政府は昨日、福島第1原発事故の賠償費用として、東京電力に総額およそ9000億円の資金支援を行うことを認可しました。当然、このお金は我々の税金です。ろくに資産売却、リストラなどを行っていない東電に資金援助ですか？私にはさっぱり理解できません。


会社の体質は公表内容を見る限り、以前と全く変わっていませんので、このような支援される立場にあるにも関わらず、何食わぬ顔でまた社員にボーナスを普通に支給するのでしょうね。リストラなどは時間がかかるとは思いますが、賠償費用を独自で捻出する行為をまずは見せて欲しいと思います。


武田教授も東電と役人に対して、怒りをあらわにしていますね。「東電の原子力関係の重役と部長クラス以上はすべて退任、退職するべきと考えます。法律上、可能なら全員を逮捕すべきです。」と冒頭に書かれていますが、まさにその通りだと思います。当然、彼らには今回の事故の責任がありますから退職金は無しです。


「「１年１ミリ以上でも大丈夫」と言っている自治体の役人はすぐその理由を説明してください。素人が１年何ミリなら５歳の子供が１５歳で病気にならないなどと判断できるはずもありません。」という言葉も共感できます。


役所の人間は何も考えずマニュアル化されている対応を行うため、理由など必要ないのです。放射能に対する安全性の科学的な根拠など当然知りませんから「そう言われているから」「そう決まっているから」としか言えないのです。


なんか独裁国家の軍隊みたいですね。右を向けと言われれば右を向く。左を向くものなら、反逆者として吊るし上げられ終いには追いやられてしまう。それが嫌だから自分の意見を出さず、保身のために上の言うことを何もかも聞いている、ある意味異常なことかもしれません。


このような仕組みが今の日本を作り上げてしまったのかもしれませんね。


福島県南相馬市の乳幼児が放射性物質を体内に取り込む内部被ばくをしていないか、尿を検査したところ、７％の子どもから放射性セシウムが検出されました。検査を行った会社では、健康に影響が出るような内部被ばくはなかったとしています。


７％もの乳幼児の被ばくが確認された自体、大変なことですよね。しかもなぜ検査を行った会社が健康に影響が無いと判断できるのでしょうか？何か科学的な根拠があるのであれば、それを示して欲しいと思います。


まさか先ほども書いたような、何も考えず国が安全だと言っている基準内だから健康被害が無いなんて、単純な物差しで語ってはいないでしょうか？そもそも乳幼児が被ばくしてどうなったかなどという臨床実験など行っていないと思います。


これから大きくなる乳幼児に対し、被ばくの影響は現状では分からないというのが、正しい見解かと思います。分からないのであれば、リスクを避けて被ばくしないにこしたことは無いですよね。５年、１０年後がどうなるか怖いです・・・。



にほんブログ村
すみません。クリック協力お願いしますm(_ _)m