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テーマ:今日のこと★☆(105931)
カテゴリ:原発事故・放射能関連
こちらのトップページにもリンクを作成しましたが、放射能から命を守る宮城県南部の会で実施しているガイガーカウンターの無料貸し出しを利用してみました。このような状況の時にこのような試みはありがたいことですね。やはり最低でも自宅の周りがどのような状況になっているか一度測ってみたいと誰もが思っていますから・・・。
お借りしたガイガーカウンターの機種は、ウクライナのECOTEST社製TERRA MKS-05です。ちょっと値段は高めですが武田教授のお勧め機種ですね。操作してみると、基本的には1つのボタンで測定が可能ですので、かなり使いやすいかもしれません。ただ、数値が安定するまで時間がかかるので、3~5分ぐらいは様子を見た方が良いです。 ガイガーカウンターを受け取った足で、宮城県で一番線量の高いとされる丸森町の隣町の角田市に行きました。車内でガイガーカウンターの電源を入れてみましたが、毎時0.15μSvぐらいでした。 しかし、外に出た瞬間、ガイガーカウンターの警告音が鳴り響きました。音でかなり慌てましたが、角田市でもこのエリアは線量が高目というのは知っていましたので想像はしていました。こちらの機種は設定を変えなければ、毎時0.3μSvを超えると警告音が鳴るようになっています。つまりウクライナでは、危険な数値と認識されています。 角田市屋内温水プール前で警告音を聞きながら測定した結果です。空中放射線量(1m)毎時0.4μSv、地表放射線量(5cm)毎時0.57μSvでした。やはり高めですね。 しかし、このような状態でも、子供たちが普通にプールに通う姿があります。私もガイガーカウンターを持っていなければ、普通の景色に見えます。本来であれば、この線量で普通に生活している姿は異常なのかもしれませんね。ウクライナでは、間違いなく避難区域です。 その後、自宅に戻り、測定開始です。こちらは福島第一原発から約80km離れた宮城県南です。早川教授の作成した通称早川マップでは、毎時0.25μSvのエリアになります。線量は、徐々に落ちてはきているそうですが、宮城県のモニタリングカーで測定し、公表している数値は事故後0.1μSvぐらいが続いており、信憑性は低いです。同じ場所を測定した方の話によると0.3μSvにはなるそうです。これも情報操作なのでしょうかね。 まずは自宅玄関前ですが、空中放射線量(1m)毎時0.17μSv、地表放射線量(5cm)毎時0.3μSvで警告音が鳴りました。 しかし数値が安定しておらず、しばらく待っていると地表放射線量(5cm)は毎時0.21μSvで落ち着きました。それでも予想はしていましたが高い数値ですね。 次に自宅屋内ですが、空中放射線量(1m)毎時0.12μSv、地表放射線量(5cm)毎時0.13μSvとかなり下がりました。この時は窓を開けていたので、夜に測り直すと、毎時0.08μSvでした。これだったらちょっと安心です。 後は気になっていた2階ベランダの排水口を計測してみましたが、毎時0.15μSvと思ったより高くありませんでした。自宅内はいろいろな場所で計測しましたが、特に高いところは見つからず、大丈夫そうです。 次に子供達がよく遊んでいる家の庭を調べてみました。 家の庭(土)の部分は、空中放射線量(1m)毎時0.20μSv、地表放射線量(5cm)毎時0.23μSv 家の庭(コンクリート)の部分は、空中放射線量(1m)毎時0.21μSv、地表放射線量(5cm)毎時0.21μSv 家の庭(草むら)の部分は、空中放射線量(1m)毎時0.18μSv、地表放射線量(5cm)毎時0.19μSv 玄関前と同じで、だいたい0.2μSvぐらいが平均のようです。車も線量が高くなる可能性が高いということで、ゴムを使っている部分を中心に調べてみましたが、特に数値が高くなるところはありませんでした。子供を乗せて走るものですので、ちょっと安心です。 次に線量が高そうな場所を探して測定してみました。 まずはコケの生えている場所ですが、0.26μSvと若干数値が上がりました。 雨水が屋根から伝って落ちそうな場所も怪しいと思い測定しましたが、やはり0.81μSvと数値が跳ね上がりました。しかし、30cmほど移動すると線量が下がったりするので、高い場所の見極めが難しそうです。 ここが一番怪しいと思っていた隣接する工場の屋根の雨水を排水するところです。自宅は地下まで管があるので線量は高くありませんでしたが、このような地面に流す昔ながらの排水口は、関東でも線量が高い場所としてニュースにもなっていますよね。 おそるおそるガイガーを近づけると・・・ カウンターが今まで以上に跳ね上がり、安定するまで時間がかかりましたが、なんと毎時3.54μSvと桁違いの数値になりました。関東で大騒ぎになるようなことが自宅近くで見つかり、一瞬パニック気味になりました。 しかし、実は同じような排水口がもう1つあります・・・。 ガイガーの数値は・・・ こちらはさらに上がり、毎時4.34μSvでした。これは尋常ではないと、一旦そこから離れ、マスク、手袋を付け、そこの土をスコップで取り除きました。当然、取り除いた土は、袋に入れてあります。 掘ったところに新たな土を入れ、再度計測すると、0.89μSvまで下がりましたが、それでも高いです。素人ではこれ以上行うのは危険と考え、もうひとつの線量の高い場所と取り除いた土の対応などを、町に相談したいと思います。それでも動いてくれないようであれば、文科省のホットスポット通報窓口に連絡してみます。 知事が安全と言い続け、丸森町の一部地区以外の県民に対して健康調査すら実施しない宮城県ですが、これが実態です。汚染されていないとか、風評被害なんて話ではありません。 もしかしたらこのような高線量の場所が見つかるのは、こちらでは日常茶飯事なことで、マスコミにすら取り上げられないと思いますが、ここにも子供達が住んでいるということを忘れないで下さい。 高線量の現実を目の当たりにして、私はガイガーカウンターの購入を決断しました。宮城県では子供達を守ることができるのは、我々親だけですから・・・。 にほんブログ村 すみません。クリック協力お願いしますm(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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