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テーマ:今日のこと★☆(105961)
カテゴリ:原発事故・放射能関連
東京電力福島第1原発事故のため自主避難した人たちの間で、賠償への「線引き」に困惑が広がっています。文部科学省の原子力損害賠償紛争審査会が先月、事故後1カ月程度の間に避難したケースには賠償を認める方針を固め、その後避難した人は「検討課題」と先送りにしたためです。
いくらなんでも自主避難の賠償対象が事故から1ヶ月とは、かなり乱暴な話です。そもそも1ヶ月の間に、どこの地域の汚染が深刻などという情報は国から一切出てきませんでした。 むしろ、国や東電は根拠の無い「大丈夫」と言い続けて避難しないよう住民に求めていたはずです。その「嘘」を信じて、自宅で放射能と戦ってきた人達を国が賠償対象外にしたら、それこそ詐欺です。 当初から自主避難は賠償範囲ということを言ってくれていれば話は別ですが、それだってずいぶん経ってから公表してます。汚染範囲の全貌が明確になってきたのは最近のことですよね。 国もその経緯を知ってるくせに、よくこんなことが言えますね。これでは最初に逃げたもの勝ちですよね。呆れて開いた口がふさがりません・・・。 今現在も含めて、自主避難の賠償には線引きしないことを求めます。 長野県松本市の認定NPO法人「日本チェルノブイリ連帯基金」と信州大病院が福島県内の子供130人を対象に実施した健康調査で、甲状腺ホルモンが基準値を下回るなど10人の甲状腺機能に変化がみられたことが4日、同NPOへの取材で分かりました。 通常がどうなのか分かりませんが、約1割近くの子供が何かしらの変化を起こしているのですから、原発事故の影響と考えた方が良いかもしれません。もし、事故との関連性が明確になれば、「ただちに健康に被害はない」と言ってすぐに避難させなかった政府の責任です。 原発事故で放出された放射性物質のうち、放射性ヨウ素は、甲状腺が甲状腺ホルモンを合成する際にヨウ素を使うため、人体に取り込まれると甲状腺に蓄積、甲状腺がんや機能低下症を引き起こします。 旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の被災地では事故から数年後に小児甲状腺がんが急増しており、同様の事態を懸念しています。生き残っている人も、「チェルノブイリ・ネックレス」と言って、甲状腺癌の摘出手術跡を、若い女性も含めて、みな持っているそうです。しかも、今でも薬を服用することを強いられています。 政府には甲状腺癌が発症する前に、放射能汚染の健康被害への対応を明確にしてもらいたいと思います。原発事故との因果関係を個人に求めることだけは絶対止めて下さい。水俣病は、国と県が責任を認めるまで約48年かかりましたから・・・。 国は、その経験を活かさず、また同じ過ちを繰り返そうとしているのでしょうか? コメの「予備検査」で国の暫定基準と同じキロ500ベクレルの放射性セシウムが検出された二本松市の三保市長が、鹿野農林水産大臣を訪れ、消費者の不安を取り除くためすべてのコメを1袋ずつ検査するよう要望しました。 三保市長は「出荷が可能と判断されても価格の下落は避けられない。国の責任ですべてのコメを検査する必要がある」と述べ、必要な検査機器を導入し、すべてのコメを袋単位で検査するよう求めました。さらに三保市長は、高い濃度の放射性物質が検出されたコメについては、国が買い取るよう要望しました。 確かに市長が仰るように、今後二本松市の米は売れなくなっていくことでしょう。当然、その対策は必要かと思います。でも、そんなことは地方から要望されなくても、国が真っ先に行うことです。国民の安全を考えれば、当然のことですよね。 宮城県でも、2011年産米の放射性物質検査が終了し、早々に知事がいつものように根拠の無い安全宣言を行いました。3市9地点で放射性セシウムが検出されましたが、いずれも国の基準を下回り(とは言っても最高100ベクレルはありますが・・・)、ほかは「不検出」でした。 宮城県の食品の検査は、ほとんどND(不検出)で、一見安全なように見えます。しかし、他自治体が行っている流通検査によると、宮城県産牛肉から1キロあたり430ベクレルの放射性セシウムが検出されています。 それでも暫定基準値以下ですから、流通しているのは問題無い(暫定基準値が高いのが問題ですが・・・)のですが、宮城県の牛肉の検査ではND(不検出)のオンパレードで、どうもちゃんと検査しているのかな?と思ってしまいます。 自分の住んでいるところを悪く言うのは忍びないですが、最近では新潟県の検査結果で、宮城県産のものの数値を確認するようにしています。なんだか国内でも海外のニュース記事を見て、原発事故の真相を調べるような状況におちいっています。 疑い出せばどこまで行ってもキリがありませんが、抜き打ちにせよ、現地と他県で検査結果が違うのはおかしいですよね。しかも検査対象が多い現地の方が不検出ですから、なおさらです。 こちらはネットで見つけた「ひきこもりが被災地へボランティアに行った話」ですが、なかなか感動する話です。支援する側であるボランティアの方々も、被災地で得るものがあるのだと思うだけで嬉しくなります。お時間のある方は読んでみて下さい。 すみません。クリック協力お願いしますm(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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