犬と猫と人間と
ブログ友達の ピノ様 が以前紹介して下さっていたドキュメンタリー映画 「犬と猫と人間と」 をやっと、観に行って来ました。ある程度覚悟はしていましたが、始まって5分たった頃には、もう涙が・・・ホント最近涙もろくって・・・実は予告の時点で、もう涙をこらえていました。でも、犬が好きな人も、猫が好きな人も、動物が大好きな人も、「辛い映画だから観たくないな・・・」 って、思わないで欲しいです。悲しいだけのお話ではありません。命の重さをじっくり・・・じっくりと・・・考えていく映画です。これからの、日本の未来のお話です。映画は今まで何度も観に行きましたが、エンドロールが流れ終わり、劇場の照明が明るくなるまで、誰も席を立たなかった映画は初めてでした。きっとみんな、その胸に、死に逝く命の重さをそして今を生きている命の重さをどっしりと受け止めてなかなか動けなかったんじゃないかな・・・そんな気がしました。。。そして、たまたま・・・というか、偶然にも昨日の夜、日テレの「NEWS ZERO」で、熊本市の動物保護センターが犬猫の殺処分ゼロを目指しているというある取り組みについての密着取材をしていました。熊本市では、この取り組みを7年前から行い今は限りなくゼロに近い頭数に減らすことに 何と、成功しているそうです!! これは、すごいことです!また、やむを得ず行われる数頭の処分についても殺処分という、ガスでもがき苦しみながら死んでいくのではなく人の手で注射を使って、「安楽死」させることができています。その取り組み方法ですが、まず、無責任に犬猫を連れてくる人たちをとにかく説得し、安易に引き取ることをしない。決して突き放すわけではなく、どうしても飼えない犬猫の譲渡会を開いたり新聞の広告欄で飼い主を探す方法などを丁寧に説明してあげるそうです。そして新しく決まった飼い主にも、同じ不幸が起こらないようにガス室で死んでいく犬猫のビデオを見せるそうです。また、飼い方に問題のある飼い主に対しては、職員が自宅まで直接行って、「飼っている動物の責任はすべて自分にあること」「終生、飼わなくてはならないこと」などを根気よく説明し、適切な指導を行っているそうです。これは、本当に素晴しいことです!私は、犬猫の殺処分頭数を初めて聞いた時、「日本に未来はないな・・・」 と思いました。殺処分を失くす事なんて、夢のまた夢・・・いっそ英国にでも移住しようか・・・とさえ思いました。でも、その当時から比べれば、確実に殺処分頭数は減ってきています。まだまだ31万頭という、恐ろしい頭数ではありますが、それでも、確実に減ってきています。そして、あの怖い怖い殺処分機を使わずに済んでいる自治体が現実に、日本に存在しているのです!! 未来を信じてみたくなりませんか・・・