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テーマ:今日のこと★☆(105953)
カテゴリ:原発事故・放射能関連
横浜市港北区のマンション屋上の堆積物から放射性物質のストロンチウム90が民間の調査機関によって検出されたことを受け、横浜市は今月に入り、区内の三カ所から採取した堆積物の検査を開始しました。
これまで、ストロンチウムは検査方法が難しいことなどから、検査を実施してこなかったそうで、結果は週内にも出る見込みのようです。市担当者の「徹底的に調べることにした。高い濃度の放射性セシウムが検出されたので、ストロンチウムが検出されるのは、織り込み済み。除染などの)対応はセシウムの場合と同じになる」と説明しています。 メディアが取り上げるのも遅かったですが、やっと横浜市も重い腰を上げてくれたようですね。自治体の対応が遅いのは、今に始まったことではありませんが、市担当者の「織り込み済み。」という言葉に、とても違和感を感じました。 言葉のとらえ方もあるでしょうが、「織り込み済み」ということは、事前にストロンチウムが検出されると想定していたということですよね。分かってるんだったら、なぜその時点で検査しなかったのでしょうか?お詳しい方の話によりますと、多種の放射性物質の検査は、機器も違ったりするため、大変な作業のようです。 また、ストロンチウムには明確な基準値が存在していないのも理由のひとつのようです。検出されたら、当然、その数値は安全なのか?という話になりますからね。だからと言って調べないという結論にはならないと思いますが・・・。 福島県で、18歳以下の子供約36万人を対象にした甲状腺検査が始まったという話は書いたと思いますが、検査は対象者の年齢によって、20歳までは2年ごと、その後は5年ごととなるようです。また、検査は無料ですが受けられるのは当面、県立医大病院のみで、交通費は実費負担となることから、遠地や県外に避難している方には負担になりそうです。 今後は、10月後半以降に避難区域などの住民約20万人を対象に、通常の健診(血圧、尿検査など)に加え、白血球や血小板の検査を実施、11月以降に避難区域などの住民約20万人を対象に、調査票で精神状態、生活習慣、被災状況などを確認、11月以降に10年8月1日~11年7月31日に県内で母子健康手帳を申請した約2万人を対象に、健康状態など確認する予定です。 これだけ検査をしっかりするから大丈夫と言いたいのかもしれませんが、そもそもそんなに検査が必要なのであれば、そこに住ませてはいけないと思います。それから、「福島は」とよく県でくくりますが、宮城県南や栃木県北でも福島と同じように高線量で汚染されている場所があります。 そこに住んでいる方は基本的に放置なのでしょうか?どこぞやの大臣が、福島に限らず同じ対応が必要な場所は分かっているので随時対応するみたいなことを言っていましたが、いつになったら対応するのでしょうね。 内部被ばく防止に取り組む市民団体「繋(つな)がろう広島」では、広島県内在住の母親2人の母乳から微量の放射性物質が検出されたと発表しました。東日本大震災後に東京から避難した1人と以前から広島県内に住む1人です。測定に協力した広島大では「授乳には問題ない値」としています。 厚生労働省は、牛乳・乳製品の放射性セシウムの暫定規制値(1キログラム当たり200ベクレル)を母乳の指標としており、2人の意向で具体的数値を明らかにしていませんが、厚労省の指標は大幅に下回っているそうです。 静間教授は「以前から県内に住む1人は食材からの摂取の可能性がある」とみて継続検査する予定です。 検出値に関しては問題無いのかもしれませんが、福島第一原発から遠く離れた広島に住んでいても、食品から放射性物質を体内に取り込む可能性が高いことが分かりました。食品の暫定基準値がかなり高いのもありますが、やはり全国に汚染された食品が流通しているのは間違いないようですね。 当然、乳児を持つお母さん方は、食べ物には十分気を使っているとは思いますが、念には念を入れて、さらなる注意が必要なようです。気になる方は、NPO団体に母乳を送れば検査してくれるところがありますので、そちらをご利用下さい。 東日本大震災、福島第一原発事故と大変な時期ですが、未来を担う子供達は我々大人が力を合わせて守らなければいけませんね。 にほんブログ村 すみません。クリック協力お願いしますm(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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