レティ家の ひとびと

２月に、大学時代の友人の招待による ゴルフ＆ふぐツアーで 大分に行った旦那が

「 えっちゃんにもぜひ、あのふぐを食べさせたい 」 と

えらく感動して 帰ってきましてね～


行動力のある旦那は

すぐに飛行機のチケットを 取り、

お店も 予約してくれたので

( 予約する時の電話で、｢ 女房にもぜひ食べさせたくて...｣ と 話したらしい。)

そんなわけで先月、急遽 大分に 行ってまいりました。

( イベント的部分でいくらがんばっても、それ以外の日常部分が残念すぎるため、女房に「生まれ変わったら結婚したくない」と思われていることを つゆ知らない旦那です。 )


わざわざ 大分まで行って

旦那を そこまで感動させた ふぐを食べたのは

料理の写真は 撮ってもいいけど、店の名前を出して投稿するのはＮＧという

別府市内の 路地裏にある 小さなお寿司やさん。


ふぐのお造り



なんと これで 二人前！


これだけでも食べきれないのに

ふぐの白子焼きや、　唐揚げや、 もちろん ふぐちりも 次々 出てきて

「 もう食べられない 」　「 胃がもう一個ほしい 」 となっていたにもかかわらず

シメの雑炊は 完食して．．．．　


デザートだけでなく、「 雑炊も 別腹なんだなぁ 」 と

身をもって知ることとなった レティチアでありました。



お店に滞在すること、３時間あまり。

ときどき発する 「 おいしーい！ 」「 すごーい！ 」「 お腹いっぱーい！ 」　以外に

これという会話のない 我ら夫婦は

ふぐを食しながら

正面にあるテレビで やっていた 『 関ジャニの仕分け 』 を

ずっと 見ていました。


我が家の殿さま旦那は　昔から．．．．

バラエティー番組を、ひとくくりに

「 くだらない 」 と 一蹴している お方であるため


我が家のテレビで バラエティー番組が 選択されることは 皆無に近く

『 関ジャニの仕分け 』 とやらも 初めて見ましたわ～


ざっくり言うと

カラオケで どっちが高得点を出すかを競う という 内容の番組で

暇つぶしにはもってこいで、それなりに 楽しめました。


バラエティー嫌いのはずの旦那も、

「 宝塚の人の声量は さすがに すごいなぁ 」 などと 素直に 感心しつつ

ずっと 見ていましたよ～



そんなことがあっての

某日 土曜の夜の 我が家．．．．


NHKの７時のニュースを 見たあと

いつものように 「 見るものがない 」 となり　

( 「だったら消せばいいのに」と 毎度思うのですが、見る見ないにかかわらず とりあえずテレビをつけておくのがすっかり習慣化してしまっている テレビ創世記時代生まれの旦那です。)


いつもだとこの時点で

旦那が録画した旅番組やドキュメンタリー番組などが 再生されたり

プロ野球が開幕すると 野球中継にチャンネルが合わされたりすることになるので

( もはや 自分が選局するのが当たり前すぎて、チャンネル権を独占しているという意識さえなくなっている旦那です。)


テレビを見ることなく、夕刊を 読み始めた私は

ちょうどあの　『 関ジャニの仕分けSP 』 が ナウやっているのを 発見！


旦那に

「 この前、ふぐを食べたときに見た あのカラオケ対決の番組が やってるよ～」 と 声をかけたら

意外にも　旦那が

「 おー　見よう、見よう 」 と 言ってきたのでありますよ～


バカにしていたバラエティーですが、

実際に見てみたら、結構 おもしろいと思ったのかもしれませんね～



さてさて 始まりました！　 恒例のカラオケ対決！

すっかり見あきた旅番組や　興味のない野球より ずっと良いわ～

と思って 見ていたのですが


ところが どっこい！

前回は お寿司やさんのカウンターというシチュエーションだったので

最後まで 静かに見ていた 旦那が


「 また 音程はずした 」 とか 「 そういう歌い方じゃ 点は出ないよ 」 とか

いちいち 口出しを始めたのです。


旦那が 「超」のつくほどの音痴 であることを 誰よりもよーく知っている私は

旦那が 「 音程はずした 」 と 言うたびに

「 あんたには いっさい 言う資格なし 」 と 思わずにはいられず

どんどんたまっていく フラストレーション(T_T)


追い打ちをかけるように

「 このカラオケマシンで 高得点を出すには．．．． 」 と

例によって にわかプロと化した旦那が

独自の分析結果をもとに、

長々と カラオケマシンの解説を始めるに 至りまして．．．．


うーーーーーんざりして

ちーーーーーっとも 番組を楽しめなくなり


途中で 席を立って

結局　いつものように後片付けを理由に

キッチンに 避難することと 相成りました (T_T)


わが安住の地である キッチンにこもりながら


今までどおり、テレビ番組は 全部 録画して

旦那のいない昼間に ひとりで見よう と

固く心に誓いなおした

そんなレティチアでございましたとさ(T_T)