レティ家の ひとびと

２歳になった頃から

カメラに興味を持ち始めた ナオちゃん。


私が ナオちゃんに カメラを向けると

ダダダダッ．．．．と 近寄ってきては

私から カメラを 取りあげ


画面だろうが、レンズだろうが　

ところかまわず ベタベタと 触りまくったかと思えば


２才児の小さな手には ただでさえ 重いと思われる デジカメなのに

シャッターを押そうとして 指に 思いきり力をいれるので

結果、　力をいれすぎて 落下させるに至り


それまで 目を細めて孫を見ていた ばば馬鹿レティチアも

さすがにあわてて　デジカメ を拾い

有無を言わさず 回収するという．．．．

そんな工程を 何度か 繰り返すうちに


かわいそうに 私のコンパクトデジカメは

ズズズッとせり出す ズーム部分が　微妙にわん曲していって

いつしかあたかも　「 ピサの斜塔 」 のごとく なっていったのであった (T_T)


時々 ひっかかって ズームエラーは 出るものの

その都度　「 ピサの斜塔 」 の傾きを　手で直せば

撮影に支障はなく


折しも

カメラに 興味津々だった ナオちゃんに

「 アンパンマンデジカメ 」 を 買ってあげようかと 考えていたところでもあり


かくして私の 初代デジカメは

ナオちゃん専用デジカメと なったのであった。



「 ハイ、ポーズ　カシャ！ 」 と 言いながら　シャッターを押す ナオちゃん。

( シャッター音の 「 カシャ 」も 自分で言う＾＾ )




いちおう　彼女なりに．．．．

ダッフィーちゃんだったり、 お花だったり、ジイジだったり

撮りたい被写体を 見つけては 撮っているようで

時々　ハッとするほど　いい写真が 撮れていたりするから ビックリする＾＾



孫の写真に、　旅行の写真に

私にとって　デジカメは 必須アイテムであって

( 東京下町特派員として、　スカイツリーを撮影し続けるという使命もあり...??)


そんなわけで躊躇なく　さっそく ２代目デジカメを 購入したのが　３ヶ月ほど前のこと。


新しいデジカメの操作にも だいぶ慣れてきた 先日。

この日は ママが残業のため　保育園にお迎えに行き

そのまま ナオちゃんを 預かっていた。


私が 夕飯のしたくを始めると　かならず

「 ナオちゃんも てちゅだうよ 」 と言って 手伝いにきてくれる ナオちゃん


お気に入りのミニーちゃんのエプロンをして

彼女なりに 料理の手伝いをしてくれる。

( 実際には　ほぼ 水遊び....)




おたまやボウルを 使って　

はじめのうちは 真剣な表情で　お料理のまねっこをしていた ナオちゃんに


やがて徐々に、　水を見ると興奮する 幼児の特性が 発現！






にわかに笑いだし　あやしいテンションになったと思ったら

ボウルに 半分ほどたまっていた 水を

いきなり 撮影中の私に向かって

かけてきた！


結構な量の水は

それはまあみごとに ザブンと カメラにかかり


憐れ　私のデジカメは

レンズの中に チャプチャプと 水がたまった状態となったのであった(T_T)


ほどなく帰ってきた 旦那に、　カメラを見せて　

ことの顛末を 語ると


「 はずれるんじゃないか？ 」 と　言いながら

「 どれ、　見せてみぃ 」 と　カメラを 受け取り


うちひしがれていたレティチアに 一瞬　希望の光を もたらしたのであったが


その場でさっそく、　レンズの先端をはずした 旦那は

「 あ、ダメだ　 もうひとつ 内側だ　はずれないワ 」 って．．．．(T_T)


結局．．．．

たまった水を 拭き取ることも できないどころか

はずした先端部分に 装備されていた

レンズを守るバリアシャッター部分が　閉じなくなるという．．．．

より 悪い状態となって　

旦那から 返却された ２代目デジカメであった。(T_T)



その後．．．．

携帯を何度も濡らしては 復活させているという 次男のアドバイスで

「 乾燥剤をいれたビニール袋にいれて密封し しばらく放置 」　したものの


水滴 ( というより 水に含まれていた成分のような白いもの ) が

よりによって　レンズのド真ん中に　こびりついているという現状で


撮影した写真は すべて　真ん中あたりが 「 何かぼんやり～ 」 という

残念な結果に なったのであーる(T_T)


こうして ナオちゃん専用のおもちゃカメラが

ごく短期間に ２台になったという．．．．

そんなお話で ございましたとさ (T_T)



↓　水をかけられた瞬間に 撮影したと思われる 短命だった ２代目デジカメに残された 最後の写真 (T_T)