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One Sweet Dream Will Come True

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2004/09/01
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カテゴリ:映画







今日は雨でした。



またビデオを借りました。



「四月物語」


四月物語(DVD)

四月物語(DVD)



東京でひとり暮らしを


始めた女子学生の、ある"動機"と小さな冒険の日々




[STAFF]
脚本・監督:岩井俊二/撮影:篠田昇
照明:中村裕樹/美術:都築雄二



[CAST]
松たか子・田辺誠一・加藤和彦・藤井かほり 他



製作・配給:ロックウェルアイズ
1998年/日本/カラー/シネスコ
上映時間67分


です。






岩井俊二さんの作品はやはり観終わった後、心が癒されますね。



はじめのシーンは、北海道から、東京の「武蔵野」の大学に通う事になった主人公である、


「松たかこ」さんが、演ずる「楡野卯月」(にれのうづき)が、


家族(実際に、松本幸四郎一家が登場します(笑))


と別れる、雪の降る駅からのシーンから始まります。




そして、次のシーンは、



これでもか!というくらいの、


「桜」

舞い散る


「桜吹雪」

の場面へ!



とってもいいです!



季節と、その場面の匂いを感じられるようなシーンは、


異なる季節に見ると、なんか得した気分になれますもんね。



新しい人生の出発をちょっと不安な気持ちで


ひとりから始めていく主人公の気持ちが 表情から良く伝わってきて、



こちらも応援していく気持ちになりますし、



自分の人生を振り返ってみて、


そんな時もあったな、、という懐かしい気持ちにさせてもらえます。




物語は、何故、北海道から、東京のこの「武蔵野」の大学を主人公が選んだのか?


という事を中心に展開していきます。



ピアノの、、時には切なく、、時には あたたかい音楽を背景に、



ふわっと主人公をつつむ


「岩井俊二」さんの独特の映像マジックというものに


今回も感心します。





こんな風に、「女優」さんを撮ってあげる事が出来たら,


どんなに幸せだろうか、、と思ってしまいました。




とっても「松たかこ」さんの表情が良いんですよね、自然で。



憧れの先輩役に「田辺誠一」さんが出演しておりますが、


カッコイイなー、、と素直に思ってしまいました。






~映画の中のもう一つの映画 ~





この映画の中で、卯月が映画を見るシーンがあるんですよね。




もちろん、映画館は武蔵野館。



その映画のタイトルは、「生きていた信長」




ほんのちょっとのシーンなんですけど、、



明智光秀役カールスモーキー石井(米米クラブ)、織田信長役江口洋介です。



本能寺の変で暗殺したはずの信長は、


実は徳川家康で、信長が家康になりかわって天下を統一するという,


かなり強引な話なんですけど、



カールスモーキ石井の演技が笑えますよ。




「アクリ」という、カールスモーキー映画の繋がりなのかも知れませんが、



監督もしてしまうカールスモーキー石井と、




ドラマの主役クラスの江口洋介をこんなちょい役で出演させちゃうキャストの贅沢さは、



岩井俊二監督の、凄い人脈を感じさせますね。





この他、1回だけしか出て来ない豪華キャストも多数出演してますので、発見してくださいね。





最後の方の、雨にうたれながらの主人公のシーンには、やはり感動します。




そして、この映画の最後の台詞。




やはり良いですよ!岩井俊二作品は!


四月物語(DVD)



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Last updated  2004/09/03 12:26:28 PM


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