夏の電力不足を懸念して、うちの会社でもいろいろ節電を試みています。最近暑くなってきましたが、エアコンは入れずに窓を全開にして対応しています（放射能物質のことは考えずに（；^ω^））。それでも蒸し暑い感じなので、さすがに夏にエアコン無しは無理かな・・・。


また、基本的には定時に全員帰るようにしており、今日は朝から蛍光灯の灯りを消して対応できるか試しています。うちの会社は３面窓なので、それほど暗くは感じませんが、ちょっと目には悪いかもしれませんね。


自動車関連の会社は週で一番使用電力が上がる木曜、金曜を休みにして、土曜、日曜に仕事をシフトするそうです。関連会社含めてですから、かなり電力使用の集中化を防げるかと思います。皆さんのところでは、節電始めていますか？


昨日はテンション落ちまくりで、嫌な感じの日記になってしまいましたが、あれが私の本音です。政府が発表している内容より、間違いなく放射能汚染は進んでいます。やはり原発から３０ｋｍ圏内に国会でも置かないと、彼らは動いてくれないんでしょうね。


現に国民に隠し続けられた｢緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム（ＳＰＥＥＤＩ）｣情報の予測図が首相官邸に届けられ、首相は視察のためSPEEDIを利用し､放射性物質が海側に飛ぶことを確認したうえで原発に行ったようです。つまり、菅首相は「自分のためにはＳＰＥＥＤＩを使い、住民の避難には一切使おうとしなかった」ことになります。ふざけるな・・・ですよね。


さらに、福島県でも福島第１原発１号機で水素爆発のあった翌日の３月１３日に入手したにもかかわらず、内容を公表しなかったことが分かりました。福島県は「試算図は放出量の最小単位を毎時１ベクレルとして推定し、現実とかけ離れていた。既に過去のデータとなっていて信頼性に欠けると判断した」と説明していますが、「１００％信頼できないにせよ、避難者の命を守る観点からデータを活用しなかったのは残念」と県の対応を批判する指摘がありました。


結局、ＳＰＥＥＤＩの情報については、原子力安全委員会が３月２３日に初めて公開しました。しかし、日本ではヨウ素・セシウム以外の放射性物質の検出データや予測値がほとんど公表されていません。米国（グアム・ハワイ・カリフォルニアなど）ではすでにプルトニウム・ウランやテルル・ストロンチウム・コバルトなどが検出されています。


1991年から2011年2月までの20年間の平均濃度に比べて、3月11日以降、カリフォルニアではプルトニウム239が18倍に、アラスカではウラン238が17倍に、ハワイではウラン234が30倍・ウラン238が50倍に増大し、グアムではプルトニウム239とウラン234・235・238が観測史上初めて検出されました。


半減期は、プルトニウム239が2.4万年、ウラン234は24万年、ウラン235は7億年、ウラン238は44.7億年であり、いずれも気が遠くなるほどの時間放射能を出し続けます。


となると、気になるのは日本の大気中のプルトニウム・ウランの濃度がどのくらいになっているかです。残念ながら東電・日本政府・マスコミ・御用学者らが反原発世論を押さえ込むためか公表されていません。


専門家の話によると、グアムの測定値より、東京で１００倍、茨城では１００００倍ほどの濃度になるのではと言われています。プルトニウムやウランはヨウ素やセシウムよりもはるかに人体に与える影響は大きいですが、それらが出すアルファ線は短い距離しか飛ばないため放射線量モニタリングでは計測できないそうです。情報が無い中、身の回りにたくさん降っていることに気づかず体内に取り込み続けるしかないのでしょうか・・・。


政府は全国で地表堆積量も調べてもいません。人々の命にかかわる重大な情報なのに、国の対応はあまりにひどいと思います。調査しているのであれば、政府はすべてのデータと予測値を無条件で公開してほしいです。


ちなみに福島第一原発から3月中に放出された放射性物質からの被曝が原因でガンを発症する人の数は、原発200km圏内で今後10年間に224000人になるという予測がされています（トンデルモデル）。また、今後50年間で200km圏内で42万人が被曝発ガンの犠牲になるとの予測になりました（ECRRリスクモデル）。いずれも3月中に放出された放射性物質の量についてはIAEAが報告した情報を使っているとのことです。津波の犠牲者より、はるかに多い人が犠牲になるのですね・・・。


先日、宮城県南の牧草から基準値の5倍以上のセシウムが検出されたことについて、畜産農家は「宮城県の対応遅すぎる」「農家は悪くない。宮城県は東電の味方か？」「他県と比べて宮城は著しく調査に消極的。風評被害を恐れて被害を拡大させている」と激怒しているそうです。確かにしっかり検査を行わないと、逆に風評被害になることを分かっていないのでしょうか。宮城県内の皆さんも私と同じ考えのようです。


昨日深夜に再放送された「ネットワークでつくる放射能汚染地図～福島原発事故から２か月～」を見忘れた方は、5月28日（土）にＮＨＫ教育テレビで午後3時からまた再放送されますので、ぜひご覧下さい。今の放射能汚染の現状が理解できますよ。



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