瓦礫の中から生存者を捜し出す
訓練された犬たちのことを災害救助犬と言います。
よく知られている警察犬のように
捜索者のニオイを嗅がせて
「このニオイを捜せ!」 という捜索方法ではなく
人間が発する臭気を主に空気中から嗅ぎ当てて
不特定多数の行方不明者を捜し出します。
生存者を捜し出す・・・と書きましたが
もちろん非生存者(遺体)も捜し出します。
非生存者の発見が多く、生存者が全く見つからない時
災害救助犬は食欲がどんどん落ちて
すっかり自信をなくしてしまうこともあるそうです。
あまりにも悲惨な時には
ハンドラー以外の誰かが瓦礫の下に隠れて
犬たちに生存者として発見させ
自信を取り戻させたりもするそうです。
今回の東日本大震災にも
多くの災害救助犬たちが
「生存者を捜すぞ!!」 と
意気揚々と現地に乗り込んでくれています。
目を輝かせ、尻尾をブンブンと振り、
「ここにいる! ここにいるよ!」 とワンワン吠え
1人でも多くの生存者を捜し出してくれる事を
心から願ってやみません。。。
地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りしますとともに
被災地域の1日も早い復旧・復興を心よりお祈りします。