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レティ家の ひとびと

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2010.10.15
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カテゴリ:旅行
二日目は、 ばっちり 晴れたぜ~!  ( 天は 我を 見離さず...)


熊野古道を 歩くにあたって

例によって事前に ガイドツアーの検索を していたのですが

熊野古道においては そもそも

「 ガイド 」 ではなく、 「 語り部 」 と 呼ぶんですね~


そんなわけで 今回は 

熊野本宮語り部の会が 毎週日曜日に 催行している、

一人千円、予約不要の こちらのツアー に 参加しました。


この日の 参加者は

いずれも 30代と思われる 女性のグループ 2人組 と 3人組

それに、私たち夫婦の 合計7人。


語り部さんも 女性の方で....


というわけで 男性は 旦那ひとり。

( 若干 いや~な予感が... )




発心門王子から 熊野本宮大社までの 6.9 km を

( 熊野古道の中では 平坦な道が続く 初心者向けのコースです )

ゆっくり 4時間ほどかけて 歩こうという このツアー


こんな中を 歩いていきます。

熊野古道 082.jpg



30代とおぼしき 女性たち。

今後の人生について、 ちょうど いろいろと 考える年齢なのでしょうね~

心が浄化されるとか、 願い事が叶うとか、 お告げがあるとか ....

そんな パワースポットや、 スピリチュアルな空間に

「 行ってみよう 」 と ふと思う お年頃 なんでしょう



突っ走ってきた 20代が 終わり

30歳になって ふと立ち止まって 迷ったり 不安になったりして

人間の力を越えたものに すがりたくなるのかも....


と、 おばさん的に 勝手に考えてみた 女性たちの心の揺れ~^^


そんな参加者が大半をしめた 今回のツアーでは

歴史的なお話も もちろんありましたが、

熊野古道の心への語りかけ みたいな側面に 重きがおかれた感があり....


「 医者である前に 科学者である 」 と 豪語する、

理論的に解明されていないものを いっさい信じない うちの旦那。


「からだ」だとか、 「こころ」だとか、 

セラピー的な要素を 多分に含んだ 語り部さんの お話に


「 そんなことはない!」

「 それは違う!」

「 科学的に証明されていない!」 と

きっと何度も 口に出そうになったに ちがいない。


最後まで 殿さま部分を 封印して、 「 外面良夫 」 部分で 対応できていた 旦那。

静かに 語り部さんのお話を 最後まで 聞けていました  ( よしよし、いい子だぁ^^)


とはいえ、 旦那を 熟知している私としては

たとえ 口には出さなくても....

旦那が 今、「 こう思っているにちがいない 」 と わかっちゃって

なんだか 楽しめないのよね~  ザンネン




ちょうど ツアーの中間のあたりの林には、 丸太のベッドが 作られており


「 丸太に横たわり 15分ほど 休憩しましょう!

  空を見上げ、風を感じ、 木漏れ日を浴び、 心を清めましょう!」

と 語り部さんが 言いだした時には


「 ゲゲ 旦那 どうする 」 と 思ったよ~


私は こういうの嫌いではないので

旦那がどうするかなんて、無視して さっさと 横たわったけどね

熊野古道 081.jpg


見上げた空は こんな感じ

熊野古道 083.jpg


静かで、 空気が澄んでいて、 鳥のさえずりが聞こえて、 

木々の間から さし込む日射しが 温かくて....


癒されたぁ



15分で 終了して 起き上がってみたら

ちょっと 離れた 道の端っこで

旦那が 所在なさげに 座ってた (笑)


近くに行ったら

「 こういうのは 勘弁してほしいなぁ 」 って つぶやいてた (笑)




熊野本宮についた 女性たちは

「 縁が切れない 」 という 云われのある葉っぱを ちぎって、大切そうに 財布の中にしまい

ピンクリボンキャンペーンのプレゼントの列に 並び

そのあと、 お参りの列に並び

そのあと、 お守りを 買い、 おみくじを ひき....



その間 ただ ボーっと待つことになった

現実主義者の 旦那と私 なのであーる。




古道の途中の見晴台から見えた 大斎原の鳥居。

熊野古道 086.jpg





実際には 見上げるのも きつい 高さ40m あまり。

熊野古道 087.jpg


沿道に おみやげ屋さんが立ち並ぶのを 阻止するために

地元のみなさんが まわりにお米を植えているんですって~


どこの世界遺産においても、

すっかり 観光地化され、 おみやげ屋さんが ずらっと並ぶ光景を 目にしてきた私は


この地を守っていこうという 地元の方々の 土地への愛情に

胸が 熱くなりました。



10時出発、 14時解散の予定でしたが

語り部の松本さん


熊野古道 085.jpg


「 もしよかったら、熊野大社から 大斎原も ご案内しますよ~ 」 と 太っ腹。

結局 解散したのは 16時。


6時間、 1万7000歩 歩きました^^


語り部の松本さんは、 伏拝王子の隣が自宅という 地元も地元、 

熊野古道 ど真ん中の方。

なんたって ご自宅が、 

NHKの連続テレビ小説「ほんまもん」の主人公の生家として 使われていたんだそうですから


その時の話も いっぱい 聞かせてくださり、 お宅の敷地内も 案内してくださり


「 つらいこと、悲しいこと、行き詰まることがあったら、またここへ来てくださいね 」 って

語りかけてくださいました。

温かいお人柄と、地元を愛する気持ちが とても伝わってきましたよ~


参加した30代女性のひとり しみじみと

「 また明日から、仕事がんばろう 」 って 言ってたよ。  ガンバレ




この日の宿泊先である 温泉宿

ツアー客もはいる 大きなホテルだったので

食堂で 子供が走り回る 状況。


旦那、終始 イライラ



殿さまとしては

いろいろと 我慢の連続だったと 思われる 今回の旅でしたが


最後に しみじみと

「 いいところだね またぜひ 来たいね 」 と おっしゃってくださったので


シモジモの者のひとりとして 心より 安堵いたした次第で ございます。








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最終更新日  2010.10.15 17:05:09
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