ベネチア国際映画祭で,
宮崎駿監督の次回映画の『ハウルの動く城』の
プレス試写が行われたのだそうです。
[内容]
弱虫魔女使い「ハウル」と、
性格の悪い魔女に90歳の老婆にさせられた「ソフィー」の
戦火の中で展開するラブストーリー。
日本国内でもまだ公開されておらず、
世界で初めての披露となるのだそうです。
そのため、現地でも注目度は高く、
約1100席の会場「パラガリレオ」には各国の報道、
映画関係者約1300人が詰めかけて
超満員となったのだそうです。
定刻になると「早く始めて」と言わんばかりに
口笛と拍手で催促の合図が飛び出し、
映画の冒頭でジブリのタイトルが映し出されただけで
拍手が鳴り響いたのですって。
上映中の観客は迫力満点のシーンに圧倒される一方、
可愛らしい火の悪魔カルシファーが話すシーンなど
いたるところで笑いも起き、
映画が終わると「ブラボー」の声が飛び交い、
観客は総立ち、
「約5分間にわたってスタンディングオベーションが続いた」
と報じられています。
記者会見で、鈴木プロデューサーは
「初めて高齢者のためのアニメに挑戦しました。
喜んでもらえるかどうか大きな期待を持っています」という
宮崎監督からのメッセージを代読。
作品の上映については、
「世界の人が宮崎駿に注目してくれていると実感した。
欧州を舞台にした日本の映画が理解されるのかどうか
心配だったが、それも吹き飛んだ」と感想を述べました。
「金獅子賞を狙いにきたのか?」という意地悪な質問も飛び、
これには「皆さんがどう評価されるのか、謙虚に受け止めたい」とかわしましたが、
フランスやロンドンのジャーナリストは
「グレート!ハイストーリー!!」
と興奮ぎみで、
コンペ部門での正式上映を前に早くも称賛の声が上がっていたといいます。
フィルムの管理は念入りであったとされて、
万一の盗難や内容についての情報漏れを防ぐため、
郵送ではなく日本からスタッフが直接持参して運び込んだといいます。
もちろん、会場では映像流出を防ぐために
全員に入念なカメラチェックが行われたらしいです。
これは、「千尋」がベルリン映画祭の上映中に盗撮され、
すぐに海賊版DVDが出回ったという経緯があったため、
今回は特に念入りにチェックされることとなったのだそうです。
今回のこの宮崎映画は、
「老い」や「平和の尊さ」などをテーマにしているのだそうです。
報道陣の感想によると、
「119分間息つく間がなく、
見終わった後には体力を消耗してしまった。
メッセージは普遍的でもあり哲学的でもあり、
見る者をリピーターにする魅力が充分にある」
と言っています。
キムタクが主人公のハウルの声を担当することになったのも楽しみですね。
ハウル役は宮崎監督自身を投影したキャラクターのため、
声を誰が担当するかが大きなテーマであったそうですが、
キムタク自身が役を買って出てくれたことで決定したのですって。
キムタクの声は宮崎監督も「かなり満足している」と報道されています。
三輪明宏さんも今回魔女役で声を担当しており、
大変に楽しみですね。
そういえば「となりのトトロ」のお父さん役が
「糸井重里」さんだったり、
前回の「千と千尋」でも
たくさんのタレントさんがいろいろな役を担当してましたね。
しかし残念なのは、、
今回も、、「原作」が「宮崎駿」さんではない、、というところなんですよ。
個人的には、
「ラピュタ」や「ナウシカ」、「トトロ」のような
「宮崎駿」完全「オリジナル」映画を期待してます。
でもでも、、「ハウルの動く城」、、公開が楽しみですね。
「ベネチア国際映画祭」で、「金獅子賞」が獲れるかどうかも注目です☆
最後まで読んでくださった皆様ありがとうございます☆
素敵なことがたくさんありますように☆
●オリジナルサウンドトラック “ハウルの動く城”<初回限定仕様>CD(2004/11/19)