試写会【ミーシャ ホロコーストと白い狼】~狼について
先日、試写会に行って来ました。『 ミーシャ ホロコーストと白い狼 』と云う映画です。↑これなんですが・・・・。粗筋はですネ、上の画像をご覧になって頂ければお判りかと思うです。私は、昔から『 狼 』が好きで、その狼が出ているのなら見るっきゃない!と思って試写会の招待状 応募に申し込みました。 随分昔ですが、『ダンス・ウイズ・ウルヴス』と云う映画がありましたよね。 あの映画のお陰でネイティヴ・アメリカンの人々をもっと知りたいと思う様にもなりましたが・・・・。で、感想は・・・・。 凄まじいおハナシ!です (なかにはホッと心温まるエピソードもありましたが )。 『 両親がそこに居る 』と教えられた東を目指して、雪原を、深い森を、 ひたすら独りで歩く少女、ミーシャ。 「お腹空いた~~!」との叫びを何度聞いた事か。普通の8才の女の子だったら、 とてもあんな旅は出来ません~~。 そして、狼。 ママリタとパパイタの群れと行動を共にするのですが、 この白い狼、ママリタの芸達者なのには驚きました。CG合成ぢゃないと思うです。ウサギのナマの内臓にかぶりついて血だらけになったミーシャの顔を ぺろぺろと舐めたり、眠っているミーシャのニオイを嗅いでいるパパイタを 「 何すんの!この子にちょっかい出したら許さないよ!」 みたいな剣幕で追い払ったり。私が狼好き人間になったのは、平井和正先生のウルフガイシリーズを読んでです。 狼は『 赤頭巾 』でも悪者役だし、『 送り狼 』などと云う厭な言葉もありますが、 実は家族愛が強い優しい生き物なんだそうです。日本でも昔は田畑を荒らす鹿とか猪とかを退治してくれる益獣でしたよね。だからこそ、 敬愛の念と親しみをもって、『 大神 』と云う字を当てていたものでした。 それが、西洋文明の流入と共に『 害獣 』扱いされて、絶滅してしまいました。その結果が、現在あちこちで鹿の食害などが頻発する様になったんでしょうがっっ(怒)。 何でも日本国内に外国から狼を連れて来て放つ、と云う方法をとっては どうか、みたいな意見があるらしいですが、どうなんでしょう。 かなりの数の狼をつれて来ないと、近親交配が怖いのでは--と思うです。 それに、もし万が一、人里に下りて来たりしたら、ヤバいですよな~~。★試写会の難点は、プログラムを買えない事ですにゃ ママリタとパパイタが猟師に撃ち殺されて引きずられて行く場面があったんですが、 あれは本物?!と心配になりましてね~~。エンドロールには『 この映画に出た動物はきちんと訓練されています。出演者及び動物には 一切危害は加えられていません 』みたいな文章が見当たらなかったんだわ~~。本日、Amazonで原作を注文したです。中古本ですが。あの『 地獄の東行き3,000マイル 』の間、 一体ミーシャはどれ位食事を食べる事が出来たのだろーか、等気になりますので。 【作りごと】と言えば、それまでですけどね~~! 余談ですが、試写会専門の人、結構いるんですね~。 開場前に後ろに並んでいたご婦人2人連れの会話や、終了後の喫煙場所に居た方たちの会話を 聞くともなく聞いていて、そんな印象を持ちました。