏「第三者委員会で調査を」 芦原妃名子さん急死受け“提言”(スポニチ)https://t.co/coGVU3rWn5— 毎日新聞 (@mainichi) January 31, 2024競馬予想娘、卒業制作や卒業関係の展示を超え、何やらさらに卒業作品関連の展示が別場所でも続くらしく、まだまだ忙しいです・・・(ちなみに今後も別企画で展示させていただけるのは卒業生全員ではないので、とても光栄でありがたいことのようです)。なので1人でやってると投票を忘れがち。土曜日のJCベストレース記念、キングスレインに複勝入れ忘れ。嗚呼、5.9倍だったのに。東京新聞杯 マスクトディーバで単勝です。あと 6-14 6-15 のワイド。内藤みか著作一覧(Kindle) https://amzn.to/3vqnX9v内藤みかtwitter (26K)http://twitter.com/micanaitoh内藤みかnote(6k)http://instagram.com/micanaitoh内藤みかinstagram(12K)http://instagram.com/micanaitoh_tokyo_writer/内藤みかThreads(2K)https://www.threads.net/micanaitoh_tokyo_writer※このブログは個人の考えを書いたものです。<今週の仕事>漫画原作ひたすら漫画原作短編の校正チェック<食べたもの>セブンイレブンのボルシチまだ探し続けている。まだ販売はされているらしい。でもうちの近所じゃ見当たらない(売り切れなのか?)別のお店で探してみることにする。<気になる本>最近ずっとKindleUnlimited読んでます。どれだけ読んでも月額980円。先月は計算したら20000円分くらい読みました。<デジタル連載>・コクハク(日刊ゲンダイ)にて「内藤みかのあたらしいのがお好き」連載中(週1木曜くらい)https://kokuhaku.love/articles/columns/42・「comicタント」(ぶんか社)にて私原作のコミック「あなたに抱かれたいだけなのに」分冊版も配信中内藤みか原作コミック・あなたに抱かれたいだけなのに【第1話】・noteで「スマートスピーカー」や「電子書籍」についてなどの経験談書いてますhttps://note.com/micanaitoh<紙媒体>不定期掲載・新潮社「週刊新潮」の「黒い報告書」という実際にあった事件を基にした小説を書いています<Kindleで作品配信中!>「社会人しながら、大学の通信制を卒業した私の中に起きたいろいろな良い変化たち。」無料も読み放題も!使いこなせる電子書籍生活好評配信中♪原作&脚本舞台「男おいらん」https://twitter.com/otoko_oiran/ライティングお手伝いしたDさんのインスタ本、好評発売中です!amazonのモバイル部門で1位僕のインスタが200万フォロワーになった理由 〜Instagramで人生が変わる〜 [ D ]内藤みかtwitter http://twitter.com/micanaitoh内藤みかfacebook(個人ページ) https://www.facebook.com/micanaitoh内藤みかfacebook(お仕事近況ページ) https://www.facebook.com/micanaitohfan内藤みかinstagramhttp://instagram.com/micanaitoh_tokyo_writer/内藤みかnotehttp://instagram.com/micanaitoh※取材等のお問い合わせフォームはこちらです。